2015年5月19日火曜日

家族解散のGW

今年もGWはあっという間に過ぎ、子供たちが海で遊ぶ季節になった。

去年のGWは、益子でまさかの救急車で真岡の病院に搬送されてしまった私。
「リベンジだ!」と、今年は念のために前乗りして臨んだ益子祭り。
去年の同伴者、ICちゃんと、ICちゃん大学時代の親友Y子ちゃん(初対面)と3人で、「益子館」というホテルを予約し、リュックサックを背負ってはりきって出かけていった。

去年は新宿からのシャトルバスに乗るために、始発で自宅を出たのだが、今年は電車で小山まで行き、そこからレンタカーを借りた。
アクセス事情の悪い益子町に、この方法はとても良かった。
ストレスなく到着し、夕方には濱田庄司の記念館へ。

田舎の農家造の邸宅に、モダンな家具と焼き物が展示されたこの記念館、民藝ファンにはたまらないスポット。あれも欲しい、これも欲しい、欲しいものがゴロゴロと転がっていた。夏のはじまりを感じさせる夕景も、印象的だった。

 ずいぶん前に、カメラマンの品川さんと、ねえさんと3人で来たっけなあ!

 こんな愛らしい焼き物が展示されていて、「こういうの探して買おう」と思った。

宿泊した「益子館」というホテルが、なかなか良かった。
ラグジュアリーでも、おしゃれでも何でもな、温泉でもないのだけど、なんというのだろう・・・がんばって工夫しているのと清潔なところから、総合評価プラスという感じ。
勝手な想像だけど、たぶん、いったんは傾きかけた田舎の観光ホテルだ。これを立て直したのが、たぶん、たぶんだけど、現女将。

元芸能人だったという美人女将は、直近の町議会議員選挙で当選したらしく、あちこちに「祝当選」のお花が飾られていた。

この女将の主張がグイグイ来ている宿だった。
ロビーにはドラムセットが設置され、「シャインズ」(だっけな)という、おそらく従業員で結成したバンドが毎週土曜に演奏するとポスターが貼ってあった。
ドラムをたたくのは、女将である。
ああ、これ、写真撮っておけば良かったな。

細かいところに女性ならではの、おせっかい気味なサービスがちりばめられていた。
露天風呂は目の前に滝が!
これは朝風呂のとき、流れていなかった。夜だけのサービスだったらしい。
脱衣場には、期待通りのサンプル化粧品の数々!

私は常々思うのだけど、お高くとまっている宿にかぎって、アメニティに満足できない。
ジョンマスターズオーガニックのハンドクリームなんかいらない。かわりに基礎化粧品を用意してほしい。
馬油シャンプーでいい。化粧落としにかかとクリーム、オールインワンゲルがあると、女性はたいへん助かる。

まったく期待していなかった食事だが、これが意外と良かった。
野菜がたっぷり、オーガニックなムードを醸した、不思議な和洋折衷料理。
メインディッシュには「女将プロデュースの・・」と銘打たれていた。
朝食も、気のきいたおかずがたくさん出てきて、美味しかった。

しかし、焼き物の町なのに、食器のセンスは残念賞。
インテリアもファンシーで、壁にはあいだみつを的な額が、チラホラ。


これは前菜だったかな・・・乙女なセンスの女将ならではの食器チョイス。

そしてこの宿、何がすごいって、スタッフの働きっぷりと、女将への忠誠ぶり。
スーツを着て出迎え、フロント業務をしていたかと思えば、夕飯の給仕。朝には朝食の給仕に、売店でレジまで打っていた。これ、すべて同じ女性。なんでもできるんだ・・。
夕飯のときに、スタッフに「女将はいますか」と言うと、「多忙でして・・。朝に、運がよければ、会えるかもしれないですね、運がよければ」と2度「運がよければ」を言われた。
運悪く、実物の女将に会うことはできなかった。

それでもみんな嬉しそうに働いており、女将の話をするときなんかは、崇敬のまなざしになり、まあ、このあたりではいい職場であり、相当やり手な女将なのだろうなあ。
 
翌日は、朝から精力的に陶器を買いあさった。
買いすぎてリュックにも入らず、Y子ちゃんにエコバッグを拝借する始末。レンタカー返却予定時間に間に合うぎりぎりまで、陶器を見て見て見まくった。
この食いしん坊の私が、ランチはホットドック1つ立ち食いしただけ!

帰りも小山からグリーン車に乗り、ビールを飲んでおしゃべり三昧。
楽しかったなあ〜!
去年の失敗を取り返したぞ!
また行こうね、ICちゃん、Y子ちゃん。

今年私が益子で買ったもの・・・♪

 鶏のカタチの入れ物に、何の動物かわからない絵が描かれた小皿。

 この水色の器は、スターネットで100円だった! ピンクも買ってしまった。

 豚がついたお皿に・・・

ロバがついたオーブン皿! これでジャガイモのグラタンをたっぷり作ろう・・・

これらは、購入したもののほんの一部。どれもこれも、気に入ってる〜♡


さて、楽しい益子旅の後、本格的なGWがスタート。
今年もまた実家から母が来てくれて、息子を引き取ってくれた。

小田原城の藤が見頃! 


