2012年1月22日日曜日

銀座、成田山

雪降る金曜日、子どもを連れて、銀座のワインレストランローゼンタールへ。
一人でお店を切り盛りする島田さんのご好意で、4時からオープンしていただいて、元会社の同僚たちと子連れ集会。


フレッシュチーズにジャムをのせたバゲットと、生ハム&いちご。
手前はレモンのジャム、奥はりんごのジャム。
いちごと生ハムって合うんだな〜、おいしかった。

車だし、子連れなので私はぶどうジュースで乾杯した。


これが好きなんだよね、山芋とチーズの揚げ春巻き!!
塩をつけて食べるんだけど、ほんとに美味。
奥で微笑むmasamiさんは5月に挙式決まって幸せムード満点☆☆

金曜の夜なのでオープン時間になったら続々とお客さんが来店。
赤ちゃん1人に就学前の子ども2人。泣いたりわめいたり、だんだんご迷惑な雰囲気・・・

8時に夫が迎えに来てくれて、子連れチームはそこでお開き。
残った女性陣は11時まで盛り上がっていたとか。

久しぶりになじみのお店で楽しい時間を過ごすことができて嬉しかった。
けど、やっぱ子どもナシで女子会やってしこたまワインを飲みたいというのが本音。ぶどうジュースじゃあ盛り上がりに欠けるんだよね・・・
それにみんなが「今度六本木で集まろう」とか話しているのに、私だけぽつねんと・・・
ま、いいか。
これまでさんざん遊んできたじゃないか。
今は息子との時間を堪能しよう。その時間のほうが短いんだもんな。


そして昨日土曜日は、家族で成田山へお参りに出かけた。

一昨年、子授けのお祈りを聞き届けてくれた成田山は、私たち夫婦にとって特別な場所になった。去年は夫の厄除のお参りと私の安産祈願をした。一年無事に過ごせたお礼をかねて、初詣。

9時に鎌倉を出発して、11時に到着。
すぐに参道で一番人気の鰻店、川豊を目指したが、すでにお客さんがいっぱいで、2階の座敷に案内された。


私は並、夫は上の大盛りを注文。
いつものように、左手で息子を抱えながら、右手で食べようとしたら、隣に座っていた初老のおじさんが、「おい、抱いといてやろうか」と手を差し伸べてくれた。
素直に甘えて、息子を手渡す私。
おじさんの向かいに座っているおばさんと交互に抱かれて、息子もご満悦。
私は両手でうな重を食べることができた。正直、申し訳ない気がして、すっごいスピードで食べたんだけど、やっぱり両手が使えるのはありがたい。



食べ終わった後、息子を受け取り、何気なく「お近くからですか?」と尋ねると、おじさんはふっと目を伏せて、
「いや、・・・・福島。」
と言った。
福島のどちらですか、と、つとめて明るく聞いてみると、南相馬だと答えるおじさん。
「南相馬ですか、友達が嫁いでるんですよ、私も一度行きました、お魚がおいしいですよね〜」
「おお、そうかそうか」
それからすぐに私たちは席を立ち、お礼を言って別れた。

福島、と答える前の、「・・・・」という溜めに、福島の人たちの気持ちが集約されているような気がして、私は、本当に、胸が詰まってしまった。
大好きなふるさとの名を口にするのを遠慮しなければならないなんて、その悲しみたるや、はかりしれない。
一日も早く福島が天然を取り戻しますようにと、心から思った。

食後は新勝寺をお参りして、佐倉にある川村記念美術館へ寄り道。
森の中にひっそりとある素敵な美術館だ。
常設にはシャガールやフジタ、ピカソなど、有名どころがずらり。
企画展は「抽象と形態:何処までも顕われないもの」。今人気の現代美術作家7人の作品が展示してあった。
たまたま時間が合ったので、ギャラリートークに参加。
ふだんは学芸員が説明して回るのだけど、この日は月に1度の来場者参加型イベントが行われた。作品の前にざぶとんを敷いて座り、じっと眺めてから、みんなで意見を出し合うというもの。
はじめは尾形光琳の屏風を見て練習して、それから現代美術でトライ。
これがおもしろかった。
大勢いれば、それぞれに目の付けどころも感じ方も違うから、発見がたくさんある。
息子も大きくて色の強い作品を見ると、なんだか反応しているようで、その様子を眺めるのがまた楽しい。
これからできるだけ、美術館に連れて行くようにしよう、と思った。

今日は日曜日。
天気はいまひとつだけど、そろそろ買い物に出かける準備をしよう。
今夜は結婚10周年のお祝いに、2002年のヴィンテージシャンパーニュを飲む予定なので〜す!!

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