2012年4月3日火曜日

入園、とともに、卒業

昨日、息子はついに保育園に入園した。

まだ慣らし保育というやつで、はじめは1時間だけ預かってもらい、徐々に時間を延ばしていくことになる。

昨日は、何がなんだかわからなかったのだろう。
保育士の先生にあずけると、私のほうを見ることもなく、周囲に愛想を振りまいていた。
1時間後に迎えに行ったら、「一度も泣きませんでしたよ」とのこと。
これは大人物だ、と思ったのだけど。

今日は、先生に手渡す時点で泣き出した。
そして1時間、ほとんど泣いていたらしい。
「もうバレちゃったみたいです」
と先生は言った。
「これも成長ですから。最初はワケわからずに、ご機嫌にしていることもあるんですよ。でもママと離れていると自覚したとたんに、泣き出します」

明日からは2時間預けることになっていたのだが、
「明日も1時間にしましょうね」
と言われた。
まあ、のんびり慣らしていくしかないのかな。

しかし1時間て、大人にとってはあっという間。
昨日は100均に行っただけ。
今日は薬局とパン屋。
それだけで、すぐに1時間は経過してしまう。

でも、母親と別れたことのない赤ちゃんにとって、その1時間は100時間くらいなんだろう。

こんなことを聞いたことがある。
時間の経過の感じ方について。

人間は、年を取るにつれて、時間の経過を速く感じるようになるけど、それは、分数にするとよくわかるとか。
0〜1歳の赤ちゃんの1日の時間を、フルだとする。
赤ちゃんは、1日を1分の1で感じる。
2歳の子どもは、1日がその2分の1になったようなスピードで感じる。
10歳の子は、10分の1。
つまり、
私はいま、1日を赤ちゃんの頃の39分の1、39倍速で感じている。
1日が終わるの、早いはずだ。
90歳になったら、まばたきいっぱつくらいで1日が終わっていくんだろうか。


今日はそんな調子で、1時間で保育も終わったため、午後からは毎週一度のお楽しみ、ベビーヨガの教室へ出かけた。

そして、今日が、この教室に通う最後の日なのだった。

もう来週からは、息子は午後まで保育園。
一緒に行くことはできなくなる。

もう一人のソウスケも、昨日からべつの保育園に行き出して、同じ境遇。

2人のママが卒業、というこの日、新たに2人のママがそれぞれ3ヶ月の赤ちゃんを連れてやってきた。
首が据わったかどうか、というその赤ちゃんたちは、タオル地のオールインワンを着て、天井を見ながらホゲホゲと泣いていた。

レッスンが始まる前に、新参ママの自己紹介があり、そして、卒業する私たちも挨拶をした。

お礼を言いながら、ああ、そうだった、息子もこんな風にホゲホゲ泣いていたなあ、と思い出した。最初は泣かれてばかりだから、しゃがんで授乳するだけで、少しもヨガなんてできなかった。
それがいまでは、スタジオ中を縦横無尽にパトロールしてまわる息子。
私のヨガも、いつのまにか中断することなく、難しいポーズまでトライできるようになっていた。

10月から通うようになって、6ヶ月。
あっという間に、終わってしまったんだなあ・・・

涙腺が緩い今日このごろ。
今日も、つい、こみ上げてしまったが、まわりの友達たちを見回すと、みんな半泣きみたいな顔していてくれて、それがまた、涙を誘った。

じゅん先生、みんな、ありがとうございました。


じゅん先生が大好きな奏輔。崇敬のまなざしで先生を見つめてる・・・。
ハイハイができるようになってからは、こうやっていつも先生に近づいて、まとわりついていた。


今日は激しく、春の嵐。
危ないから、アフターのお茶はやめて解散しようということになった。
残念だったけど、なんだか後を引かずにパーッと終わった感じで、それもよしかな。

まだ風は荒れている。
庭でつぼみが膨らみかけているジューンベリーの木が、倒れませんように。



2 件のコメント:

  1. 子ども関連の涙腺、緩みっぱなしです最近。。
    読んでるだけで泣けてくる始末..orz

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  2. トシなんでしょうかね。
    ほんとに私も涙腺ゆるんじゃって!トホ。

    そんな息子は今日はご機嫌だったみたいです。
    明日から2時間、保育受けます。
    2時間のフリータイムを、どう使うかが問題です。

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