2014年9月30日火曜日

子連れ(3歳)プーケット旅行 <後編>

ふたたび、サワディカ〜!
プーケット旅行、後編をお届けしま〜す♪

9月26日(金)
朝、ザザーッと降り注ぐ雨の音で目が覚めた。
ああ〜やっぱり雨期なのね〜と悲しい思いで朝食。
この日は特に予定も入れていなかったけど、さて、雨の一日、どうしようか。

私はネットでアクティビティの充実しているホテルを検索した。
晴れていて遊びにいけるなら、このシンプルな宿でも十分だけど、雨でやることがないとなると、キッズルームなどが欲しくなる。
もともと安い宿だし、放棄して、あと2泊はデカめのホテルに移って雨の中をしのぐのもいいかも……

しかし、思い直す。
いやいや、まてまて。
今回の旅は「思い出&エコノミー」がテーマだったではないか。
ホテルを取り直せば、放蕩旅行に逆戻り。
雨期だから安いのだ、だからあえて選んで来たのだから、雨でも何とかしてエンジョイしてやるぞ!!

そこでオプションツアーのパンフレットをゴソゴソ。
ファンタシーも行きたいけど、21時スタートじゃあ、息子は起きていられないし。
まあ、この、プーケット島歴史観光ツアーっていうのにでも行ってみようかな……
さすがに観光ツアーで英語オンリーもきついので、日本語OKの電話番号に部屋からかけてみた。
しかし、つながらない。
ホテルスタッフに聞けば、外線はつながらないので、フロントで電話を借りろとのこと。
フロントへ行くと、ロシア人の女性が外線電話を占拠していた。
くっそ〜時間がムダにすぎるぜ!!

と、ふと空を見ると、ピカーンと晴れている。
あれ!?
ヤッタ〜!!

私たちは、さっそくホテルのレンタルバイクを借りることにした。


 デカめの原付ね。3ケツしても安定感あったよ〜

このレンタルバイク、24時間借りて250バーツ。
安いわ〜。
夫はバイクの運転をしたことがないので、私が運転し、夫が後ろに乗り、真ん中に息子を挟み込むかたちで出発した。

 乗ってみると、こんな快適なものはなかった!
「風がきもちいいねえ〜!」
後部座席にいる夫も息子も大喜び。
子どもを乗せているので、念のためトロトロ安全運転で、左端をひっそりと……

まずは近場のカロンショッピングセンターまで行って、少々ショッピング。
夫はコレクションしているビールTシャツをゲット。
私は500バーツで水着を買った。
これまた安い☆☆☆

ビールTシャツ4枚買いました〜 byヤング
次第に運転にも慣れて来たので、ブイーンとパトンビーチまで飛ばして行った。


パトンビーチで一番うまい店、それがサバイサバーイ。
久しぶりに訪れたが、やっぱり美味しかった。

 麺は細・中・太の3種類から選べて、これは中。きしめんみたいで美味♪

息子もこの店の麺と焼き飯はけっこう食べた。

サバイサバーイで昼食を済ませた後、またバイクでカロンのホテルへ戻る。
 バイクに乗りながら、ふと、気付いた。
サバイサバーイの食事の後、口の中がしびれていないことに……!

ひょっとして、いままで食べてきたものは、化学調味料がたっぷり入っていたのではないだろうか。タイは化学調味料王国だ。
サバイサバーイの料理は、無化調なのだろう。
息子はひょっとして、それに気付いて、この店の料理だけ食べたのでは……?
なんだかそんな気がして、合点がいった。
あ、推測です。でもきっと、そう。


 この日は息子をしっかり2時間ほどお昼寝させて、夕方、日が落ちる寸前のカロンビーチへ。

プーケットの夕陽、本当に最高なのです!!
日が落ちて、マジックアワーを堪能する我々……。


 息子もウットリ……してたかどうかは??

 夫曰く「この写真いいよね」ってわしの顔写ってないぞ!

 月がまたキレイだったんだよなあ〜

マジックアワーの父子……いいネ!


