2012年7月1日日曜日

気がいい場所

鎌倉に暮らして、1年。
住めば住むほど、“気”がいい場所だなあ、と思う。

木曜日。
前日に保育園で発熱したため、休ませた息子と、お隣の桃ちゃんと一緒にランチ。
近所のおそば屋さん「結」へ行こうと思ったが、この日は定休日。
前から行ってみたいと思っていた、鎌倉山の「らい亭」を訪れてみた。

食事は正直、たいしたことはないのだけど、庭園が素晴らしい。
というのは言い過ぎか。庭は、正直、素晴らしいというほど手入れもなされていないのだけど、あじさいもまだ見頃だったし、適度なほったらかし感が、また和めた。



座敷があるので、子連れも安心。
この後、入ってきたほかのお客さんに愛想をふりまき、各テーブルをパトロールして回った息子・・・


らい亭の庭園には、こんな石像がごろごろあったりする。
山の緑に囲まれて、私も息子も、とってもリラックスできた。


そして金曜日は、高井戸からえみこ姉さんが来てくれて、由比ケ浜の大好きイタリアン、マンナでランチ。
女性シェフが一人で切り盛りするマンナは、とにかくうまい。
えみこ姉さんが、シェフと世間話をしているときに、「私は東京から来ました、彼女はこの辺に住んでいて」と言うと、シェフが「わかりますよ、彼女メイクが湘南だから」。

えっ、私、メイク湘南!?

そんなつもりは毛頭なかったけど、たしかに、こっちへ来て、ずいぶん手抜きになったし、まあ、日にも焼けるし、そう言われてしまえば、そうかもしれない。

東京へ行くときは、注意してメイクしようっと。



ランチのあとは、鎌倉文学館へお散歩。
15年ぶりくらいに訪れた。
ここもまた、気がいい場所!天気がよくて、木陰は涼しくて、本当に気持ちがよかった。

そして、いろんなことを思い出した。
若い頃は文学少女だったので、何度かここへ来たけど、いつも雨だった気がする。
こんなに晴れて、海が見えたことはなかった。

というよりも、そのころはあまり、遠くを見る余裕がなかったような。
本はたくさん読んでいたけど。

かわりに今は、あまり本も読めない。
久しぶりに近代文学でも読もうかな、と思った。
しかし、きっと読まないな。
そんな余裕は、もっと後からのお楽しみにとっておこう。

えみこ姉さんはわが家に寄って、夕飯をつくってくれて、お酒を飲んで、夜、帰って行った。




そして土曜の夜は、油壺のレストランのためのワイン試飲会。
泡、ロゼ、白、赤、16本を試飲。
フランスの自然派を数本と、あとはイタリアとニューワールドを、定番ラインナップの選定のために飲み比べてみた。

オーナーの要望で、試飲会はいつしか飲み会へとなだれこみ、3種類のローストビーフなど、豪華なつまみが登場。おいしかった〜。

さすがにこんな日は帰れないので、夫と息子も同伴。
オーナー所有のリゾートマンションに泊めていただいて、さきほど帰ってきた。
マンションの窓からは、海が一望できる。曇っていたけど、やっぱりきれいだった。
山もいいけど、海もいい。
湘南、三浦って、ほんとにいいところだなあ。


これから本腰を入れてワインリスト作り。
もうすぐ、オープンだ。


たまに転びながらも、フツーに歩き回るようになってきた息子。
鼻水の塩分を楽しみながら舐め舐め、家中を探索しています。

2 件のコメント:

  1. 鎌倉はチンのパワースポットです。
    家人がお世話になりました。

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  2. チンちゃん、また鎌倉のわが家にも飲みにきてください!

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