2013年9月24日火曜日

子連れセブ島旅行 〜後編〜

ホテルで牛を発見。


ものぐさなもので、放っておくと、後編はないままになるところでした。
セブ島旅行記、後編です!

4日目。
この日、Kamiya夫妻と、夫は3人でダイビングへ。
私は息子と二人でホテルでゆっくりすごすことに。

朝ご飯を済ませると、ホテル内を散策に出発した。
「探検、探検、探検だ〜♪」(作詞・作曲:わし)
息子と歌いながら、広いホテル内をうろうろと歩き回った。

ホテルの見取り図に、牛の絵があって、「Find me!」と吹き出しが出ていたので、よし、見つけてやろうと、農園を目指す。

コテージタイプの客室が多いこのプルクラは、かなり敷地面積が広い。
小道もくねくねしていて、方向感覚が狂ってくる。
日差しも強く、少し息子もバテはじめた。
「抱っこ〜」
「牛さんを見たらね!」

ようやく見つけた農園に入っていくと、スタッフが案内してくれた。
牛は雌で、「ロザリオ」という名前らしい。まるまると太って、毛並みもツヤツヤしていた。大事に育てられているのだろう。

 「あたし、ロザリオよ」

久しぶりの見物客が来たので気を良くした農園スタッフは、息子に、牛をお風呂に入れるところを見せてくれるという。
え、お風呂、どうやって・・・と思っていると、すぐ脇にあった池に牛をドボンと浸けて しまった。呆然とする息子。

 「そこ、汚いよ!」(ほんとにこう言ってました)

牛を見た後は、レストランでランチ。
メインプールに面したレストランのカレーが気に入って、息子はほぼ一人前を食べてしまった。

「リゾートっていいッスネ」


午後、ダイビングから戻ってきた3人と合流すると、ホテルタクシーでセブシティへ向かった。
シューマートという、大きなショッピングセンターを見学して、晩ご飯はライトハウスという、これまたフィリピン料理のお店へ。
私は先日のマリバゴグリルより、こっちのほうが口に合うと思った。店内がトイレの芳香剤臭いのが残念だったが・・・。

ここでは食事の写真をしっかり撮った!
ご紹介しましょう、フィリピン料理です!!


 貝のチーズ焼き。これめちゃうま。

プルコギみたいな焼き肉。

卵の塩漬けが入った焼き飯。奥は葉に包まれた、味は焼鳥!

 なすとグリーンマンゴーのサラダ。サッパリうまい!

カリッカリの豚肉。

 出ました元祖ハロハロ! 翌日の息子の便は、スゴイ色でありました。


フィリピン料理は、沖縄料理の延長線上、タイ料理未満、という位置にあるような料理という気がする。肉料理は、総じて味が濃く、しっかりと焼いたり揚げたりしてある。対して野菜料理は、マンゴーなどの果物と組み合わせて、ものすごくあっさりと、さっぱりとしている。
ワインは南半球かカリフォルニア、この店も、マリバゴグリルに置いてあるものもそうだったけど、確かにそれらが合うと思う。 陽気にがつがつ食べて、ビールや濃いめのワインをガブガブ飲んで、楽しむ料理だった。



  「あ〜、あの角を入ったとこね!」とか居酒屋でしゃべってそうなポーズ。

 街から戻ると、ああ、これがセブ島での最後の夜か・・・と寂しくなってしまった私。

これは夜のプールに浸かるしかないなと、酔ったついでに飛び込んだ。
セイウチかアザラシのようにボチャボチャとプールを満喫していると、夫が「これはヒドイ」などと言いながら激写してきた。

昔、海で亡くなったたこ八郎という人がいたけど、気持ちがわかるな・・・
酔うと、泳ぎたくなるんですね、たこさん!

 全身はとてもじゃないけどお見せできませんので、この赤ら顔アップをどうぞ。ほんとヒドイわ。


最終日は辛い行程であった。

旅程表をしっかり見なかった私が悪いのだけど、帰りはまさかのマニラ経由。
ホテル出発は朝の5時、セブ島からマニラへ国内線に乗り、そしてマニラで5時間ほど待たねばならないではないか・・・とほほほ・・・

 さようなら、セブの朝日。

マニラは相当治安が悪いと聞いていたので、高かったけど、空港でタクシーを借りて、2時間半で5000円ほどで話をつけた。

 ドキドキしながらマニラを見学。


向かったのは、アジア最大級のショッピングモール(ってガイドブックに書いてあった)、MOA。あ、MOSだったかも。
空港から15分くらいだろうか。 
ららぽーとみたいなところだった。

それにしても、シンガポールへ行ったときも思ったが、四季のない国というのは、洒落たものはない。子供服も安いと聞いたので見に行ったが、残念なデザインのものばかりだった。

