2017年7月13日木曜日

W母子で子連れ台湾!〜後編:新竹の動物園ホテルへ行ってみた〜

台湾旅3日目:新幹線で、新竹へ


5歳のキッズを連れた母子台湾の旅、3日目の朝。

ホテルからほど近い、雙連朝市へ、朝ご飯を食べにぶらり。


臭豆腐のにおいがしないかビクビク敏感になっている息子。



6月は、果物の最盛期。
朝市のいたるところにある果物屋さんには、食べごろの果物がどっさり♡
まずは一房、バナナを買って、旬のライチも試食させてもらった。

私は、台湾バナナが大好きだ。
台湾バナナの良さは、適度な酸味。

酸味は、味の構成において、とても重要だ。
ワインなんか、特にそう。
酸味のないワインは、だらしない。

台湾バナナは、しっかりと甘くて、きっちりと酸味がある。
引き締まった美味しさがある。
あ〜、今すぐに食べたい。

メインの通りから、脇の小道へ目をやると、何やら行列ができている店が。
近づいてみると、みんなが春巻きのようなものをたくさんテイクアウトしていく。
ここはきっと、美味しいぞ〜!

イートインも可能だったので、中へ入ってみた。



おばさんたちが、手際よくたくさんの具を巻いていく。 

息子は、ひとまずバナナをぱくり。

日本語を話すご主人は、お母様が日本人だったそう。
嬉しそうに、古い写真を見せてくれた。
お母様が嫁いだばかりという白黒写真。この後、どんなご苦労があったのかな。幸せだったかな、などと想像がふくらんだ。

少し甘いスープ。牛肉麺。 


春巻きは、半分にしてもらった。キャベツや厚揚げ、ハムなどが入って、ピーナツの甘さが効いている。美味しかった!

台湾の人は、本当に日本人に優しい。
そして、子どもに優しい。

この店のご主人も、子どもたちのことを優しく気にかけてくれた。
子どもたちも「シェーシェー!」と元気よくご挨拶。

いや〜、どこぞの国とはえらい違いだわ。
おっとDISっちゃいけないね。ワールドピース♡

朝市から戻ると、またプール。
プールプールうるさい子どもたち。

濡れた水着をパッキングして、さて、ホテルをチェックアウト。

快適でした、リージェント台北♡ また泊まる〜!!場所も便利。

ホテルの地下はブランドとお土産のショッピング施設になっていたので、少し買い物をして、ランチはS君のリクエストにこたえて、また小籠包。今回二度目の高記へ。

爪を磨いてもらうS君。 

大人はかにみそ入りの小籠包。美味しかった〜。息子は炒飯をもりもり。S君は何度目かの小籠包に舌鼓。


タクシーで、台北駅へ移動。
ここから、台湾の新幹線に乗って、新竹という駅を目指した。


台北駅のまわりには、ホームレスがいて、息子は驚いていた。いろいろな人を見ることも、旅でできる勉強のひとつ。


台湾は、交通費が安い。
新幹線も、高くなかった。
車内は、日本の新幹線に似ていて、落ち着く。

そういえば、私は台湾2度目。
初めて訪れたのは、8年くらい前かなあ。両親と親戚のみなさんと、4泊5日で全土を廻るという強行ツアーだった。
このとき、たしか台北から台中まで新幹線に乗ったっけ。

そうそう、同行した伯父が、水のペットボトルに日本酒を詰めて持ち歩いていて、レストランやバスの中などで喜んで飲んでいた。日本酒って透明じゃないんだな、ちょっと黄色いんだな、と見たのを思い出す。

ティンタイフォンにも、日本酒入りペットボトルを持ち込んでいて、まったくもう、マナーのなってないおじさんだな、なんて当時は横目で見ていたものだけど、ちぇっ、このテクを早く思い出せば良かった。私も日本酒を持ってくればよかった。

すっかり、おばはんに成長した私・・・。


列車に興味のないウチの息子は、暑さにやられてダラダラ。


40分ほどで、新竹駅に到着。


新竹駅は、周囲に高層マンションが建ち並ぶ、幕張みたいな雰囲気の街だった。


駅前の広い空き地に、サギのような鳥がいっぱいいて、大喜びするキッズ。

この日のお宿は、「レオフーリゾート クァンシ」。
六福村というテーマパークに併設されたホテル。
このテーマパーク、構成は、日本でいうと三重のナガシマスパーランドに近い。
遊園地と大型プール。そして、動物園もある。