この日の夕飯は、カロンビーチ添いのVitapornというお店。
「ハンバーガー食べる!!」
と息子が言うので、注文した。

息子のリクエストによるバーガー。

 大人はトムヤムクンやヤムウンセンなど。

ところが息子はバーガーを一口しか食べなかった!!
「もう食べたくない」
の一点張り。

「じゃあなんで食べるなんて言ったんだ!! ご飯を食べない奴は一人でホテルへ帰れ!!」
とブチ切れる鬼母。

「だっていらないんだもん……」泣き顔の息子


エビのサラダは相当辛かった〜

夫が「まあ、大人にむりやり付き合わせてるんだから」と私をなだめる。
結局息子はここでもジュースを飲み、店員のお姉さんの写真を撮るだけでまともに食事はしなかった。トホ。

まあ、無化調にこだわっていると考えれば、立派なものだけども……。


9月27日(土)
翌朝は、再びバイクにまたがり、ビーチへ行こうと思ったが、ガソリンがエンプティに差しかかっている。カタビーチのほうにガソリンスタンドがあるよとフロントのお姉さんに聞いたので、行ってみたが、なかなかみつけられない。

スタンドで入れるのは諦めて、道ばたの売店で瓶売りしているガソリンを買ってみることにした。



ハゲ散らかした気のいいおじさんが、瓶からガソリンを入れてくれた。

80バーツ分 くらい入れると、だいたいタンクの半量になった。
ふたたびカロンビーチへ戻る。

雨期は波が高いのだそう。
この日のカロンビーチには、とても強い波が打ち付けていた。

「海に入る!」
息巻いていた息子も、いざ高い波に入って行くと、恐怖で絶叫。
「帰る!帰る!ギャー!!」

 夫が肩車をして海に入ろうとしたが、泣きわめくので断念。

夫が波に押されて倒れたのを見て、また号泣。 「お父さんがおぼれちゃうよ〜!」

カロンビーチには、かつて、ビーチパラソルとチェアがずらーっと並んでいて、チェアの砂を払ってくれる男の子がいたりしたもんだけど……時期のせいなのか、まったくそれらがなかった。それは、少し残念だった。

そうこうしているうちに、レンタルバイクを戻す時間になったので、ホテルへ引き上げた。
海に入ったままの格好で、そのままプールへ。
プールではゴキゲンな息子であった。


「プールのほうがいい!」だってさ。

プールの水は海水だった。

今日も晴れてよかったね〜!

プールから上がった後、ホテルから坂を下ったところにある、
Take a Break Restaurant という店にぶらりと入ってみた。

 息子にはビンゴゲームを貸してくれたり、クッキーをくれたり。

ノーマークだったこの店に入り、テーブルにつくと、私の食いしん坊嗅覚がピコピコと働いた。
「ここは当たりかもしれぬ!」


 とりたてて飾り気もない店。

 オレンジ色の壁がかわいい。

清潔感があって、何しろ、奥に見える厨房がピカピカだった。
腕を振るっているのは、私と同じくらいの年齢の奥さん。
給仕はたぶん、旦那さん。工藤公康に似ている。


 すり身揚げと、シーフードサラダ♪

料理はカンペキだった!!
滞在中で一番の美味!!
これだよ、これ、これを求めてたのよ〜〜!!

生パン粉を使って、新鮮な油でカリッと仕上げたすり身揚げ。
シーフードサラダに入っていたエビも、いままでで一番大きくて美味しかった。
写真を取り忘れてしまったが、焼きそばに焼き飯も良かった。
息子もここではいろいろと食べてくれた。
そしてやはり、食後の口内の痺れは感じられなかった。

あ〜、もっと早く出会いたかったこの店に。
そうと知っていたら、毎日ココでよかったのに!
ホテルから近いし!灯台下暗し……。

「今夜また来るから、ワイン持ち込みしていい?」
と聞くと、工藤公康に似た店主が、
「ワインクーラー用意しとくよ!」と張り切っていた。
赤ワインなんだけどな、と思いながら、ひとまずホテルへ戻る。

午後は、リベンジ象さん!!
ホテルのお姉さんに予約してもらって、ふたたび象トレッキングツアーへ。
日本で予約するより安かった。
オプションツアーは、現地で予約がいいみたい。


子象にビビる息子。

 シャロン湾の眺め……キレイだったなあ〜。


乗せてくれる象さんにあげるつもりで、バナナをたっぷり購入。



 息子のリクエストで、ココナツジュース。ミルキーな味わい♪

この日も、日本人の姿はなし。
一緒になったのは、韓国人の新婚旅行客と、中国人のオッサン&その愛人。
たまらないムードであった。。

 象はココナッツを丸ごと食べてしまうのだ〜!ゴリゴリって音がしてびっくり!

息子は象の頭部付近に座らせてもらったが、びびりまくり。「象さん…硬い」

この日は快晴だったので、遠くシャロン湾に浮かぶ船を眺めながらのトレッキングはとても気持ちがよかった。
象使いも調子良くおしゃべりして、楽しませてくれる。


「お、おちる〜!」ヘタレな息子。

雨リベンジ成功!象さん楽しかったね!

