途中から夫もやって来て、楽しい家族旅行になった。
6歳になった息子は、来年の4月でいよいよ小学生になる。
9月に長期で休んで海外へ行くなんて、今後はもう彼自身が大学生になるまでできないだろうから(私は行くかもしれないけど)、
ともかく、今年のわが家のテーマである「貯金減らしてでも思い出づくり」を敢行したわけであった。
お世話になったフランスの友人たちにも、そういう意味では、いつ会えるともわからないから、行けるときに行っておいて、去年のお礼をしたいという気持ちがあった。
去年は何しろフランス語もちんぷんかんぷんなまま渡仏し、
ま、いまもよくわかっていないが、
初めて暮らす場所、初めて会う人たちとの交流だったので、私も息子も、緊張があったし、さまざまなカルチャーショックにも遭遇した。
今年は、少しだけ心に余裕を持ちつつ、
パリ、ロンドン、セヴェンヌ、ボルドーを駆け足でめぐり、それぞれ友人宅を泊まり歩くという、「ともだちを訪ねる旅」になった。
短かかったけれど、本当に心に残る、素晴らしい旅だった。
藤沢駅で、のちほど合流する父との別れ。
成田行きのバスのなかで、いちごジャムパンをむさぼる息子。
夫とも仕事の都合をにらみつつ、なかなか旅程を立てることができなかったので、今回はちょっとフライト代がかさんでしまった。
何しろシルバーウィークにどかぶりした日程。
今回は、KLMでパリへ。
始発の江の電に乗って藤沢へ向かい、そこから成田駅のシャトルバスに乗り込む。
見送りに来てくれた夫とは、5日後にパリで再会予定。
「飛行機は長いからイヤだなあ」
6月にテレビのないバニラエアで退屈を極めた息子は、バスの中でもロングフライトを案じていた。
が、
ゆったり足を伸ばせる座席だったことと、最新式のモニターのおかげで、スキポール空港までは、意外と退屈せずに到着。息子も映画をたくさん見て、ゲームをして、少し眠って、快適に過ごしていた。
「広いね〜!」嬉しい息子。
キッズは、飛行機の中は着脱が楽なクロックスにかぎる。隣の席も空いていたので、ゆったり。
スキポールでの乗換時間はおよそ1時間。
パスポートコントロールは長い列。
チケットを見せて、早く行かせろと頼んで、走って乗換のゲートへ。
これ、時間設定に無理あるわ!
帰りも酷い目にあった。
なんだかきれいになった? 10年ぶりくらいに訪れたスキポール空港は、ショップも充実、子どもの遊び場もあった。もっとゆっくり見たかったなあ。
さすがに乗換前はお疲れ気味の息子。パリまではもうすぐだからねー。
アムステルダムからパリへは1時間ちょっと。
あっという間にパリに着くと、息子が、
「思ってたよりも早く着いたね。良かった」。
荷物を持ってくれたり、私を気遣ってくれるなど、去年よりも旅慣れたフンイキを醸し出す息子。
母さんは君の成長が嬉しいです。
CDGではスーツケースも無事に回収して、さっさとタクシー乗り場へ。
「客引きしているタクシーには乗らないで!」
パリの友人、R子さんのアドバイス通り、マダーム、マダーム、と声をかけてくる客引きをすべて惚けた顔でやり過ごし、正規のタクシー乗り場から、車に乗った。
パリ郊外にあるR子さんのお家まで、約70ユーロ。
パリ市内だったら、65ユーロが相場だそう。
おなじ日に到着した日本の友人が、うっかり客引きの車に乗ってしまい、140ユーロも取られてしまったというから、皆さん、ホントにお気をつけください。
フランスでも流行中!ハンドスピナーで遊ぶ子どもたち。
相変わらず素敵すぎるR子さんのお家・・・♡
4月に日本のわが家へも遊びに来てくれたR子さん一家と、約5ヶ月ぶりの再会。
勝手知ったるおしゃれな一軒家に到着し、ほっと一息。
たくさん用意してくれたおいしいチーズに舌鼓をうち、ああ、パリに来たんだなあ、と感無量。私らのような粗忽な母子を迎え入れてくれる優しさに感謝しながら、快適なベッドでぐっすり眠った。
はずだったのだが、何しろ時差ボケ。
真っ暗な3時半に目覚めた息子が、
「お母さん、もう朝だよ」。
トホホ・・・。
朝は二人でお勉強。偉いぞ!
フランソワは9月から一足お先に小学生になっていた。「ラーメンたべる」と書いています笑
なんだかマクロン大統領になってから、小学校は水曜日お休みになったらしいよ!?
すごいな〜、フランス。
この日、空はあいにくの雨模様。
R子さんが子どもたちをお家でみていてくれるというので、お言葉に甘えて、私は一人でパリの街へ繰り出したのであった。ウフ。
おいしすぎるチーズ屋さんでまずは大人買い。
出かけた先は、5区にある、Alianceというミシュラン一つ星のレストラン。
湘南でのフレンチクラスのお仲間Mさんとランデブーなのだった。
そう、Mさんがタクシーで暴利られてしまったご本人。
早朝に到着したばかりのMさん、このときはヘトヘトという感じで、お元気がなかったのが残念だったけれど、翌日からは気を取り直し、初めてのパリ一人旅を満喫されたそう。
スペシャリテのフォアグラ。あん肝鍋みたいな味だった。
これは初めての出合い、ドイツのシメンタル牛。ソースがほろ苦くて美味だった。
大宮シェフ。おしゃべり好きな気のいい関西人。
到着そうそう、地元の友人と日本人シェフのお店でのランチだったので、なんだか湘南にいるような気分だったけれど、お店を出てからは二人でパリの街をぶらり。
奇跡のメダイ教会へ立ち寄って、ボンマルシェでお買い物。
肌寒い雨の日だったけど、やっぱりパリは楽しい♡
ホクホクしながら、SNCFに乗って、息子たちが待つR子さんの家へ帰ったのであった。
続く〜♪
0 件のコメント:
コメントを投稿