新竹駅からホテルまでは、タクシーで約40分。
しかし、そのホテルは、口コミによるとまったくご飯が美味しくないというので、先に食べるものを調達する必要があった。

タクシーのドライバーに、まずは新竹の街中に連れて行ってもらった。
そごうデパートがあったので、そこで降ろしてもらって、30分待っていてもらうことに。
デパ地下で、食べ物を調達した。

しかし、台湾はやはり外食文化なのかなあ。
思ったほど、スーパーにもデリがないのだ。
あ、あった、と思うと、寿司だったりして、いやいや、日本食はいいんだけど。
レストランにデリコーナーを見つけて、いくつか買って、タクシーに戻った。

タクシーの中では、しりとり大会!
を、Cちゃんにお任せして、私は惰眠をむさぼった。

そうこうしているうちに、風景はすっかり田舎に。
ホテル「レオフーリゾート クァンシ」に到着!!


ホテルは、中庭に面して客室がつくられている。中庭には、動物たちが!

オープンしてまだ8年ほどということだったけど、え、18年の間違いじゃないの?というくらい、なんというか、使い込まれた感。
ロビーも簡素というか、そっけない造り。
しかし、そこを抜けて、中庭に出ると、いましたいました、キリン!シマウマ!サイ!

「わーっ!」
駆け出すキッズ。

片言の日本語が話せるスタッフがいるようで、チェックインもなんとかうまくいった(ってCちゃんに任せきりだったけど笑)。

この下には、ミーアキャットがいた。小さくて見づらいのだけど、ほんとにかわいかった。

サイは、餌をめぐって何度も争っていた。 

泥遊びが好きなサイ。き、き、きたね〜・・・。どん引きする私。しかし目が離せない。 

泥水を浴びては、ブルブルと体を震わせるサイ。泥が飛んでくる!とのけぞる私たち。 

人気者は、マダガスカルの珍獣、ワオキツネザル。人懐っこい。 

よろこぶ二人のS。 

室内は、アフリカの夕景をモチーフにしている。窓のすぐ下に、キリンやシマウマが来たりするから、楽しい!

ああ、あまりホテルの室内の写真を撮らなかったけど、
シャワーもふたつ(バスタブはなし)、トイレは別にあったから、なかなか快適だった。

このホテル、ラウンジみたいなものがなく、1Fにレストランがあったので、とりあえずそこへ行ってビールを飲んで一休み。
ワインは、南アフリカのものが置いてあった。

こんなふうに、ビールを飲みにくる外国人客がほとんどいないのだろう。
レストランのスタッフは、いきなり来た日本人のおばさん二人に英語でビールを注文されて右往左往。
でも一生懸命コミュニケーションをとろうとがんばってくれる姿は、かわいらしかった。上から目線ですいません。

本当はシャンパンが飲みたかった私とCちゃん。
ここはやっぱり、台湾でも完全にファミリー寄りだから、そういうのはないんだね、と言いながら、動物を見て喜んでいる息子たちを眺めてビールを飲んだ。



やることはどこでも同じ、戦いゴッコ。

小さなホテルなので、子どもを見失う危険もないし、いいね、と話した。
しかし、そのほかは別段やることもなく、部屋に戻ると、シャワーを浴びて、さっそく持参したデリで宴会。

新竹市内で買ったデリ、なかなか美味しかった。
息子は疲れたのか、食事もそこそこに、先に眠ってしまった。

私たちも、わりと早めに、寝たんだっけ。
ちょっと、よくこの夜のことを覚えていない。


台湾旅最終日:「ローカルバスを乗り継ぎ、帰路へ」


翌朝は、バイキング。
口コミ通り、あんま美味しくなかったかな。コスパはひどく悪い。
パンも麺も美味しくなかった。

ローカルのお客さんが、おかゆにいろいろ入れているのを見て、真似して食べてみた。確かにこれが一番マシだったと思う。

写真を見返してみても、何を入れたのかさっぱり思い出せない。揚げみたいなやつだっけ。あと、きゅうりの漬け物的なもの。

キャラクターグリーティングに遭遇。ユルさがないので、息子はあまり興味を示していなかったけど・・・。あ、ちなみに、ワオキツネザルです。

ホテルをチェックアウトしたら、さっそく、六福村のテーマパークへ!
ホテルからシャトルバスに乗って行った。

息子たちのお土産は、頭にワオキツネザルが乗った帽子。お気に入り。


このテーマパーク、ちょっといろんなキャラをパクリ気味ではあったけど、もっと時間をとってゆっくり来ても良かったかなと思う。
プールはスライダーがたくさんあるみたいだった。
小さい子どもにも乗れそうなライドもあった。

