2012年5月31日木曜日

子連れハワイ日記③

さて、5日目は、お父さん保育園inオアフの巻!

夫に息子を任せて、私はショッピング&ネイルへ出かけた。
二人はさっそくホテルのプールへ。



「太陽がまぶしいゼィ」

どうです、息子のグラビアショット!

テラスモールで長久手のばぁばに買ってもらった、つなぎの水着を着用。
もちろん、プール用オムツしております。


じゃあね、母は行ってくるよ!と声をかけたら、元気に手を振って挨拶してくれた。
夫のハラが気になるが、すみません。

二人を残して、私はいそいそアラモアナ。
あまり時間もないので、見たい店を絞り込んで、一本勝負。
う〜、もっと見たかった!

心残りだが、ネイルも予約していたので、泣く泣くとんぼ返り。
ホテルのネイルサロンで、足の角質ケアと、ペディキュアをしてもらった。
はあ、やっと女性に戻れた気分。

息子と夫は、プールの後、海をお散歩したりして、しっかり満喫していたもよう。


そしてこの夜は、ベビーシッターを頼んだ。

ホテルをシェラトンにした理由は、保育ルームがあるからなんだけど、夜はシッターでの対応となる。
5時〜8時まで、客室に来てもらって、面倒をみてもらうことになった。

やってきたのは、60歳くらいの品のよい日本女性、Itsukoさん。
ハワイに移住して7年なのだとか。
へえ、高齢になってから、どんな経緯で移住したのかなあ、聞きたかったが、我々はレストランへ急がねばならなかった。

最終日のディナーは、初めて、コロニアルサーフにあるミッシェルズを訪れた。
グルメ友達、Michikoさんのオススメ! 夕日がとってもきれいと評判だ。

ほんとに、とってもロマンチックが止まらない店だった!




ヨット・・・素敵♪


料理はフレンチ。
どれもていねいにつくってあって、おいしかった。


そして夕日・・・!


すっかり忘れていたが、このハワイは結婚10周年の記念旅行なのであった。

10年目の私たちは、すっかり新婚気分で、お互いを見つめあいながら、ワインで乾杯。

夕日が沈むころ、夫は私の手をそっと握った。
いつしか二人は、どちらともなく唇を重ねて・・・

な〜んてワケもなく、

息子のこと、鎌倉での楽しい生活のことなど、家庭の話で盛り上がり、ディナー終了。

あわててホテルに帰ると、息子はItsuko さんとわきあいあい。
3時間の様子はしっかりレポートされていた。
「大きな栗の木の下でを歌うと、両手を挙げて喜びます」
などと書いてあった。

料金は、3時間で1万円超くらい。
高いけど、ちょっとだけ贅沢にディナーができたから、満足です!


「たまには夫婦でロマンチックせいよ!」


さて、明くる日は、ハワイ滞在の最終日。
夕方の便で帰国・・・。

それにしても、羽田便はとっても楽だ。
これが成田発着のチャイナなら、早朝に空港へ行かねばならない。
なんどツアーのバスに乗り遅れて、タクシーで行ったことか。
それもこれも、最終夜にいつもゲロゲロになるまで飲んでいたからだけど。
さすがに子連れでは、そんな無茶はできなかった。
というか、もう、そろそろ大人になろうね、自分・・・お酒はホドホドに。

それはいいとして、
ともかく最終日もフルスロットルで遊ぶぞ、と、朝食をとりに、MAC24-7へ。

息子をベビーカーに乗せて、とことこ。



久しぶりに食べたこの店のエッグベネディクト、おいしくなかったな〜。
卵を茹でる酢水がきつすぎるんだ!
あいかわらずパンケーキはLPレコードばりにデカかったけど、もう行かなくてもいいかな。



そして、ホテルに戻って、海へ。
夫が海に入っている間は、私が息子をみて、夫が戻ってきたら、私も海に入った。

息子は・・・
どうもハワイに来てから、さらにプール後はかなりお腹がユルくなっていたので、もう海には入れなかった。



海の後、ランチ。
ロイヤルハワイアンのマイタイバーへ。


今回は夜に飲みにくることができなかったから。
昼のマイタイも、また良かった。

ところが息子は、このホテルで、まさかのダップンダ!
なんだか臭うぜ、オー、ノー!