こんな腕が太い子どもいるのかな


 やることないので、こんなのに乗せてみたり。

ドライマンゴーなど、あたりさわりのないお土産だけを買って、駐車場で待っていた同じタクシーに乗り込み、ふたたび空港へ戻った。

チップっていくら渡すんだっけ、まあ、20ペソ(50円くらい)でいいのかな、と思って、最後に降りた私が財布を持ってもたもたしていると、運転手が言った。
「2時間の約束だったのに2時間半たってる。あと500ペソ(1300円くらい)よこせ」
私たちは2時間半と言った、と言っても、払え、払えと言ってきかない。
どうしよう・・・すると、すでに車を離れていた同行者のMr.Kamiyaが戻ってきて、「そんなの知らない、俺たちは払った、行くぞ」と言って、運転手を無視して空港へ行くように促してくれた。
運転手は追いかけてくる様子もなく、すぐに去った。

これが噂に聞いていたフィリピンのタクシーか!!
フィリピンに詳しい知人に、タクシーには注意しろと言われていたが、本当にこんなふうなんだ・・・ 嫌なやつだった!!
それにしても、私と夫だけだったら、下手したら払ってたな・・・
Mr.Kamiyaはサイパンのホテルに赴任していたことがあり、従業員にはフィリピン人が多く、少しタガログ語も理解できるため、今回の旅はとっても頼もしかった。
ありがとう、Mr.Kamiya!
 
 
 ここで寝てほしくなかった・・・。

さて、ようやく帰国の便。

マニラ空港で寝てしまい、昼寝あけのご機嫌最低な状態で飛行機に乗り込んだ息子は、シートベルトでぐずり出し、離陸後の気持ち悪さで絶叫した。食べ物を与えても、おもちゃを与えても、抱っこ、抱っこと泣きわめく。
あ〜、さかもと未明にどなられちゃうよ〜!
クッションを顔に押し当てて消音をはかったが、余計ボリュームの上がる始末。
帰りは4時間かからなかったようだが、私にとっては地獄のように長いフライトだった。
とにかく、疲れた・・・・。


イヤイヤ期に突入した2歳児を連れての海外旅行は、やはり大変。
最近、すでに「あ〜、来年はハワイいきたいナ〜」などと思っていたが、あの帰りの便を思い返すと、気持ちが萎える・・・
3歳になると、少しはマシになるのだろうか?
いや、やっぱりバァバに面倒をみてもらって、大人だけで行ったほうがいいな、そうだ、そうしよう。



「いくぞ!!」

近況。
最近英語のフィットネスジムに通い出した息子、ものすごく楽しんでいる。
これ、滑車に乗って、その先のボールプールに落ちていくというワイルドな遊びなのだけど、大喜びでトライ。
本人、英語はまったく理解してません。まあ、軽く触れる機会があればいいのかな、と。
それよりガッツリ英語で話しかけてくる先生に、ひきつり笑いで対応する我々両親のほうが問題ですわ。

2013年9月20日金曜日

子連れセブ島旅行 〜前編〜

9月10日から14日の5日間、雨期のセブ島(フィリピン)へ行って参りました!!

雨期って知らなかったけど、そんなに降られることもなく、湿気は日本のほうがきついと思うくらい。快適な気候だった。

2歳になった息子は、すでに1席確保。
6月の沖縄では、抱っこでの搭乗だったので、きつかったが、やはり1席あると助かる〜。その分高いけど・・・。

成田からセブ島までは直行便で4時間30分。

 物珍しくシートベルトをいじり、行きはなんとかおとなしくしてくれた息子。

途中から寝出したので、ほっと一息。

セブ空港からホテルまでは、車で1時間半・・
これがけっこうきついのだった。
もっとほかのホテルなら、空港から15分のところに集まっているのだが、今回我々が選んだのは、日系のちょっとラグジュアリーなコテージ式ホテル、プルクラ。

ここは時間をかけて行った甲斐があった、設備もいいし、ホスピタリティ素晴らしい!!

ホテル到着、記念撮影。

わが家と、前職の同僚、Kamiya夫妻とのグループ旅行。
旦那様はホテルマンなので、ホテルはいいところがいい!!とご所望。

ということで、部屋は、プール付き2ベッドヴィラというタイプで、広い共用リビングから、プールが見渡せるというなかなかゴージャスなところだった。ワーイ!

 わが家のベッド。蚊帳があったので息子の転落も安心。

 リビングにあったダイニングテーブル。

 リビングルームにはBOSEのコンパクトプレーヤーなどあり。

到着した夜は、ルームサービスを頼んで、部屋で飲み食い。
フィリピンはビールが有名とのことで、「サンミゲル」というビールをグビグビ。これがおいしかった。

2日目は、ホテルでのんびりデー。
朝から、目の前のプールにどぼん!!

 けっこう広くて、深いプールだった。


 息子もご満悦!!愛車(浮き輪)でチャポチャポ。

メインプールにも行ってみた。こちらもかなり広くて、8の字になっており、24時間のプールバーなどあって、楽しかった。 

水着のままでプールの中の椅子に座り、どや顔で息子にすいかジュースを飲ませたら、腹から冷えて唇が真っ青になってきたので、プール中断。

 メインプールにて。「トイレ、トイレ」←まだオムツだけど

午後、女性陣は至福のエステタイム・・・
寝ずに堪能するぞ、と思いながら、いつも寝てしまうダメな私・・・
気持ちよかった〜!!