今回は、午前中しか時間がないので、動物園だけへ直行。

「あっちだ!」「こっちか!」

動物園の入口には、ミーアキャット(偽物)がたくさん。 

日本では、早朝にしか見られないと思われているカブトムシが、この動物園の木にはたくさんいて、ブンブン飛びまわっていた。
大喜びするS君。

 自慢げにカブトムシを捕まえるS君。

息子も真似して掴もうとするが、すぐに逃げられる。 

このままカブトムシもずっと見せてあげたかったのだけど、もう、時間がない。
取り急ぎ、サファリトレインに乗車!

 列車で見られるのは、サイや、バッファローなど。
柵もなく、放し飼いみたいな感じで、すごくのんびりと眺めることができた。

この感じ、どこかで・・・。 

サイの飼育に力を入れているって話だった。 

バッファロー。 

クジャクは、こちらを見て羽を広げてくれた。あ、そうだ!この感じ、沖縄のネオパークにそっくりなんだ! 

このチームで4年前に行った沖縄旅行を思い出し、懐かしい気分になった。
沖縄のネオパークでも、クジャクを見たっけね。

あのとき、1歳だった息子たちも、来年小学生。
早いな〜。


トレインを降りたら、タイムアウト。

松山空港から帰るCちゃんたちは、もう台北へバスで戻らねばならない時間だった。
でも息子たちは、まだ見たい、と言う。

「じゃあ、猛獣のツアーだけ見たら、帰るよ」
Cちゃんは、もう新幹線で帰ることにすると言って、猛獣サファリバスに乗り込んだ。

ダラダラしたライオンたち。サファリバスは、冨士サファリパークと同じような感じだったかな。

私と息子は、桃園空港へ。
帰り道が違うので、このテーマパークで、Cちゃんたちと別れた。


振り向きもせず、手を振るS君。彼にはそういうクールなとこがあるんだよね。


さて、我々は、どうやって帰るか。
六福村から、桃園へのバスは出ていない。

現金が残り少ないので、タクシーは危険。
なんとか安く帰ることはできないか、インフォメーションで聞いてみた。

すると、「ジョンリー」という街まで出ているバスがあった。
地図で調べると、桃園との中間くらいにその街はあった。

「よし!これだ!」
乗り込む私たち。
しかし小銭が足りない。運転士のおじさんは、手を振って、乗れ、と言ってくれた。
やさしいな〜。
51元のところ、31元で乗せてくれた。
つまり、200円を、120円で乗せてくれた。日本ではあり得ない、このユルさ。



は〜、どっこいしょ。またバスか。

バスの長距離旅は、フランスとスペインで慣れた私と息子。
1時間半なんて、近いもの。

しかし、このバスに乗ったくらいから、息子の様子がちょっとおかしくなってきた。
だらんとして、なんだか眠たそう。
疲れたのかな、と思ってもたれかけさせておいた。

日焼けじゃなくて、熱があったのだろう。赤い顔をしていた。

ジョンリーという見知らぬ街についた私たちは、ツーリストインフォメーションに駆け込んだ。桃園空港へのバス停を教えてもらうと、慌ててケンタッキーに入り、20分でせわしなくランチ。

台湾風の味付けだった、チキン。

大きなスーツケースを抱えて、ファーストフードの乗ったトレーを2Fのイートインスペースへ運ぶのはなかなか至難の業。息子がずいぶん手伝ってくれた。
食事もソコソコに、店を出て、バス停を探す。

思ったよりもバス停が遠くて、焦る私。息子は小走りでついてくる。
この感じ、フランスでもそうだったなあ。
見知らぬ場所でバス停を探すの、何度もやった。


ここでいいみたい!と息子。

桃園空港行きのバスに乗り込むと、ほっと一息。
これで安心して帰れそうだね、息子に触れると、なんとアツアツ!!
これ、絶対熱あるじゃん!!
腕も腿も、高い温度なのがわかった。ペットボトルで首の裏を冷やし、バスの中でスーツケースを開いて薬を取り出すと、カロナールを飲ませた。
息子は空港まで眠ってしまった。

はー、やっちまった。
こんなにしんどい思いをしているなら、ジョンリーから桃園までタクシーに乗ればよかった。それくらいなら、きっと、現金ももったと思う。
私のこの、意地でも公共交通機関で行きたい癖が、息子に無理をさせてしまった。
バスの中で、とっても後悔した。


薬が効いて、昼寝できたのがよかったのか、1時間後、桃園空港に着いた頃には、息子はすっきりした顔をして目を覚ました。

再見〜☆ また来るよ!台湾! 