あわててトイレにかけこむが、オムツ替えをいやがって、暴れ回る。
しかたなく、お掃除していた男性に助けを求め、肩をおさえてもらった。
残念ながら、オムツから便が漏れ、パンツまで汚れてしまい・・・
ロタの悪夢、ふたたび!


パンツを水で洗って、乾かしているあいだ、息子はTシャツにオムツというなさけない格好に。
なのにこの笑顔・・・
笑うと目がなくなっちゃうんだよね・・・父親に似ちゃったね・・・


ホテルのベルデスクに預けておいたスーツケースをまた開いて、着替えを取り出し、なんとか空港へ。


帰りの飛行機でも、よく寝てくれて、助かった。


そして、この、帰りの機内での授乳が、私と息子にとっての、最後となった。

というのも、私はもともと、ハワイ旅行が終わったら断乳を計画していた。
それまでも、1日に1度くらいと頻度は落ちていたが、おっぱいは機内でぐずったときの最終兵器と考えて、なんとなく続けていた感じだった。

そろそろ着陸も1時間後ほどという頃、息子がぐずったので、抱いて、耳元でささやいた。
「これが最後だよ。おっぱい、バイバイだよ」

深夜に鎌倉の自宅に到着して、再び眠った息子。
明け方に目を覚まして、ぐずったので、私は宣言も忘れて、おっぱいを差し出した。
ところが、もう、口に含もうとしないのであった!
イヤイヤと首を振って、私をにらむようにして見上げてきた。

そのとき、ハッ、そういえば、私は断乳を宣言したのだった、と思い出した。

息子が、本当にそれを理解したのかどうか、わからないが、結局、それっきり、もうおっぱいを欲することはなくなった。
不思議・・・。
でも、なんだかとってもスムーズに、断乳成功!

お腹がユルかった息子も、日本に帰ったとたん、ふつうの便に戻り、ひと安心。

翌日、さっそく保育園に登園させた息子は、いつものようにすんなりと子どもたちの輪に入っていった。
初めての海外経験と、卒乳をした息子は、肌もみんなより小麦色で、ちょっぴりお兄さんのように見えた。

とにかく、無事に帰還!
初めての子連れハワイ、大・成・功!

また行くよハワイ、ウィールビーバーック!





2012年5月30日水曜日

子連れハワイ日記②

ハワイ4日目は、レンタカーを借りてドライブへ。
ハイアットまで歩いて、ハーツで車を借りた。

やっぱりハイアットのほうがいいなあ。
レンタカー受付も棟内にあるし、フーパンも近い。
そしてシェラトンよりは安いし。
目の前にビーチがないというだけで、価格が断然変わるんだな。
ま、もう次回からはハイアットかマリオットでいいや、と思った。


さて、大きめのMPVをピックアップしたのは朝7時すぎ。
まずは7時にはオープンしている、カパフルのカフェ・カイラを目指した。

ここも、オアフでは絶対にハズせない店なのだ!!
パンケーキも、ワッフルも、オムレツも、めちゃめちゃおいしい。
エッグスン@ングス等とくらべて、味が洗練されている。盛りつけもかわいい。

ちょっと並んだけど、すぐに入店できた。
待っている間に、ワッフルの試食サービスもあって嬉しかったな。


パンケーキ、バナナとキャラメルりんごをトッピング☆
あ〜、ふわふわ。りんごのキャラメリゼ具合も絶妙!