私たちの象使いはとても優しい雰囲気の人だった。年の頃なら夫と同じくらい……
いろんな人生や職業があるものよのぅ〜としみじみ思いながら、象山を後にした。



 トゥクトゥクに乗って、お水をチューチュー。

このツアーは、プーケットの大仏見学もセットになっていた。
車に乗って、山をさらに登っていった。

 大仏に近づくと、何やら民族音楽のようなものが響いてくる。
内部で、お坊さんがマイクを通して激しくお経を唱えているのだと知った。


 ミサンガのようなものをお坊さんに巻いてもらう息子。お坊さんが合間にスマホ見てるのにウケた。

大仏の内部に入ると、信徒たちが天井から吊り下がっている紐を頭に括り付けてお経を唱えていた。なんとも不思議なムード……。

 ヘッドギアを思わせた。


 大仏の前で、記念撮影。これ、年賀状になるかもです。

息子は拝むのが大好き。仏像を見ては手を合わせて拝みまくっていた。

この大仏、奈良の大仏の3倍もあるそうな。
そしてすべて寄付で作られているという。
高台からの眺めも良かったし、厳かな気分を味わえたし、やっぱり少しでも寄付すれば良かったなあと、ちょっと後悔している。

ホテルに戻ると、足がパンパン。
ビーサンで歩き回ると、足が疲れる。
夫と息子はまたプールへ行くというので、私はマッサージをしてもらった。
1時間500バーツ。すご〜く上手だった。
初日にもフェイシャルとマッサージを受けたのだけど、安かったなあ。

ああ…今度は女友達と、子ナシで来たいなあ……そして毎日スパ三昧♪などと夢想するわし……
さらに5年前、3度目のプーケット旅行を思い出す。
あれは楽しかった…しげやんとケイコさんとマチャミさんと…素敵なスパへ行ったなあ…
そしてタクシーの中でカルロストシキ&オメガトライブの「君は1000%」を熱唱したっけね〜 いまはみんな会社をやめてしまったけど、久しぶりに集まりたいなあ。

さて、
最後のディナーは、ランチで予約しておいた通り、またまたTake a Break Restaurantへ。
工藤公康似の店主がいそいそと待っていた。
この夜いただいたのは……

 パイナップルチャーハン。カシューナッツとレーズンが入って、激ウマ!

ヒレステーキは、マッシュルームソースで。付け合わせのポテトまで美味しかった……☆☆☆


 トムヤムクン、一番美味しかった!チキンフライのサラダも!!

しかし、息子はほどなく撃沈。


 料理が出る前に、爆睡してしまった。。 

はじめは息子を抱きかかえながら食べていたのだけど、さすがにきつい。
椅子に寝かせてほっと一息ついていると、アメリカ人客のおじさんが声をかけてきた。
IBMに勤めていたおじさんは、日本に2年間住んでいたという。
カロンでは近くのアパートを借りて中国人の奥さんと長期滞在しているそうだが、ここのレストランはおいしいよね、と太鼓判。
でもトリップアドバイザーにも載っていなかったんだよな〜。
あ、Facebookは見つけたので、URLを貼っておこう。
https://www.facebook.com/pages/Take-a-break-Karon-restaurant/169968019853265
しかしたいした情報挙げてないな〜。娘の写真出してどうする。料理を宣伝しなよ〜。

結局のところ(そういう仕事をしていた自分だけど)、情報にばかり頼っていてはいけないな。足で探したおいしいレストランって、ほんとに大事だよなぁ。
私も今の職場が、そんな風に思ってもらえるお店になるといいな……。
と、思ったのでありました。

息子を夫がかついで、ホテルへ戻る。
ホテルは小高い丘の上にあるので、彼はかなりしんどかったことだろう。

最後の晩酌は、辛口のシードル。
お腹がいっぱいだったので、少しだけ残して、就寝。

飲み上げにシードルは軽くて良い。

9月28日(日)
翌朝は4時半に送迎車に乗って、プーケット空港へ……
ふたたびバンコクから、ANAに乗って、羽田へ。

帰りの飛行機では一睡もしなかった息子を、CAの方がよく面倒をみてくれて助かった。
機内のお散歩に連れ出してくれたり、お菓子をくれたり。
きれいな女性に弱い息子は、尻尾を振ってなついていた。

飛行機が、年々過酷に感じる。
狭さも辛いし、気圧の変化で気分が悪くなるし、機内食はまずいし……。
以前はすぐに眠れたのに、このごろ少しも眠ることができない。動き回る子どもを連れていたら当然か……。
イヴ・サンローランと、ジョニーデップの人工知能の映画を観て、なんとか気を紛らわせた。※イヴ・サンローランはすご〜く面白かった!