空港では、待ち時間にパフェを食べた。「マカロンちっちゃ!」と言ってます。

帰りは、行きよりもフライト時間が短いから、と言い聞かせて、乗り込んだものの・・・
空港内がえらく混んで、テイクオフするのに一時間押し。。
wi-fiもなく、息子は私のスマホで映画を観ることもできなかった(ダウンロードした映画も、認証をとるのに一瞬だけネットが必要になるので・・)。
機内でカップヌードルを買い(200円)、食べた後は、私のスマホに入っている音楽をイヤホンでじっと聴いて、なんとか時間を過ごしてくれていた。
CAさんの、子どもに対するケアは特にないし、おもちゃだって配られない。
何度も書くが、リクライニングしない。多少リクライニングする席は、先に埋まっていた(しかも有料)。疲れがピークに達した頃、成田にランディング。

ターミナル3から600mほど歩かされ、車の受け渡し場所であるターミナル2に着いた頃には、もう22:40分。
「すいません、22:30を超えると、超過料金1000円かかっちゃうんですよ〜」と駐車場のおじさんに言われて、もう、ガックリ。


眠い目をこすりこすり、成田から鎌倉へ戻るドライブ中、呪いのように、「もうバニラには乗らない、バニラには乗らない」とつぶやく私であった・・・・。

いや、もちろん、成田のそばにお住まいの人は、
または、大人だけなら、別にいいんじゃないだろうか。
荷物も大きなものが必要ではなく、本を持ち込んで、3時間半くらい、たいしたことはない。私だって、自分一人なら、ここまで辛くなかったと思う。
子連れの私にとっては、このエアは完全にチョイスミスだった。

「息子よ。お母さんは、がんばって働くよ。そして、もっと近い空港から乗れる、座席にちゃんとテレビの付いたふつうの飛行機に乗れるようにお金を稼ぐからね」

帰りの車の中で息子にそう言うと、
「いや、べつに。無理しなくていいけど」
とクールに言われた・・・・。

ははは。過酷なバス旅に慣れている息子。バニラもバスも同じようなものだと思っているのだろう。
いや、でもさ!
バスは安いから、いいんだよ、過酷でも。
だけど、バニラは、結局積算されて、安くなかったんだよ!

コスパにこだわる私は、あの過酷なフライトを思い返すと、いまでもむらむらと腹が立つのであった。


さて、六福村で別れたCちゃんとS君は、結局あの後新幹線に間に合わず、なんと六福村から台北の空港までタクシーを飛ばしたそうな。間に合ってよかったね〜。
お互いに、過酷な帰路をたどった様子。

最終日はどっと疲れたけど、楽しかったなあ、台湾。
毎日変化があって、子どもたちもしっかり楽しんでくれた。
「また行きたい!」
って言ってくれるのが、母たちの喜びであります。

大人女子が喜ぶ場所には、なかなか行けなかったけれど、絶対に忘れられない思い出ができたW母子の旅。

次回は、家族で行って、パパに子どもをみてもらい、エステやレストラン、買い物三昧しよう、と誓う私とCちゃんでありました。


再見!!















2017年7月12日水曜日

W母子で子連れ台湾!〜前編:台北&九份〜

ニイハオ〜!
忘れないうちに、子連れ台湾旅の様子を記録しておかねば。

なんとまあ、前回ブログをアップしてから半年以上が経過・・・
ライター業にあくせくしていると、どうもプライベートなブログがおろそかに。

今年は、息子と旅行しまくりYEAR!
来年からいよいよ小学生なので、と言い訳しつつ、思い出貯金にいそしむわが家であります。

さて、6月の後半。
仲良しのCちゃんと、ウチの息子と同じ名前のS君と、母子2組で、
ふと思い立って、3泊4日で台湾へ。

憧れの九份にて。絵になる観光地!