そしてトラディショナルエッグベネディクト。
ポークハムとターキーハムが挟んであって、オランデーズソースも、くどくなくって、いい塩梅。



息子も絶賛。
「やるねえ、カイラ(美人の店主の名前)! 」
って、何ひとつ食べさせてないけど。。
口にくわえてるのは、持参した食パンです。


朝食後は、ノースの方へ車を走らせて、ドールの近くにある、クカニロコ・バース・ストーンを訪ねた。
子宝に恵まれるという言い伝えがあり、3年前に夫とお願いに来たのだけど、今度は息子を連れてお礼参り。

ここには、何人もの巫女さんが同時に出産したという言い伝えがあるらしい。
いくつも平べったい石が並んでいて、確かにどの石も、寝そべったらいきみやすそう。
とにかく、不思議なオーラに包まれている場所だ。


それからノースショアへ。
町を少しぶらりとしてから、マッキーズでガーリックバターシュリンプのランチ。



このバターソースだけで、ご飯が何杯もいけそうです!!




ノースショアを後にして、車はワイケレへ。



「べつに欲しいものない」
と言っていた夫が、アウトレットで買い物フィーバー。
tumiでスーツケースを2つも買いました・・・

今回は鎌倉山の元CAのママ友に、リモワのスーツケースを借りていったのだけど、その軽さと使いやすさにびっくり!
よしっウチも買うぞ!と張り切ったものの、高くてやっぱりあきらめた。ちょっとだけ重いけど、tumiはその6割くらいで買えたから・・・


と、大充実のドライブデーだった。

しめくくりのベランダディナーは、セイフウェイで買って来たデリ。
詰め放題のサラダに入れたトマトが、まずくてびっくり。
トマトは日本のほうがおいしいんだな。



息子は毎朝、こんな朝ご飯でした。
フーパンで買った子ども向けパンに、バナナ、赤ちゃんヨーグルト。
パンはこの倍くらい入っていた。
賞味期限が長いので、ずっと食べさせたけど・・
日本だったら、こんなパンは食べさせないな。


ちなみに、朝ご飯以外は、すべて日本から持参したベビーフードを食べさせた。
ホテルにはキッチンもないし、不安だったので...。
スーパーで離乳食をチェックしてみたが、やっぱりどう見てもおいしくなさそうで、持っていってよかった、と思った。
あと2、3ヶ月先なら、取り分けて食べさせることもできただろうけど。
離乳食もフォローアップミルクもごっそり持っていったので、荷物としては一番たいへんな時期だったかも。
ほんとは母乳だけでいける時期のほうが、楽なのかもしれない。
しかし、そうなると子どもは周囲のことがまだまだ判別できないので、反応はイマイチかな。
あまりレストランでも悪さをしない、いまの時期が、赤子のハワイデビューには最適だったかな、とも思ったり。

次回、いよいよ完結編!
ってなんのドラマもなくてすいません!

2012年5月29日火曜日

子連れハワイ日記①

息子を連れて、ハワイへ行ってまりましたあ〜っ!!

旅行中に9ヶ月になった息子、初めての飛行機と初めての海外・・・
親のエゴに振り回されて、本人はどう思ったか知らないが、けっこうエンジョイしていたように見えたから、まあ良かったかな、と。

そしてこれは、私たち家族の備忘録的な、ハワイ日記であります。

出発当日。

毎晩7時に寝てしまう息子を連れて、8時に家を出発して、羽田へ。
羽田から国際線に乗ったのは初めて。
前は千葉県民だったので、成田も近かったけど、神奈川県民になってからは、羽田が便利。
車から出したり、駐車場からのシャトルバスに乗ったりと、ごちゃごちゃ動かされるため、息子はすっかり起きてしまった。


羽田のラウンジで、フリーのりんごジュースを、持参したスパウトに満タンに詰めて(セコ〜)、いざ搭乗!




これが子供用の機内ベッド。
うまいこと寝てくれて、ホッ。
しかし寝相が悪いため、何度も落ちそうに・・・。そのたびに支えて、私たち夫婦はロクに眠ることができなかった。

でも、泣きわめくよりは全然マシである。自分らが眠れないくらい、いいのだ。
やっぱり、ほかの乗客の迷惑になることが一番の恐怖だった。



到着が近づくと、起きてしまった。
不安定なこのベッドで、スクワット運動する息子。
最近立つことがとにかく楽しいらしく、ドヤ顔で猛アピール。
いいから・・・危ないから・・・!


