2011年6月29日水曜日

さようなら、竹田ビル

昨日、9年間お世話になった銀座の事務所を引き払った。
台場に持って行く荷物は少量。残りはほとんど廃棄処分となった。

この竹田ビルは、昭和ひとけた代の貴重な建築物だ。
アールデコ風の手すりとか、ところどころがレトロでかわいくて、本当に気に入っていた。
何しろ管理会社の人たちが親切で、安心して勤めることができた。

管理会社の吉川さんを囲んで、記念撮影。
「605号室の明るさは、このビルには必要だったんですよ」と言われて、少し泣きそうになった。今まで本当にありがとうございました。


引っ越し作業が終わってから、新橋の浜んこら2号店へ打ち上げに行く。
はもの鍋は、はもの量こそ少なかったけど、出汁がおいしかった。
お母さんも相変わらずお元気そうだった。

その後一時間ほどメキシコ居酒屋に移動して飲んで(私はノンアルコールカクテルを)、解散。
もう、あのビルのあの部屋で、ランチをしながらおばさんトークに花を咲かせることもないんだなと思うと、寂しく思う。
だけど、みんなそれぞれ、いいタイミングでの旅立ちになった。

9年の間、いろんなことがあったけど、振り返ればあっという間だったな。
銀座に感謝です!!

2011年6月27日月曜日

紫陽花から蟻んこ

土曜の夜、新宿のライブハウスで夫が所属するバンドのライブが行われた。
去年の事故直後に、別のバンドのライブに出演することになっていたけど、入院してしまったので、夫にとっては久しぶりの人前での演奏となった。
はじめはとても緊張しているように見えたが、なかなか良かったのではないかと思った。

3部構成になっていて、2部には女性ボーカルが入って華やかだった。
サプライズで、もうすぐ子どもを産む私のためにChild is bornという曲を歌ってくれた。
ちょっと泣きそうになる。

写真がなぜかこう、横になっちゃうんだよな〜。
ステージの一番左でベースを弾いているのが夫です。




日曜日の朝、ノーメイク、ノーブラ、かつ、びりッびりの短パンで玄関の掃除をしていたら、お隣のおばあさんが「紫陽花生ける?」と声をかけてくれた。「生けます!」と答えると、わさわさと切って塀の向こうから投げてくれた。


さっそく、もりもりとした紫陽花を、大鉢に生けてみた。
花の中から、蟻んこがワイワイ出てきて、閉口したが、とれたてほやほやだしな、と思いながら、ちょいちょい指でつぶしては捨てる。

そうこうしているうちに、今月で会社を退社するしげやんとその旦那の秀ちゃんが遊びにきた。
ランチは、久しぶりにたくさん料理をした。
ビーツとチーズのサラダ、桃のスープ、しらすのカッペリーニ、牛肉のトマト煮。
夏のメニューでおもてなしをして、近所で買ったケーキを食べたら、おなかいっぱいになった。

腹ごなしは定番のトランプで、大富豪20勝負。
トランプの上を、蟻んこが這った。

結果は夫が一人勝ちをしたが、本当の人生でもこうあってほしいものだわ。。

2011年6月22日水曜日

朝からもりっと


産休生活スタート!

昨日検診に行ったら、お腹の子供はもうすぐ2000gになろうとしていた。この調子でいくと、産む時は3500g超えかな~と言われた。やっぱり男の子はデカいのかな。まあ、健康ならいいや。

妊娠する前はあまり朝ごはんを食べなかったけど、妊娠してからは食べるようになった。
たぶん酒を飲まないから胃の調子もよく、朝にお腹が減るんだろう。

朝食は日によって、ごはんかパンか、気分で変えている。
パンはホームベーカリーで焼いている。
クオカという食パンミックスに出合ってから、ホームベーカリー熱、再燃。

ホームベーカリーはずいぶん前から持っていたけど、しばらくお蔵入りさせていた。
最初は焼き立てパンの香りが家中に広がるのがうれしくて、何度か使ったものだけど、よくよく味わってみると、スーパーで売っているような小麦粉では、マズい。冷めたら食べられたもんじゃなかった。

そして最近、パン好きサークルを主宰する人にたまたまプレス会で出会ったときに、「クオカならおいしいですよ」とすすめられた。さっそく箱買い。確かにうまい。ちと高いけど。



今朝は耳の部分にガーリックバターを塗って焼き、野菜と目玉焼きとサラダボウルにした。
朝からもりっと食べて、梅雨の晴れ間にウキウキお洗濯。
ソファカバーまで洗って、布団も干して、大変満足。