とにかく楽しかった!
子連れで行って、こんなに楽な海外旅行はちょっとない。
みんなにオススメしたい、台湾の旅!
私はすっかりはまってしまって、またすぐにでも行きたい気持ちなのです。

台湾旅1日目「たまにはいいホテルもいいよね」


いろいろあって、別々のエアで行くことになったため、
Cちゃんは羽田からエバー航空で。
ウチは成田からLCCのバニラで台湾入り。
ホテルで待ち合わせということになった。

荷物を引いてくれる息子。去年に比べても、格段に頼れるヤツに成長!

朝早く起きて、車で成田へ。
バニラは初めてのターミナル3から。・・・・すっごく遠かった。

さらに・・・フツーのスーツケース1個あずけるのに、5000円取られまっせ!
座席指定も3000円くらいかかった!!

で、リクライニングしない狭いシート。
テレビもついてないし、食べ物飲み物ぜんぶ有料。
息子やることなくグズグズ。

だいたい、成田までの交通費に駐車場代も考えたら、、、
羽田からANAとかで行った方が全然気分いいじゃん!

さらに、バニラは到着する空港が台北から遠い桃園。
手続きも混み合って、ものすごく時間がかかった。
そして待ち合わせ先の台北まで、バスで1時間半・・・。

結論。子連れ旅のLCCは絶対ダメ!

桃園からバスに乗る。バスはとっても安い。 

「バニラよりよっぽど快適だね!お母さん!」息子もバニラには辟易。

往路ですっかりくたびれて、バスのなかで爆睡した私と息子。
ふと気付くと、すっかり街なか。

アナウンスもよくわからんので、GPSで位置を確かめると、お、もう降りねばならんじゃないか。慌ててブザーを押す私。

しかし降りるのが早すぎたのか、ホテルまでスーツケースを引きながら、けっこう歩いてしまった。

「やっと、着いたの・・・」息子もヘトヘト。

今回、台北でのお宿は、リージェント台北。
ロビーフロアにはハリーウィンストン、ラウンジフロアにはピエールエルメがあるような、私たちには珍しく、らぐじゅあり〜なホテル。

ふつうはタクシーで車寄せに乗り付けるんだろうけど、離れたバス停からスーツケースを引き引き、徒歩にてエンヤコラ到着した私と息子。ださ〜。。

エバー航空で松山空港に到着したCちゃんたちは、優雅にラウンジでお茶をして待っていた。

保育園キッズに似つかわしくない、らぐじゅあり〜空間であった・・・。

今回、リージェントホテルではリビング付きのなかなか豪華な部屋に泊まることができたのだけど(ベッドも4つ!)、そのフロアの宿泊者には、専用のラウンジが用意されていたのだ!

ベッドで飛び跳ねる保育園キッズ。やめて・・・

豪華ルーム専用ラウンジにて。台湾バナナも食べ放題。 

日本語の新聞や雑誌もあるし、ゲームをして遊んだりできる。

このラウンジ、コーヒーはもちろん、台湾名物フルーツビールまで飲み放題。
かわいらしいプティフールに、季節の果物もたんまり。
カプレーゼとか生春巻きみたいな、ちょっとした一口アミューズまで冷蔵庫にスタンバイ。
朝は、パンまである!

このラウンジがいたく気に入った私たちは、やたらと立ち寄っては、いろいろつまんで飲んで、最大限に活用させていただいた。

ラウンジと部屋で一休みしたら、とりあえず最上階のプールへ!

少し雲は多かったが、暑いのでプールが気持ちよかった!

プールでは大はしゃぎするキッズ。バニラエアで抱えたストレスを解き放て!
Sくんの「海老泳ぎ」が斬新で、お腹をかかえて笑った。

結局ね〜、プールがあれば、子どもは嬉しいんだよね。
ハワイでもプール。フランスでもプール。どこでもプール。
台湾でも、プールに入るかなあ?と半信半疑で詰めた水着だったが、これは必須アイテムだなあと痛感。