ハワイは、空港に降り立ったときから、もう楽園気分・・・

入国審査では、長い列に並ばされていたところ、いきなり息子が泣き出したため、
「baby is angry!」と係の人が最前列に誘導してくれた。
おかげで早く入国できたわ〜、でかした、息子!
※わざと泣かせてはいけません





ビーチウォークにできていた、チーズバーガーの店で、遅めのランチ。
やっぱり初日はバーガーでしょう!

息子もゴキゲン。


今回はちょっとフンパツしてシェラトンのオーシャンフロントに泊まった。
ダイヤモンドヘッドが見えて、開放的!

これまで、夫婦だけだったら、べつに海は見えなくてもよかった。だいたい夜はどこかで酔ってたし・・・。
しかし、今回の旅は、この部屋にして本当に良かった。

というのも、ハワイは(アメリカは、なのかな)、子どもを部屋に置いて外出すると、それは虐待とみなされて、逮捕されてしまうのだ!

息子は一度寝たらめったに起きないから、どこかへ食べに行こうかな、と思っていたくらいだけど、それはマズイのであった。

何せいつものように早く就寝してしまう息子。
私たちは、フーパンでつまみを買い、中華屋で焼きそばを買って、ベランダでワインを飲んだ。
これを5泊中、4夜、繰り返した。

ステキなレストランでのディナーにはあまり行けなかったけど、海を眺めながらのベランダワインも、なかなかオツだった。


ミラマーの脇にあるファッティズという中華で買った、シンガポール焼きそば。
これが安いソーヴィニヨンブランに合うのであった!


ホテルが用意してくれたベビーベッド、深かった・・・!


翌日、夫は朝からサーフィン、私は夕方エステ♪
順に息子の面倒をみた。

この日のランチは、またビーチウォークへ。


ビアレストラン、ヤードハウスのハッピーアワーを狙って出かけた。
14時〜16時かな、料理が半額になるので、とっても安いのだ!
ただでさえ円高でお得感モリモリなのに、これはうれしい。

だいたい、どの店にもハイチェアがあって、子連れにも優しい♪


3日目は、土曜日だったので、朝からKCCファーマーズマーケットへ行った。
しかしちょっと出かけるのが遅くて、ランチにひびくからということで、有名なグリーントマトのフライだけを食べたのだけど、あのフライ、7ドルって高くないか。
ただの青いトマトのフライだよ。しかもほんのちょっぴり。
もう、観光価格ですな。

もっと早くから出かけて、オーガニックのプレートランチみたいなものとか、エスニックフードとか、食べたかった!
次回は絶対に早起きしよう、と心に決めた。

KCCからtheバスに乗って、ホノルル動物園へ。

まあ、ここは動物園というより、公園にちょっと動物がいる、といったほうが正しい。
めぼしい動物は奥にひっこんでるし、日中は暑いからか、どいつもレイジィで覇気がない。
のんびりして、いいフンイキなんだけど、入園料14ドルは高いと思う。
だったらカピオラニ公園とかアラモアナの公園でくつろげばいいじゃん、という感じ。


芝生の上で、日本から持参した離乳食を食べ、のびのびする息子。
気持ちよかったね〜!

動物園の後、ようやくランチ。
タクシーで、ワイアラエにある大好きなレストラン、townを訪れた。
 ここは毎回、絶対欠かせない。ほんとに、うまい!
いつもは予約してディナーするのだが、今回は子連れ。やむなくランチ。



メニューはこんなふうに、素材が列記されていて、わかりやすいような、わかりにくいような。いつも真剣に読み込んで、想像して、注文するのだけど。


このサラダも、野菜の味がしっかりしていて、酢の具合が抜群。
魚のグリルを付け合わせで頼んだのだけど、カジキかなあ、むっちりとした身肉が、表面カリカリに焼いてあって、にんにくの香りがして、いやはや、日本ならこれ、メインディッシュですわ!
ほかにもリゾットやリングイネを頼んだのだけど、どれもこれもおいしかった。

デザートもおいしいのだけど、ハイチェアの息子がグズりだしたので、残念、終了!

