2012年8月30日木曜日

ワイルドに食べよう

息子、ヘルパンギーナの後は、扁桃炎・・・。

この扁桃炎がなかなかやっかいで、彼は1週間、保育園へ行くことができなかった。
熱は、解熱剤で下げてもすぐにまた上がってしまうし、喉や口の中が痛いようで、指を口の中に入れて泣きわめく。

先日の日曜日には親友のFumikoさんのウェディングパーティーもあったので、実家から母にヘルプに来てもらった。息子は終始ご機嫌斜めで、母も相手をするのがきつかったんじゃないかな。出かけることもできないし、むずかる孫の世話をしただけで、帰すことになってしまった。

なんとか熱も下がった火曜日は、ハーフバースデーの撮影会をしたメンバーで、ふたたび1歳の記念撮影。
息子も甚平、蝶ネクタイ付きのロンパース、カジュアルボーダーTシャツといろいろ着替えて撮ってもらったのだけど。
これがもう、機嫌は悪いし、病み上がりで顔色も悪いしむくんでるし・・・トホホ。ハーフバースデー、あの頃の輝きはどこへ・・・
私はふだんし慣れない抱っこをずっと強要され、くたびれてしまった。
仕上がりは楽しみだけど・・・いい顔が撮れているか心配だな・・・
まあ、どんな表情でも、その時の貴重な記録と考えれば・・・
Nagasakiさん、よろしくお願いします。

そして昨日はようやく保育園に復帰。
用意も済ませて、何度も本を読み聞かせして(最近何度もやらされる、クドいのよね〜)、いざ出発。その前に、庭の草木にお水をやらねば!
と、私はウッドデッキに出て、ガラス戸を閉め、ホースで水を散布した。

ふと振り返ると、息子がガラス戸の鍵をいじっている。
ああっっ、半分閉まりかけているではないか!

「ちょっと、やめて!開けて!」

と叫んだら、息子はニヤーとして、カチャッと完全に鍵をかけてしまった。

「ぐをーー!!!」

玄関は、慎重派の夫がいつも出がけに鍵をかけてしまう。
密室状態になったわが家・・・

慌てて私は隣家に駆け込み、ヘルプを頼んだ。
キッチンの小窓だけ、鍵がかかっていなかったので、網戸をこじあけた。
窓は、何というか、全開しないタイプの、下からちょっと開けるだけ、みたいなヤツなのだが、そこに脚立を持ってきて、なんとか入ろうとしたのだけど・・・

ケツがつっかえて入りまへん!!

そこでお隣の4歳児に入ってもらおうとしたのだが、完全拒否!
どうしよう・・・もう消防を呼ぶしかないのかと思っていたら、お隣のパパが、その薄い隙間からヨガのようにして足を折り畳み、家への侵入に成功。
痩せてるってすごい・・・そして、体がやわらかいんですね・・・

玄関の鍵をあけてくれて、息子を無事救出。
20分くらいひとりぼっちにされた彼は、ひきつるほどのギャン泣きだった。

いや〜、ほんとに、肝を冷やしました。
お隣の、む〜パパ、ほんとにありがとう! ご近所付き合いって、ほんとにありがたいな。
というか、私・・・、痩せます!


と、そんなハプニングの後、遅刻して保育園へ送り届け、仕事にも遅刻、ヘトヘトで帰ってきて、息子に夕食を食べさせようとしたが、これが、食べない。
ごはんと、ぶどうはかろうじて食べるのだが、 おかずはすべて拒否。口に寄せたスプーンも払いのけるので、つい、カッとなってしまった、わし。

「なんで食べないの!」

と、(たぶん)はじめて息子にキレてしまった。

一瞬キョトンとして、そして息子は、悲しそうな顔をした。

あ〜、やってもた、これは・・・どうしよう、と思ったのだけど、フォローの笑顔すら浮かばない、へろへろのわし・・・

無言で皿を片付けて、しばらくしてから、後悔の念が襲って来た。
息子はゴキゲンで車のおもちゃをにぎって「ブーブー」と言っている。
その背にむかってごめんね、というのが精一杯だった。

そして今日、保育園にお迎えに行ったとき、園長先生が、

「今日もよく食べてましたよ!おやつのそうめんも、ペロリでしたよ!」

と言うので、びっくり。

家では麺類なんて、ほとんど食べてくれない。2すじくらいが関の山の息子。

「えっ、そうなんですか。手づかみでぜんぶ食べてましたよ」

手づかみで・・・麺を・・・

そうか。
そうだったのか〜〜!