プールで大人もリフレッシュして、すっかり空腹に。
お楽しみの夕飯は、旅するブロガーいかみさんのオススメ、「人和園雲南菜」へ。

台湾はタクシーが激安。
気軽にどんどん乗り込んだ。

 この、グリーンピースのスープ、うま!スナップエンドウの中身かな。スープは上品なチキンスープ。

好き嫌いの激しい息子も「うま!」と感激。 

牛肉の炒め物。 

 これも名物。エリンギのカリカリ焼き。滋味溢れる味。見た目も地味。

じゃがいものカリカリ焼き。似たの頼みすぎたな。

これ美味しかった!豚しゃぶラーメン。 

どれも塩分控えめで、お品のいいお味どす♡

膨らんだお腹をさすりさすり、向かうは寧夏夜市。

「お〜し、5000円だけ打っとくか」とは言っていません。 

お祭りぽい雰囲気に、喜ぶキッズ。

マンゴーかき氷。ふわふわして美味しかったけど、量が多すぎたね。

夜市、楽しい、楽しいんだけど・・・
息子たちは、「臭豆腐」のくささにノックアウト。

一度においを認識すると、もうダメなキッズ。
「臭豆腐、イヤだ〜〜!!」
鼻をつまんで逃げ出す息子。

「オエ〜ッ」。臭豆腐のにおいが苦手な息子。

臭豆腐、私は食べてみたかった。
ホルモンを煎じ詰めたみたいなにおい。長浜ラーメンの仕込み中みたいな感じかな。
たぶん夫は好きだろう。私もきっと食べてみたら、好きだと思う。
でも、たしかに強烈なにおいではあった。

海老釣り初体験。黙々と釣り続けるキッズ。

お茶を買ったりしながらそぞろ歩き。
楽しいね〜、夜市は。
台湾に来た!って感じがした。
臭豆腐のほかにも、麺料理など、食べてみたいものがいっぱい。

しばらく行くと、金魚と海老釣りのアトラクション発見!
海老は、金具をむすんだこよりでバケツの中に入れていくというゲーム。
天ぷらにして食べさせてくれる屋台もあるという話だったけど、ここはキャッチアンドリリース。海老はもらえなかったけど、キッズはオモチャをもらって喜んでいた。

ホテルに帰宅して、私とCちゃんはゆっくり赤ワインを飲んでおしゃべり。

台湾は、お酒があまり充実していない。
ワインも、ホテルの隣にワインショップが珍しくあったので、たまたま買えたけれど、たぶん、探しまわったら苦労したと思う。

レストランでも、ビールか紹興酒。
しかし、紹興酒を飲んでいる人すらあまり見かけない。
たぶん、ほとんどみんなが飲まないんだと思う。
今度来るときは、飲みたい酒はなるべく持参しようと思った。



Cちゃんと、
「もういい大人なんだから、せめてホテルくらい贅沢してもいいんじゃないか」
と話した。
うん、そうだよね。私たち、がんばって働いて、がんばって子育てして、がんばって母子で旅に来たんだから、ホテルくらい、いいよね。。

ホテルのベッドは高反発。硬いのかなと思いきや、ものすごく寝心地がよくて、ぐっすりと眠ることができた。


台北2日目「九份へは、タクシーのチャーターが便利だね」


翌朝。
朝ご飯は付けていなかったので、ぶらりとホテルの外へ。
すぐ近くに、お粥の屋台が出ていたので、買ってみる。

米の粥と、麺の粥。麺の粥のほうが好みだったかな。 

「オレたちは、あっちの麺がいいな」とキッズ。


晴れ男の息子。
日本でチェックしていたときは、まだ梅雨明けぬ台湾、雨予報ばかりだったのだけど、結局最後までいい天気だった。

ホテルへ戻ると、またプール。
気付けば、ものすごい日焼け!!

「まだ出ない!」
言い張る息子たちをなだめて上がり、ランチは小籠包を食べにテクテク歩いた。



リモワの広告はたけちゃん。素敵だった〜。日本びいきの台湾、居心地いいわ〜。

ananの台湾特集で、土屋太鳳ちゃんが行っていた「高記」というお店へ。


この炒め物、美味しかった!何の葉っぱなんだろう。謎だった。

キッズがかぶりついた小籠包! 