 羽田から藤沢に到着したのは夜の8時。
クイーンズでお惣菜を買って、帰宅して9時。
移動だけの最終日は、ヘトヘトになってしまった。
 夫と家で晩酌しながら、旅行の思い出を話し合った。
雨期にしては、2度しか雨に遭わなかったのだから、満足満足!
贅沢な旅ではなかったけど、楽しかった。

この夜も夕食をとらずに寝てしまった息子は、翌朝、朝食に出したおにぎりをもりもり食べて、保育園へ行った。
戻ってきた保育園ノートには、「昼食:全+全 おやつ:全+全」と書かれてあった。
これ、つまり、2食分食べているということだ。

食事はちょっときつかったかもしれないが、旅行そのものは楽しかったようで、保育園で先生に象のことなど、いろいろお話しして聞かせていたという。

写真によって、きっと記憶をインプリントさせるだろうけど、少しでも将来憶えていてくれたら嬉しいなあ。 まあ、きっと憶えていないだろうな。
私も夫も、3歳の記憶など、ひとつもないのだから。

プーケット旅行記、これにて終了〜!
コップンカ〜♪♪



子連れ(3歳)プーケット旅行<前編>

サワディカ〜♪
日曜日、プーケットから帰ってまいりました!!
たのしかった〜 またまた自己満足な長い旅行記・・・前編であります!

息子も8月に3歳になり、記憶も少しずつしっかりしてきたところで、今夏の家族旅行はどこへいこう?と考えた。
夫は「ハワイ島で星空を見せたい」 と言っていたが、計算したところ、滞在費含め、家族で80万円くらいかかってしまいそうだし(いろいろ買っちゃうだろうし)、息子はまだ幼いので高地もきついだろうと判断。
ふいに、そうだ!何度か社員旅行で行ったプーケットで、象に乗せよう、と思いついた。

過去3度訪れたプーケット。とにかく滞在費が安いのが魅力だった。
そこで、今回の旅のテーマを「思い出&エコノミー」に設定し、ツアーではなく、個人手配で安く上げることにした。

エアは早割で取り、ホテルは、トリップアドバイザーで高評価だったカロンビーチの「パシフィッククラブリゾート」というホテルをAgodaで予約。
10万円だけ握りしめ、 5泊7日の旅へ出発した。

9月22日(月)
夫も私も仕事の後、息子を保育園へ迎えに行き、近所のバス停から江の電バスに乗り込んで、大船へ。大船ではラーメンと餃子を食べて、リムジンバスで羽田空港に向かった。

ANAで羽田からバンコクへは、深夜便。息子はいつもと違うフンイキに興奮して、結局搭乗するまで起きていた。


 さすがに眠くなった息子。バンコク便では、しっかり就寝。

9月23日(火)
バンコクでのトランジットの後、さらに1時間半ほどで、プーケットへ。
到着したのは、 朝の9時半頃。
タイはこの時期、雨期真っ盛りなのだけど、快晴だった♪

空港では、事前に予約しておいた送迎SUVが待っていてくれた。
本当に来るかな・・とドキドキしていたので、ちょっと安心。
それでも、ホテルはどんなかんじなのか、到着するまで実は心配していた。

何せ、激安だったのだ。
トリップアドバイザーではいいことばかり書いてあったけど、ホントかね!?
だって家族3人で1泊7000円・・・
ボロボロのバックパッカーホテルだったらどうしよう・・・私たち40代なのに・・・

プーケットに到着〜☆ 飛行機はこういう楽な格好にかぎるね。

なつかしのパトンビーチを通る。
しかし、こちらも津波の被害に遭った場所だけど、すっかり元通り……もともと簡素なつくりだから、作り直すのが楽なのかしら。などと思いながら、車はカロンビーチへ。美しい海が見えてきた。

15年くらい前、前職の社員旅行でプーケットを訪れた、それが私の初めてのビーチ旅行だった。
ボディボードをやりすぎて、背中が丸焦げになったっけ……
ホテルで同室だっジュンコが扉を開けっ放しでトイレをしてたっけ……
ヘナでタトゥーを入れたら、かぶれてえらい目にあったっけ……
調子に乗って食べたり飲んだりして、ヘルペスは出るわ口内炎はできるわ、散々だったっけ……
でも、でも、あんなに楽しかった旅はなかったな。
ありがとう、社長……ありがとう、ムラマツさん……