 どらやき屋さんでひとやすみ。

去年と同じように、小田原駅からバァバと一緒に新幹線へ乗り込んだ息子。
今年も涙の一粒も流さず、大喜びで私と夫から離れて行った・・・。

小田原で息子を見送った私と夫は、その足で箱根の天山へ日帰り温泉。
夜は近所のおいしい和食屋さんへ。カウンターで食事、これは子供がいないときだけのお楽しみ。
いい気分で家までぶらぶら歩いていると、線路沿いのイタリアンで食事をしているご近所さんを発見。
食後は家へ来るようにと強引に誘って、その夜は2時まで飲んだ。

一年で一番、外での食事が楽しい季節だもんね・・・混むの当たり前か。

翌日から仕事合宿へ。
このGWは、客足がすごかった。
朝から晩まで、足を棒にして働きまくり、オバサンはもうヘトヘトです。


 まかないでは、アフタヌーンティーの試作品食べまくり〜。

合宿したのは、店の近くに引っ越してきたシェフけんちゃんの新居。女子スタッフ3人がお世話になりました。女性向けのシャンプー&リンスなどが用意してあって、快適だったなあ〜。
毎晩飲んで語るぞ、と思っていたけど、連日疲れすぎて、あまり夜更かしできなかった。


離れている間、毎日、息子に電話した。
おしゃべりが上手になっているので、電話でもけっこうしっかり会話ができた。

母からは、毎日息子の写真が送られてきた。
仕事中、ひそかにそれを眺めては、悦に入る私・・・。
子どもって、離れていればいるほど愛おしく、かわいいんだよな〜(勝手な論理)。

 いとこと近所のコメダにて。いい笑顔してる〜。


バァバとジィジに、毎日近所のショッピングセンターやコンビニで何か買ってもらっていたらしい。

私が課した宿題も、バァバの監督下、毎日こなしていた息子。
バァバに預けた1週間の間に、自力で本が読めるまでに成長していた。
私も合宿だったけど、息子も合宿だったんだなあ! お互いに頑張ったよねえ。
まあ、一番頑張ったのはジジババだけどね・・・いや、感謝感謝です!
 

 「ワークをやったらお菓子がもらえる」作戦。


苦手な文字は何度も練習!すべて「お菓子食べたいから」。


GW中はほとんどひとりぼっちだった夫。
息子を実家へ迎えにいき、戻ってみると、今のテーブルに山ほど恐竜の折り紙が作ってあった。
暇だったんだな・・・。

なかなかの出来に、息子は大喜び。
「お父さんはすごい!」
ちょっと父親としての威厳を見せたわが家のヤングであった。

難しい名前の恐竜も、息子のおかげでおぼえました。


そして、最近は、ちょっと規則正しい生活を心がけている私。
いい加減に重くなりすぎた体をなんとかするため、生活を見直すことにした。

夜は早めに寝て、朝5時前に起きて、すぐ筋トレ。
腹筋30回とか、腕立て20回とか、ローテーションで、ほんの少しだけ。
そして、近所のお寺まで歩いていって、長い階段をのぼり、お墓の脇の小道を抜けて、帰りは走って戻ってくる。
と、たった30分くらいの運動なのだけど、先週から続けている。
食事は、なるべく控えめにして、夜は炭水化物をやめて、7時までに食べ終える。
1週間で、800gくらいしか減らないけど、まあ、地道に続けてみようと思っている。

ダイエットの効果はまだまだこれからというところだけど、早起きの習慣は、やっぱりいいなあ、と思う。 少し運動してからシャワーを浴びるとさっぱりして、いろいろなことがしたくなる。掃除をして、弁当、朝食以外に常備菜もいくつか作ることができる。
身支度をするのも余裕があるし、息子との時間も無理なく取れる。

ヨコミネ理事長が、3歳になったら読み聞かせをやめろと言っていたので、最近は「順番本読み」をやっている。
私が1行読んだら、次の行を息子が読む。

これだと、時間が稼げて、非常にいい。
息子はまだスラスラとは読めないので、1行に一生懸命の拾い読み。
この1行の間に、畳んだ洗濯物やテーブルの上を片付けたりできる。
何もそんなスキにやらなくとも、と思われるかも知れないけど、家事というのは、気付いたときにチョチョチョッとしたいのだ。
以前のようにがっつりと本を読み聞かせしているとできなかったことが、少しずつできるようになってきた。

子育ては、母親の家事業もスキルアップさせてくれるんだな、と最近気付いた。
泣かせたくないから早くやる。少しのスキも無駄にしたくないから工夫する。いかに野菜を食べやすく調理するか、考える。などなど。

家族解散のGWも終わり、再集合して平常の暮らしが戻ってきたわが家。
こうして規則正しい平日を繰り返していると、息子の機嫌も体調もいい。
休日にがっつり遊ぶために、毎日早寝早起きを続けよう♪