それから近くにあるワインショップ、タムラへ買い出し。
気になったワインをごっそり買って、でも足がないもんだから、お店の人にタクシーを呼んでもらって、なんとかホテルへ帰還した。へんな日本人客だと思っただろうな。

タムラは、ワインの揃えも管理もいいのだけど、デリが意外とうまいのである。

この夜は、タムラで買ったアヒ醤油と、カニカマのサラダ、そしていつものファッティズでこんどはマレーシア焼きそばで、ベランダディナー。




そして、後半へ続く〜!


2012年5月15日火曜日

母の日の結婚式

私の次なる職場、新レストラン開業準備にむけて、ちょこちょこ三浦へ行っている。
鎌倉から車で小一時間。けっこうなドライブだが、海岸線や山の中を走るドライブコースはいつでも気分がいい。

若い頃から大好きで憧れていたこのエリアを、しょっちゅう車で行き来できるなんて、いや〜、やっぱり、求めよ、さらば与えられん、だなあと思う。
昨日は逗子海岸にある石原慎太郎の太陽の碑に向かって、お姉ちゃんをナンパするみたいに口笛を吹いてしまった。

レストランは建屋がずいぶん出来上がって、厨房器機もほぼ揃った。ナポリから大きなピザ窯も到着し、現在、スケジュールに沿って火入れが進行しているところ。



トイレの床タイルはどうするか、ワインセラーはどれにするか、などなど、とにかく決めることがいろいろ細かくあって、選択肢は無限大だし、仲間たちと、ああでもない、こうでもないと、詰めていくのは、とにかくおもしろい。

私は基本的に広報PRと、ワインサービスの仕事が主だけど、何せ手作りレストランなので、結局事務からホール全般まで関わることになりそうだ。

いまはウェブページをつくるために、あれこれ思案中。




この、向かって右側の、ブルーシートが張ってある部分が、建設中のレストラン。
左側の建物は、会員制の陶芸工房。
ゆくゆくは、ガラス工房や、宿泊施設もオープンさせて、体験型のリゾートにする予定。
庭側から撮っているのでわかりにくいけど、この庭が広くて素晴らしい。
その先には京急のマリーナが見えて、ちょっと外国の海辺っぽい雰囲気なのです。





さて、先日の日曜日には、会社の後輩、Masamiさんの結婚披露宴が椿山荘で行われた。
妊婦の花嫁は、ちょっとぽっちゃりしていて、着物姿がとってもかわいかった!

私もスイート10で買ってもらった付け下げに、特訓した二重太鼓を締めていった。
スピーチを頼まれていたのだけど、宴席も進んだ頃の友人スピーチコーナーかと思っていたら、なんと主賓扱い・・・新郎側のスピーチは市議会議員さんとかなのに、いいのかよ〜と汗をかいた。久しぶりに緊張したなあ。

披露宴は、お庭がきれいな料亭錦水で行われた。
椿山荘での披露宴出席は5度めくらいだけど、ここは初めて。
食事がと〜ってもおいしかった☆

宴の後は、すぐに地下の着替え室で着物を脱ぎ去り、急いで車で鎌倉まで帰った。
この日も、息子は夫が見ていてくれたのだった。

家に帰ると、息子はお昼寝の真っ最中。
「お父さん保育園」を、なかなかお気に召しているらしい。

そして、母の日だったこの日、目を覚ました息子と夫が、プレゼントをくれた。
ピンク色のカーネーションと、獺祭のスパークリング。
ま、獺祭は、夫が飲みたかったみたいだけど・・・

そうか、私、いままで母の日を祝ってあげる立場だったけど、今年からもらう立場になったのか!と、なんだか感慨深かった。

これまで、「安いティッシュみたいな花だな」と思って好きじゃなかったカーネーションも、いざもらってみると、「なんてきれいなんだろう」・・・単純だね母は!

お父さん、そうすけ、ありがとう!
I love you!!