家を汚したくないばかりに、私はスティック状の食物以外は触らせないようにしていた。
麺も細かく切り刻んで、スプーンで無理矢理口に運んでいた。

そう話すと、園長先生は、笑って教えてくれた。

「この頃はなんでも自分で確かめたいんですよね。多少は汚れるのを覚悟で、やりたいようにやらせてみると、家でも食べると思いますよ」

「わかりました、今日からワイルドに行きます!!」

「そうですよ、はやりのワイルドで!」

鼻息あらく家に帰り、夕食の準備。
こども椅子の下に新聞紙を敷き詰めた。

今日のメニューは、大根スティック味噌田楽、ゆかりのおにぎり、豆腐とキャベツのスープ。息子が欲するままに、どんどん手に持たせ、汁碗も手渡し、やりたいようにさせてやった。

すると、食べること、食べること!
もう、気持ちがいいほど食べてくれた。
汁碗も、器用に手で持って、自分でスープだけ飲む。具は、手で掴んで食べる。

あ〜、こういうことだったのか・・・
見ながら、つくづく考えた。

息子が成長していることに、気づいてやれなかったのだな、と。
息子は、私以上にイライラしていたに違いない。自分で確かめながら、味わって食べたいのに、勝手に口にスプーンを押し付けてくる母親。うざかったろうね!

よし、この調子でこれからはワイルドに行こう。
そうしよう!

 そんな感じで、新米子育て生活は続いております・・・


これがやりたかったんじゃ、はよ気付かんかい!

2012年8月20日月曜日

祝1歳☆夏休み













お盆、終わった〜。
帰省を含めた、夏休みの日記をまとめて書こうと思います。

明日から帰省する、というタイミングで、息子はヘルパンギーナに感染。
大丈夫かな!?と思ったが、先生が「車で移動くらいなら大丈夫」と言ってくれたので、念のため座薬を処方してもらって、名古屋へ出発した。

新東名は、やはり快適!
小さなSAもすべてキレイだし、丸亀製麺とか、有名な飲食店が入っていて、安心感ある。
三ヶ日からのボトルネック渋滞には参ったけど、まあまあ、このシーズンにしては、スムーズに帰省できたと思う。

帰省の最初のイベントは、地元の中学校の同窓会。
オリンピックイヤーに開催ということで、4年ぶりに懐かしい顔ぶれが集まった。
ちょうど40歳になる年。思ったほどみんな、老けてなかったなあ。
14時から18時までが一次会、店を移動して、19時から23時まで2次会。
嬉しい再会も多々あり、たっぷり飲んでおしゃべりして、とにかく楽しかった。
※息子は義実家にてお預かり!

それにしても中学を卒業してから25年。
やっぱりそれぞれに、いろんなことがあったよう。
子どもはもう高校生とか、私みたいに最近授かったばかりとかいろいろだし、離婚した人もけっこういた。


前回の同窓会で、中村チャック先生が、「ここに集まっているみんなは、幸せな人生です」と言った意味が、よくわかる。
もうすでに数人は亡くなっているし、逮捕されたり行方知れずの人もいる。
酸いも甘いも乗り越えて、その場で楽しく飲むために集えるのは、本当に幸せなことだと思う。

いろんな家庭環境の、頭の良し悪しもさまざまな子たちが集まる、地元の公立中学でなければ、味わえないこの雑多なかんじの心地よさ。
息子にも経験してほしいなあ。


さて、この帰省のメインイベントは、息子の1歳のお祝いだった。

私の実母が体調を崩してしまったので、両家での祝宴はキャンセルになってしまったが・・・
実家が用意してくれた一升餅で、義実家にて1歳のお祝いをしてもらった。


 寿のお餅、2個!

 ふろしきで2個とも包んで背負わせた。

どちらの実家でも、たっぷりと祖父母にかわいがってもらって、今年は早めに自宅へUターン。

弟一家が、初めて鎌倉に遊びに来るということで、一緒に上りの高速を走ってきたのだった。

弟には、5歳の娘ともうすぐ2歳になる息子がいる。
いとこたちに囲まれて、賑やかな2泊となった。

甥っこのSohmaは、やんちゃ盛り。
いつも姉にやられているので、自分よりも幼い従弟が格好のいじめ相手に・・!
突き飛ばし、ひっぱたき、口の中に指を入れてかき回し・・・息子はやられ放題。
それを見て怒った姪っこのMomoちゃんが、弟をぶん殴る。
やりすぎて、親におこられて、全員で泣きわめく。
もうめちゃくちゃ!!

 どすんと、突き飛ばされているのがうちの息子!

一人っ子でのんびりしているうちの息子にとっては、いい刺激になったんじゃないかな?
Sohmaが姉に倒された瞬間、息子は積もり積もった恨みを晴らす、みたいな感じで、「ギャーッ」と叫んで従兄の背中を叩きまくったりしていた。
へえ、この子にもこういう感情がもうあるのか、と感心して眺めた。
 
夜は家の前で、お隣さんと一緒にバーベキュー。
途中で雨が降ってきちゃって、あわてて家の中での飲み直しとなったけど、楽しかったなあ。

弟が焼き係!