この日のディナーは、海辺にてBBQセット。
コース料理になっていて、メインディッシュも炭火で焼いて持ってきてくれるという方式だった。

 こんな感じで、プライベート感たっぷり☆

甘くて酸っぱいフィリピン料理。辛くなくて、子どもにも食べさせやすい。


さて、3日目は終日アクティビティ。
ホテルや旅行会社のツアーではなく、知り合いのツテで、ボホール島観光へ。

プルクラからは、遠かった・・・ボホール島・・・

まずホテルからセブシティへ出て、マクタン島へ。これが2時間くらい。
そこからバンカーボートで、1時間半かけて、ようやくボホール島。

はじめは嬉しそうだった息子も、バンカーボートのロングライドで撃沈。

ボホール島に着いてからもワゴン車に乗せられ、1時間以上ドライブ。
運転手は、なぜかものすご〜く急いでいる。クラクションを鳴らしながら、山道アップダウンの爆走を続ける。不安になって、オイオイ、何キロで走ってるんだろうと身を乗り出してメーターを見たら、「0」を指していた。壊れとんのかい!!!
車内でガッコンガッコン揺すられ、へとへとの我々。

そして、やっとの思いで到着したのが、よくわからん川縁の船上レストラン。
フィリピン本国からと、韓国かららしき観光客にまじって、フラフラしながら乗船した。

船内ではフィリピン料理のバイキング(どれも茶色で味はイマイチ)、せめてビールでも、と思ったら、スプライトかコーラしかないと言われ、仕方なくスプライトをチョイス。

やがて80’Sを思わせる旧式のシンセサイザーにて生演奏が始まり、のど自慢の男女が順にポップスを熱唱。
フィリピンの観光客は大いにノッていた。

 あまりおいしくなかったけど空腹だったのでけっこう食べちゃったよ。

食事も一息というところで、はて、この船はいったい何が見モノなのだろう、という話になり、ようやく周囲の風景を見回してみた。

 水もあまりきれいじゃないし・・。

川沿いは、何のへんてつもない東南アジアの風景が続くのみ。
さらに船が進むと、何やら観光客たちが船の先端へ集まって記念撮影を始めた。

おおっ、何かクライマックスが?

と思って私もカメラを抱え、急いで行ってみると、その先には・・・

こんだけ。

滝?
っていうか?
滝みたいな? ちっちゃい流れがいくつかあるって感じの?

はァ?

船はここで旋回し、元の船着き場へと戻って行った。

途中、川岸の逆側では、売店コーナーに思われた東屋の中で地元の青年団の皆さんによる素朴なダンスが披露されていた。

恋などしているのだろうか、この青年団の男女は・・。

さらに船着き場に近づくと、今度は老人会の皆さんによるギター演奏。

「・・・・(これ見にこんな遠くまできたのかな)」by息子

まあ、なんと言っていいかわからないが、 ともかく、
「日本人観光客がいないワケだわ・・・(by Mr.Kamiya)」。

船上レストランを後にした我々は、ワゴン車の赴くままに観光を続けた。

蝶の記念館みたいなところへ行き、芋虫に辟易。



 こんな写真撮ってくれたりしたけど、芋虫は怖い。

 息子は嬉しそうだったけど、芋虫は怖い。

また車で移動して、200数十段の階段を上って、「チョコレートヒル」というボホール島ならではの景観を眺めた。
ここは非常に気持ちのいい場所だった。

 息子、全段「じぶんで!」昇りきりました!!

 ポコポコしたチョコレートのような山がおもしろい。

その後、またまた車で連れて行かれたのは、つぶれかけの遊園地みたいなところ。
偽ミッキーの像などあり、何やらチャイナなムード。
いったいなんだろう・・・と思っていると、その中にある小さな檻に導かれた。

 客はほとんどいない、不思議なパークであった。

そこには、天然記念物の小さな猿が!!
頭や肩に乗せてもらって、記念撮影をさせてくれた。

この猿、なんという名前か知らないが(調べろよってか)、ものすごく軽くて、手指が長く、先っぽに吸盤のようなものがついていた。
息子はかわいいね、かわいいね、と大喜びだった。

頭上に猿!

猿と記念撮影をした後、ふたたびワゴン車に乗せられ、港へ。

またまたバンカーボートで、本島へとんぼ返り。

 夫は船上でマッサージを受けて、気持ち良さそうだった。

「まだ着かね〜のかよ・・・」

本島に戻った我々は、マクタン島で一番人気のフィリピン料理の店、「マリバゴグリル」にて夕食。
ホテル食ではない、本場のフィリピン料理、おいしかったけどぜんぜん写真撮ってなかった!
ここはほぼ屋外席で(屋根はあり)、食事を始めた頃にスコールがやってきて、店内が冠水してしまった。
そんななか、息子は疲れて就寝。ほとんどご飯も食べなかった。
そりゃそうだよね・・・10時間くらい移動してたよね・・・連れ回してごめんよ・・。
それにしてもハードな観光ルートであった。トホホ!!

 ホテルに戻ると、へとへとに疲れていた私たちだが、ビールで急に元気を取り戻し、夜遅くまでトランプに興じたのであった。

後編へ続きます。