2012年5月9日水曜日

母帰る

このGWは、息子の初節句だというのに、結局、実家に帰ることができなかった。
ロタ下痢の始末で、息子の衣類の漂白、家中の殺菌に追われる日々だった。
なんだか、記憶も曖昧になるくらい、あっという間に時間が過ぎていった。

5月4日になってようやく、GWらしいことをすることができた。
お弁当を持って、金沢動物園へ行ってみた。
家からは、あっけないくらい近くて、びっくり。もっと早くいけばよかった。
コアラや象を見て、動物好きな私たち夫婦はご満悦。
息子は、よくわからないけど、外に出られて嬉しい〜といったところか。






5月5日、子どもの日。

息子の初節句は、地味〜に家でお祝いということになってしまった。
小さな鯉のぼりと、若武者人形を飾って、菖蒲の花も買ってきた。


金太郎の前掛けを付けたんだけど、ズレてしまって、写真にうつらなかった、残念。



そしてこの日、実家から母が鎌倉へやって来た。

6日から、夫が仕事で沖縄と大阪へ出かけて、戻りはこんどの金曜日。
しばらく私と息子が二人きりなので、母がヘルプに来てくれたのだった。

4日間ほど、私、母、息子と3人で鎌倉で過ごしたのだけど、かなり快適だった。
孫☆命!の母は、進んで息子の面倒をみてくれるし、家事も手伝ってくれる。
正直、あらゆる面で、楽だった・・・!

母とは、鎌倉山倶楽部という新しいお店へお茶をしにいったり、
葉山のカフェへ出かけたり、
テラスモールで買い物をしたりと、楽しく過ごすことができた。


鎌倉山倶楽部の広い廊下で高速ハイハイする息子。保育園をしばらく休んでいたので、ストレス発散、というかんじで遊びまくっていた。

 手を挙げるという芸当を身につけた。バァバの仕込みはすごい。

もう一晩泊まっていってほしいという私の強い願いをはねのけて、今日の午後、母は帰っていった。
仕事なんて休めばいいじゃん、仕事なんて誰がいなくても回るもんだし、休んだことなんてみんなすぐ忘れちゃうよ、などと唆したのだが、
「職業人として、それはできない」
と言って、去っていった。

なんという鉄祖母であるか!

しかしきっと、今頃、家で、孫恋しさにシンミリしていることだろう。
もう一日くらい休めばよかったと後悔しているに違いない。

ちなみに(母へ)言っておくけど、ソウスケは今日、つかまらずに立つの、ほぼ完成したからね、見逃したでしょう。だから帰らなければよかったのに!

・・・というより何よりも、私自身が、母が帰ったことでふぬけのようになってしまった。晩は食欲もわかなかった。風呂にすら入りたくなくなって、心を鬼にしてシャワーを浴び、歯ブラシを押し付けるようにして歯磨きをした。

いったい、40を目前にして、この親への依存度の高さはなんだろう。

こんなことでは、来るべき親の死を乗り越えることができないのではないか。
そして息子に依存をしてしまうのではないか。
と、思いつき、頭をぶんぶんと振って、自らを奮い立たせた。

人間所詮一人きり!
親にも子にも、依存はいかんのだ!

さあ、寝よう、寝て、明日は元気になろう。
娘モードから母親モードに切り替えて、仕事も家事も、がんばらなくては。







2012年5月2日水曜日

アワテフさん

息子のロタ下痢はずいぶんと長引いた。
加えて、私まで体調を崩してしまった。
これが介護疲れか〜と思う。たかだか赤子の下痢程度で、こんなふうに倒れていては、老いた人の面倒などを、自分もトシとって看られるのだろうか、と心配になる。
何にしても、母親は健康第一だ。どうかして強靭な肉体を手に入れたいと切望する。やっぱり運動をして免疫力を高めるしかないんだろうな。

それはそうと、昨日は、どうしても自分がダメで、息子も深夜まで下痢を垂れ流してしまうほど良くなかったので、やむなく病児保育のベビーシッターというのを依頼した。

夫はベビーシッターに対して、あまりいい印象を持っていないようで、つまりは、子どもをつねったりするんじゃないかとか、コソ泥をはたらくんじゃないかとか、ビクビクしていたが、私はいたく楽観的で、熱でブルブル震えながらも、『明日はどんな人がくるんだろう・・・これから一生の友達になれちゃったりして』などとワクワクしたりしていた。