高記のイチオシはこの焼小籠包だけど、ちょっとボリューミーだったかな。母子2組では食べきれなかった。

偏食のウチの息子が、台湾では気持ちいいほどよく食べてくれた。
ふだんなら敬遠する菜っ葉の炒め物だって、美味しそうに食べた。
小籠包から出て来たスープを飲んで、「う〜ん!」と唸る様子は、夫によく似ていた。

食後は、台北市内をぶらり。

公園があちこちに。遊具も楽しいものがいろいろある。 

セミのような息子たち。


パイナップルケーキを買ったのは、みんなのオススメ手天品。でもここはパイナップルケーキよりもクッキーとかジャムのほうがおすすめかな。

とにかく暑くて、キッズは大嫌いな買い物に付き合わされるのにウンザリな様子。
なだめすかしてとりあえず買いたいものだけ買ったら、お楽しみのスイーツへ。

上に乗せるアイスは選べる。息子はスイカ。S君はレモン。

陳記百果園というフルーツパーラーをめざしてタクシーに乗ったのだけど、タクシーのおじさんは知らなかったみたいで、あちらこちらへ遠回り。
日本語も英語も分からないおじさん、私はGPSを見ながらいろいろ言うんだけど、イマイチ通じなくて、ずいぶん時間がかかってしまった。

グルメな日本人には評判の陳記百果園、そりゃ地元のおじさんは知らないか〜。
しかし日本人の美味しいものにかける情熱はすごいと思う。辺鄙なところにある小さなフルーツパーラーが、こんなにメジャーなんだから。

ホテルに戻ったら、チャーターしたタクシーに乗って九份へ。
九份は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所と言われている。

「ほら、お父さんとお母さんが食べ過ぎて豚になっちゃったあそこよ〜!お母さんたちが豚になっちゃったりして〜」
などと、よかれと思って煽ってしゃべっていたら、息子たちどん引き。

「オレ・・・せんとちひろのところには、行きたくないよ」

いやいや、大丈夫、言うことをちゃんと聞いていれば、無事に帰れるよ、などと説得しながら連れて行った。


高台にある九份。夕暮れの海がきれいだった。

「嫌だなあ・・・」 まだ怖れる息子。

九份へは、どのように行くか。
日本でもあれこれ調べて考えていたのだけど、日本で予約するオプションツアーは高いし、バスだから自由度も低い。
電車とタクシーは、しんどそう。
ま、ホテルで聞いてみようか、と成り行き任せにしたのだけど、これが大正解。
タクシーはチャーターして4時間3200元だった。片道40分ほどで、九份に着く。


タクシーのドライバーは、クアラルンプールの空港で暗殺された彼に似ていた・・・。

タクシーで観光路のそばまで連れて行ってもらい、2時間ほどの自由散策。

夕暮れ時に訪れた九份は、徐々に暗くなるにつれて、赤い提灯が輝いて、とっても綺麗だった。

いい写真が撮りたいから、下から走ってこいというオーダーに忠実に応える息子。 

偽ミッキーの飴かわいかった。 

何度も走らされる息子。 

指さす先には、ドローンが浮いていた。 

左側のカオナシのおそろTを着た2人組に注目。

ホテルのお姉さんが教えてくれた、芋団子がのったかき氷を食べてみる。最初はおそるおそるだった二人も、その美味しさにビックリ。

最後は奪い合いに。「芋!芋!」

どこが「千と千尋」の場所なんだろう、とうろうろ歩いていたら、ようやくそれらしき風景を発見。
しかし、やはりすごい人だかり。狭い階段に、びっしりと観光客が埋まって、なかなか動けなかった。


夕飯は、非情城市という映画の舞台になったレストランで。
観光客向けの店だから、味はふつうだった。

湯婆婆のお屋敷の前で。 

さすがに観光地。店が終わるのもあっという間。

さほど広くない観光地だから、2時間程の自由散策で十分だった。
ドライバーとふたたび落ち合って、タクシーでふたたびホテルへ。

しかしこのドライバー、帰路を運転中、ものすごく挙動不審だった。
やたらと両腕をさすり、ため息をつき、車線もふらつき気味。
「ひょっとして、何か発作でも起こすんじゃないか」
助手席に座っていた私は、とても不安になって、緊張していた。
いざというときは、ハンドルを握らねば、とドキドキしていた。

無事にホテルに着いたときは、もう、脱力。
つ、疲れた・・・・。

ドライバーはともかく、
九份は、ホテルでタクシーを予約するのをオススメします。
5時〜9時までの4時間で、十分楽しめます!

その夜も少し部屋でワインを飲んで、ぐっすり。
翌日は、新幹線で少し南へ移動の予定。

後編:新竹の動物園ホテル! 乞うご期待♡