肉のおいしさに目覚めた息子は、スペアリブの骨を離さない。


大騒ぎの3日間だったけど、とにかくおもしろかった!
来年は海へ行けるといいね。

 弟一家と記念撮影。
弟は昔、エディマーフィーに似ていると言われていたが・・
今は関ジャニの村上君に似ている。


そして、昨日、8月19日は、息子の1歳の誕生日!
ああ、ついにこの日がやってきたんだな、と、朝から、とっても気分が良かった。


ケーキ屋さんの入口には、嬉しいメッセージが。 
なんでそうすけ呼び捨てやねん!

 息子は一口も食べてないけど、見て喜んでいた。来年は1口くらいあげようかな。

最近、乗り物系に興味津々の息子のために、午後から江の電に乗りに行った。
鎌倉駅まで、ちょっと混んでいたけど、息子は嬉しそうだった。

ボーネルンドで、プレゼントの積み木を買った。
積み木って、けっこう高いんだな〜、びっくりしたけど・・・ま、1歳だし、いいか!
 
 おままごとセットにも興味がわいたもよう。

sahanで、お茶。
ここは内装が非常にシンプルなので、子どもが触って危ないものが何もなくて、とっても居心地がいい。

 お客さんもいなかったので、遊びたい放題だったね!


家に戻ってくると、お隣のNagiちゃんがパパと遊んでいたので、合流。
息子はお隣さんから、誕生日プレゼントに大好きなtupera tuperaの絵本と、靴をいただいた!
新しい靴を履いて、はしゃぎまくる息子。

 Nagiちゃんに手をひかれて、嬉しそう。

家のまわりを歩くだけで、こんなに楽しそうな顔をするなんて!
歩けるって、羽が生えたくらいの気分なんだろうな。
これから、もっと外で遊んであげよう。
去年の今頃は、まだ目も見えずに、ホゲホゲしていたのに・・・


本当に、あっという間の1年だった。
そしてそれは、私にとって、一番幸せな1年だった。
息子が毎日くれる感動は、私たち夫婦の宝物だ。

これから、私が息子にしてあげられることは、

つねに笑顔で接すること、
善悪をきちんと教えてあげること、
彼自身が見つける楽しみをサポートしてあげること、
学びの基礎をととのえてあげること。

 申し訳ないけど、あまり財産は残してあげられなさそうだから、自分で稼げる人間の下地をつくってやることが、私からのプレゼントなのだ!



最後に、ブサイクシリーズの写真を1枚。
麹チョコレートをパンに塗ってあげたら、この始末・・・
しかし、誰に似てきたんだろう・・・ひどいよ・・・

「1歳になったよ!」

2012年8月9日木曜日

成長


もうすぐ、お盆。
わが家も、明日の夜、車で名古屋へ向かう予定。

お盆休み中は、両家で集まって、息子のバースデーを祝うことになっている。
はやいなあ。もうすぐ、1歳になるんだなあ。

去年の今頃は、「おしるし」が来たのになかなか産気づく気配がないので、どうなるんだろう、なんて思っていたっけ。お腹の中の息子は痛いくらいに足をばたつかせて、胎内に竜がいるかのようだった。でもあの一体感、今思えば、よかったな。



 「子どもが生まれたらもうしばらく食べられない」
とかいって、外食ばかりしていたけど、生まれてちょっとしたらすぐどこへでも行けるようになって、あんなに食い溜めする必要なかったかも。

今では、すっかり保育園になじんで、私も仕事に行くことにも慣れて、そんな生活が当たり前のように過ぎて行く。
赤ちゃんって、あっという間に大きくなっちゃうのだ。
息子はもう、赤ちゃんじゃない。乳児でもない。幼児だ。

昨日、ニューヨークに暮らす友達のRieちゃんが、今年のお正月に名古屋の実家へ帰省した際に、息子とお邪魔して、撮ってもらった写真を送ってくれた。
あざらしの赤ちゃんみたいだね、と言って。

それを見て、私は、
えっ、こんな顔だったっけ!?
と、びっくりした。



4ヶ月くらい。
なんて目が大きくて、愛らしかったのか〜!

そ、それが今では・・・

 
どすこい!

こんな横綱みたいになってしまいました・・・
太ったからか、顔のパーツが肉に埋まったようで、目鼻が小さな人みたいになってしまった。
そして、夫が恐れていた天パー遺伝も、クリクリと出現!

それにしてもえらい変貌ぶり・・・、「赤ちゃんモデルいけるかも」なんて一瞬思ったこともあったけど、応募しなくてよかったわ!

いや、どんな見た目だろうと、私たちにとっては最高にかわいいよ!
オリンピック選手を目指して、がんばろうね!(何の種目で!?)