そう、なんとなく勝手に、ちょっと白髪まじりの、眼鏡をかけた、細身の、人のよさそうなおばさんがくるんだろう・・と思っていたのだった。

ところが、その朝、道に迷ったと電話をかけてきた相手の、そのつたない日本語にまずびっくり。
「今・・新聞あります。近い?4丁目」
新聞の支局が近くにあるので、そういう意味なのだけど、え?おいおい・・・
「石材店がありますか?そのすぐ裏なんだけど」
「セキザイ?セキ・・ザイ?」
「とりあえずそこで待ってて、すぐ迎えにいきます」
私はほぼパジャマ&ノーメークで、息子を抱えて家を出た。

すると、わが家からずいぶん遠ざかった先に、かなりぽっちゃりした人が、近隣の人に道を尋ねているのが見えた。
あれか・・・

手を挙げると、こちらに気づいて、お尻をブルンブルンとふるわせながら、走ってきた。
それが、モロッコ人のアワテフさんだった。

アワテフさんは、モロッコで若い頃に柔道をやっていて、その指導に来ていた日本人と結婚して来日。かつては世界選手権にも出場したという。日本在住歴26年、息子が2人。
上の息子は大学で柔道をしていたが、卒業後はK−1選手になった。
下の息子は大学生で、格闘技とは無縁の生活をしている。
というのを、失礼ながら大変稚拙な日本語で説明してくれた。

私は大のオリンピックファン。
えっ、柔道!?と色めき立ってしまった。
「私、息子をオリンピックに出したいの、何でもいいから。柔道やらせようかな」
と言ったら、アワテフさんはとても嬉しそうだった。

一通り息子の食事と、下痢の状況、家の中の説明をして、私は床に着いた。
そこへ夫からメールが来た。
ベビーシッターの悪さを恐れて、「気を許して、眠らないように」などと書いてくる。
監督しろっていうのかよ、それじゃ頼んだ意味ないじゃん!
無視して昼頃まで眠った。

前日とくらべて、下痢の頻度が落ちた息子は、すこぶる元気で、すぐにアワテフさんに懐いた。表に出たがっているようなので、午後、アワテフさんに頼んで、お散歩に連れ出してもらった。
ベビーカーに乗せると、足をバタバタさせて喜ぶ息子。
大きなお尻を振りながら、アワテフさんはベビーカーを押して出て行った。





リビングには、アワテフさんが書いていた記録と、何やら漢字の練習をした様子が残されていた。
やっぱり日本語って難しいのかなあ。26年いても、夜、星、春、夏、か・・・。

ふだんは家でフランス語を教えているというアワテフさん。
教えるのは上手なのかしらん。




散歩に行ったきり、2時間たった。
なかなか戻ってこないので、少し心配になって、電話をしてみた。
すると、アワテフさんが慌てた様子で、「すぐ戻るよ!」とのこと。

聞けば、江の島まで行って、海で遊び、お腹がすいたので(アワテフさんが)、ケンタッキーで食事をしていたとのこと。

「どこ行ってもソスケくんは人気だったよ」

そうですかー。ソスケは人気ですか。
海から帰ってきた息子は、なんだか大人びて見えたから不思議だ。ゴキゲンで、またミルクを飲み、アワテフさんの手で寝かしつけられた。さすがだわ〜。

私は少しアワテフさんと世間話をして、またベッドで眠った。

午後6時、お願いしていた時間がきて、アワテフさんは帰って行った。
息子は少しさみしそうな顔をしていた。

それにしても、助かった。
ベビーシッターは、お金はかかるけど、やはりべったり面倒をみてくれるというのはありがたい。
アワテフさんは、なんだかとっても温かい人で、私もほっとできた。

なるべく依頼しないようにしたいとは思うけど、もしものときは、アワテフさん、よろしくお願いしますね〜! 息子にはフランス語で柔道教えてやってください。

そんな私は、いまだ全快に至らず。
しぶとい風邪だ・・・。