2015年11月2日月曜日

母病床で息子成長

毎日、毎日、僕らは鉄板の〜♪
と、つい毎日口ずさんでしまった。
顔に似合わず、血管が細い私は、採血、点滴、非常に苦労をする。一発でうまくいくことは滅多にない、2、3度、針を刺されては、「ごめんなさいね」と引き抜かれる。。

暇だから撮った点滴コレクション。
アド街風にご覧下さい。





Good Girl♪

なんと結局、腎盂炎ではなかった。
じゃあ何だったんだろう。先生が「肺炎だったか、胆管炎だったかも」と言ったが、いまだにわからない。 今日もまた診察があるが、果たして原因は特定できるだろうか。

長引いたのは、最初にヤブ医者に行ったのが悪かったと思う。
はじめからいい病院で診てもらえば、腎盂炎なんて言われずに、薬も適切なものをもらえただろう。来年はどうしても寝込みたくないから、ここで原因究明しておきたい。

ひどい腰痛。全身の倦怠感。日中は微熱、夜中は高熱。途中から咳、痰が加わったが、これは病院で二次感染したと思う。右目は充血して、めやにとかすみ。ついには口中に口内炎が広がり、絶望的に食事が辛かった。今日になって、ずいぶんと楽になった。口内炎も終盤戦というところ。
いったいなんだったんだ!7days!←分かる人昭和の人

この際、今年のデトックスが終わったと思おう。
神様が、休養せよと言っているんだと信じよう。

病院で点滴をする以外は、安静にしろと言われて、やることもないし、何もかもにやる気が起きないので、テレビばかり見ていた。録画してあった「大地の子」や、「コウノドリ」を見て、涙を流す。「カプトンイ」という韓流ドラマも見た。長くてまだ終わっていない。

食事が、とにかく困った。
自分は食べたくないが、家族には食べさせなければならない。

友達が、息子を保育園に迎えに行ってくれて、ご飯とお風呂を済ませてくれた。
また、別の日には、お惣菜を詰めて持って来てくれたりした。
これはありがたかった。

昨日は、夫もバンドの本番があって留守だったため、息子を公園に連れ出してくれた。



ストライダーが得意で、14インチの自転車なら乗りこなせていた息子。
買い換えをケチって、16インチの自転車を買い与えてあったのだが、まだ足がぎりぎりで、補助輪なしで乗ることができなかった。
それが昨日、友達パパの特訓で、上手に乗れるようになった!

家で寝ていると、続々送られてくる息子の動画。
ありがたいなあ、と涙が出た。
みんなに育ててもらっているんだなあ、と思った。


大きな自転車を乗りこなせることで、息子は自信に満ちた様子で家に帰ってきた。
もう真っ暗だというのに、私と夫に見せたいのか、「自転車やる!」と言い張っていた。

ああ、ついに、自転車に乗れるようになったんだなあ。
しばらくしたら、私の電動自転車の後ろに乗ることも、なくなるのだろう。
早いなあ、本当に早い。

朝起きると、息子の成長ぶりに目を見張る。
こんなに足が長かったっけ?
私が足を開いた部分に、すっぽりと収まって、オムツを換えていたのは、ついこの間のことだったのに。

泣く内容も、ずいぶんと変わってきた。
幼い頃は、自分のワガママや不快感からギャーギャー泣いていたこともあったが、今は少しずつ情緒的な部分が成長していて、
たとえば、今朝などは、
「シャボン玉やる!明日、やる!(年下の)@@君にはやらせてあげないけどね」
などと言うので、
「へえ、 そうなんだ。じゃあさ、たとえば、お隣のお兄ちゃんが、『君にはサッカーやらせてあげないよ』、と言ったらどうする?」
「・・・嫌だ」
「お隣のお兄ちゃんが、君にそういう意地悪を言ったことある?ないよね?どうしてかって、お兄ちゃんは強くて優しいからだよ。お兄ちゃんになるということは、年下の子に優しくするということなんだよ」
「・・・(絶句)」
「君が年下の@@君に、シャボン玉やらせてあげない、と言ったら、@@君は悲しいよね。わかる?」
「・・・ヒックヒック・・・うわあああああーーーん!!」
「お兄ちゃんに、なれるかな?」
「なれる、なれる、ごめんなさい、うわあああん!!」
保育園に送る車の中で、こうしたやりとりをして、大粒の涙を流していた息子。
まったくエモーショナルにもほどがあるが、 だんだん、こうしてコミュニケーションのなかでさまざまな気持ちを覚えているようで、おもしろい。

ある夜は、一緒に寝ている布団から、苦しくて這い出して、自分のベッドに横たわっていると、夜中に目を覚ました息子が慌てて私のそばに来ようとした。
「お母さんはちょっと苦しいから、今日は一人でそこで寝てくれるかな?お願いします」
と言ったら、シクシクしながら自分の布団で眠りについた。
 その様子を見ながら、うわあ、もう一度息子の布団に戻って抱きしめて寝たいという衝動を逆にこらえる自分ww

息子が成長するにつれて、自分がいかに息子に依存しているかを思い知らされる今日このごろ、おっと、いけないいけないと、自制をしては、さまざまに思いを廻らせる。

母も、そうだっただろうか。
息子(私の弟)が、幼い頃はかわいくて仕方がなかったはずだが、今は成人して世帯を持つ息子を、抱くことはない。抱いてたらキモいけど、なんというか、かつては触れ合ったものが触れ合わないのは、どういう感じだろう、などと思ったりする。もちろんゆっくりと過ぎる時間が、そんな執着を摩滅させるのだろうけども。
子どもが成人をして世帯を持つ、という、ある意味親としての幸せなゴールを見届けるのは、どういう気持ちだろうか。

そんなことを考えていたとき、母と電話で話をした。
母もこのところあちこち煩っていたのだが、そんな母が考えていたのは、自分の母親のことだったと言う。

体を壊すと、大切なものがわかる気がする。
自分自身の健康。家族。友達。

思いがけず今年も1週間以上寝込んでしまったけど、さまざまに反省して、来年に向けての気持ちも新たに。

気遣いのメッセージをくれたたくさんの友達、お見舞いに来てくれた職場の仲間たち、
そして、特に私たち家族のサポートをしてくれたH家、S子ちゃん、ありがとう。

元気になったら、みんなのために私も頑張ります!