さて、車は山を登ってホテルに到着。
 中庭を通って、フロントロビーへ。
まあ、古さは否めないが、悪くなかった。

部屋も、なかなか良かった。
1ベッドルームスイートなのだけど、リビングがとても広くて、明るかった。

 快適なリビング♪ ここで夫と毎晩晩酌。

 ベッドルーム。息子が寝相さえ良ければ、広くて快適。

 入口には、ミニバーカウンターにキッチンも付いていた。

まあ、なんというか、けっしてラグジュアリーではない。
ホテルというよりも、小ぎれいな貸しコテージというかんじかな。
子ども料金はいっさい取られなかったし、ランドリーサービスも安かったので、何度か利用した。
子連れのファミリーには、十分なホテルだ。

荷物をほどくと、お腹がすいたので、すぐにホテルのレストランへ。

 夫の撮影テクには毎度仰天させられる。ふつう「もっと上に上がって」とか言うんじゃないか。

 息子はすいかジュース♪

夫はグリーンカレー、私はパッタイ、息子はチーズバーガー。
空腹も満たされたところで、ホテルの最上階にあるプールへ出かけた。

「泳ぎまあ〜す!」とピース。

このプール、毎日のように利用した。
意外に広くて、眺めがよい、インフィニティプール。
気持ちよくて、息子もゴキゲン!
スライダーなどアクティビティはないけど、息子にはちょうどよかったみたい。

 近藤春菜みたいになってるぞ!

プールの後、カロンビーチまで散歩して、途中でタクシーにのって、もうすこし南側にあるカタビーチの食堂へ。
るるぶに載っていたママレストランという、海岸沿いの安食堂。
味はソコソコだったけど、とにかく安い。
家族3人で1500円くらい。
でもタクシーに乗ってわざわざ行くようなところじゃなかったかな〜。


 息子はすっかり疲れて寝てしまった。

ホテルに戻った私たちは、ビールを飲んで、就寝した。

9月24日(水)
起きると曇り空。
この日は、息子が一番楽しみにしていた象トレッキングの日。
雨が降りませんようにと祈りながら、送迎のに乗り込んだ。

 「象さんいるかな〜♪」

パトンビーチを海沿いに北上したところにある象山に到着。
8頭くらいの象がいた。

 子象がかわいかった。

 間近で象とご対面!


象にあげるバナナを購入。準備万端。

象に乗り込むと、
ポツ、ポツポツ……。

嗚呼!
無情の雨が降り出した。

象使いが傘を取り出して渡してくれた。
はじめは軽い雨だったのだが、すぐに本降りに……!

そして気付けば、土砂降り!!!
ガビーン!!
もう、バケツをひっくり返したとはこのこと……


 象によっては傘がないのもあり、びしょぬれになっている客もいた。

どんどん降り続け、下を見ると、山道が川みたいになっているではないか!!


象使いは器用に自分も傘をさしていた。

無言になる私たち……
これが雨期か……トホホホ……

息子は「足がびちゃびちゃだよ!」とわりと元気そうに言った。

唖然とする息子……


すごい雨だ……でもピース♪

 この子象はやんちゃでキーキー声を立てていた。

このままでは息子の象の記憶がどしゃぶりだけになってしまう……
夫が、「天気を見て、もう一度乗せてあげよう」と言った。

この後、すぐに雨もやみ、明るい空が見えてきた。

タクシーでジャンクセイロンというショッピングセンターへ。
特に欲しいものもないので、スーパーでお土産と、ワインを買った。

タイはワインに対しての酒税が高いのかな?
ワインが日本よりも2、3割高かった。
日本なら700円くらいで買える安ワインも、1000円以上する。
ビールは安いんだけどなあ。

夕飯は、荷物を持ったまま、カロンの繁華街にあるカールソンというレストランへ向かった。
ここもトリップアドバイザーで評判が良かった。
ステーキ、ピザなどの洋風料理に加えて、少しタイ料理もオーダー。
でも、まあ、特筆すべき感じはなかった。凡庸なレストラン。