で、午後は何をしよう。
どこかへ出かけようかな。




2011年6月19日日曜日

もうすぐ産休

いちおう、明後日から、産休に入ることになっている。
まだ用があるので、ちょこちょこは顔を出そうと思っているけど、毎日の通勤は、これで最後になる。
会社も引っ越すことになったから、銀座ともおわかれ。
そう思うと、とってもさみしい。あ~、銀座、大好きです。

金曜日はカズコ・ロッシュ先生が、お宅で、私の産休前の激励会を開いてくれた。
トマトのキッシュ、野菜いっぱいのパスタ、ローストポーク、レモンケーキ、グレープフルーツと桃のゼリー。どれもこれも、本当においしかった。ケーキにはろうそくまで灯してあって、感動してしまった。

土曜日は朝から鎌倉市が主催する赤ちゃん教室というのに夫と参加した。
それから大船で買い物をして、夫の両親を待った。
新居を見学してもらって、晩御飯は近所のイタリアン、クラリタ・ダ・マリッティマ再訪。
地元のスズキやタコ、鯛などを使ったメニュー、おいしかった。
義父母も喜んでくれた。

夫の両親はハイカラなのでイタリアンやフレンチも喜んで食べてくれる。
だけど私の両親は‥‥特に父親は、まずムリ。本人も喜ばないし、私も気になって落ち着いて食事ができない。ハウステンボスの本気フレンチに無理やり連れてったとき、パンをナイフとフォークで切ろうとしたのには参った。母は母で、最近味覚障害になっていて何を食べても「魚臭い」という。こんな漁村に来たらどうなっちゃうんだろうか、今度は私の両親が鎌倉に来る予定だけど、心配だ。何を食べさせたらいいのか‥‥。

今日は朝早くから義父母を連れて鎌倉観光。
また極楽寺からあじさいを見に行き、長谷の大仏まで歩いた。
鎌倉駅で浦和から来た義姉と姪と合流して、お昼は釜めし。
うにといくらと生しらすがのった釜めし、美味。小町の「かまかま」というお店。


それにしてもあじさいのトップシーズンで、今日は雨もたいしたことがなかったためか、とにかく観光客が多かった。江ノ電の混み具合がハンパじゃなかった。帰り際にお腹がつぶされそうになって絶叫してしまった。いやはや。

夕方家族が帰り、夫も渋谷へバンドの練習に行ってしまって、一人になると、とたんに寂しくなってしまった。
クルマに乗ってスーパーへ行く。
駐車場で、これからこの町で、赤ちゃんと二人きりで過ごすのかあ、と、腹をさすりながら思った。

女の人生って、本当に、1年後にどうなっているかわからない。
別ステージになった生活をエンジョイするもしないも、自分しだいだなっ!と思いも新たに。

2011年6月12日日曜日

鎌倉生活


鎌倉に引っ越して、1週間。

段ボールだらけだった新居も、ようやく人が住めるような感じになってきた。
東京への通勤にはまだ慣れないけど、周囲の環境には早くもなじんでいる。

とにかく、空気がいいことに驚いた。
朝も、うぐいすをはじめ、いろんな鳥のさえずりで目が覚める。
遠くから鳶の声もする。
夕方には涼しい風が吹き込んできて、ちょっと磯の香りがする。
田舎育ちの私にとって、やっぱりこの環境はかなり落ち着く。
お腹の子供にも、きっといい影響があるんじゃないかな・・・と思う。

今日は少し晴れ間が出たので、早起きして洗濯ものを干してから(夫が)、極楽寺駅まで江ノ電に乗って、あじさいで有名な成就院へお散歩にでかけた。
あじさいは8分咲きというところ。見物客でかなりにぎわっていた(写真)。

そこから由比ヶ浜の駅までぶらぶら歩いて、オーガニックのお店を見つけた。
しいたけのパテなどを買って、また江ノ電に乗って帰る。

昼ご飯は家でひつまぶし(風)をつくり、デザートはすいか。
このところ、夫婦ですいかにハマッている。
すいかを食べると、むくみが治りやすい。妊娠も後期に入り、相当むくみやすくなっている。
指先や足の甲がむくんできたら、「すいかすいか」と薬のように食べている。

その後、家の片づけを少し進めて、疲れたので、江ノ島駅の近くへジェラートを食べに行った。
The Marlet SE1 という不思議な名前の店なんだけど、ここのつくりたてジェラートはとってもおいしい。
今日はえびすかぼちゃのジェラートを食べた。素朴な甘さで、ほっとした。

子供が産まれたらあまり出歩けなくなるので、今のうちに近所のいろいろなところへ行っておこうと思う。