 ステーキ、マッシュルルームソース。

 店の雰囲気は、きれいで良かった。


 この夜、息子はわりと元気で、レストランのお姉さんをおちょくって遊んでいた。
 ピザは1切れしか食べなかったけど……

そう、とにかく、この旅行で、息子は食事に苦労していた。
辛いものはもちろん、香草が苦手なのか、タイ料理はほとんど食べられない。
野菜も嫌いなので、ハンバーガーやピザなどを注文するのだけど、それにも飽きて、「白いご飯ちょうだい」などと言っていた。
タイ米のパラパラ感が嫌なのか、タイ米もダメ。
野菜ジュースでミネラルを補い、お菓子ばかり食べていた。
これは誤算だった。
レンジでチンするご飯やふりかけなどを持参するべきだったか……。

お姉さんのお尻を触って驚かせたりしていた。

それにしてもうちの息子は、すでに美醜の区別がつくのか、ここタイでも、きれいなお姉さんにはすぐに心を開き、そうでない女性には目すら合わせないという徹底ぶりであった。



9月25日(木)
快晴!
ピピ島ツアーへ。
朝7時のピックアップ。
 ホテルの前でツアーバスを待つ。

ピピ島へ向かう港までのバスは、いくつかのホテルに寄ってピックアップしていったが、私たちのほかは中国人と中東系の人たち。

とにかく、日本人に会わない。
オプションツアーもケチって英語ツアー(日本語ツアーより安い)にしたので、そんなものなのかなあ、と思っていたのだが、
港に着いて、ピピ島への船に乗り込む人のなかに、日本人は一人もいなかった。

よく、
「世界はどこへ行っても日本人だらけ」
なんて言われたものだけど、いまは違う。
日本人、ほんとに、どこへ行ってしまったの??
現地の店の人なんかに「アニョハセヨ〜」「ニイハオ〜」などと声をかけられ、寂しい気分になってしまった。。


 いざ、出航!

船の中は、さまざまな人種の観光客であふれていたが、子どもたちも何人かいた。

子どもはすごいなあ。
言葉などわからなくても、すぐに仲良くなってしまう。



 レバノンからの旅行客、ダニー君2歳とウマが合った息子。

2人でポールダンスを楽しんでいた。

 そこへ何人かわからないけど胸板の厚い暴れん坊が乱入。

さらに中国人の女の子も参加して、遊んだり、喧嘩したり。

 息子はダニー君を弟のように従えて遊んだ。

息子は退屈するかと思われた船内も、インターナショナルな交流のおかげで、楽しいひとときになったよう。
やがて、船はピピ島群に近づいた。


 美しいわ〜。この色!最高♪

モンキービーチと呼ばれるスノーケリングポイントに停泊し、次々に海へ飛び込む旅行者たち。息子は港で安くゲットしておいたパンを魚に投げて遊んだ。

※ピピ島へ行くなら、ぜひ港でパンを買っておくことをおすすめしたい。
港で2斤15バーツ(約50円)のパンが、船上では1斤30バーツ(約100円)です。

 「このパンを投げます!」

投げるやいなや群れて寄ってくる魚たち。グロい。

 森には猿がいるよと教えてもらったが、姿は見えなかった。


 息子も泳ぎたくなり、持参したパトカー浮き輪でドボン。

スノーケルが終わると、ピピ・ドン島という一番大きな島に上陸して、ブッフェランチ。
ここでも息子、あまりご飯を食べず、私に叱られた。

 ご飯をほんの少しと、唐揚げを食べただけ……。

あとは走り回って、「ゴ〜〜ル!!」と何度もやっていた。

ランチの後は、浜辺へ遊びに行ったのだが、波も穏やかで、息子は喜んで浮かんでいた。


「きれいな海だね……」と息子。そうだね、腰越海岸とはだいぶ違うね。

 ピピ・ドン島での自由行動は、あまり時間がなかったのがちょっと残念。
もう少し遊んでみたかったなあ。
ピピ島のホテルに泊まってみるのもいいかもな……。

 帰りの船にて。お昼寝いっさいせず。。

ホテルに戻ると、またまた「プール!」と息子。
さすがに疲れたので、この日の夕飯はホテルで済ませた。

ここでもステーキをオーダーする夫。

またレストランで撃沈。。

息子はこの日の晩ご飯も一切食べず、疲れて眠ってしまった。
去年のセブ島では、けっこう食べてくれたんだけどな・・・
フィリピン料理は、辛くなかったから助かった。
タイ料理は、まだ3歳にはきついのか・・・

ついでにタイでのお楽しみといえば、エビ。
無類の海老好きである私は毎食何かしらエビを頼んだけど、夫も息子もエビが嫌い。
うむむむ〜。

後編へ続きま〜す♪