9月1日から、息子は地元のエコールへ通っている。
お隣のW君は6年生に進級。
毎朝、2人はそれぞれ自転車に乗って、徒歩5分のエコールへ走っていく。
夏期保育の賜物で、息子はすんなり(か、どうかはよくわからんけど)なじんだようで、毎朝嬉々として出かけていく。ほっと胸を撫で下ろして、見送る私。
自転車に乗って行くというのが、お兄さんになった気分でものすごく嬉しいみたい。
なんだか、ちょっと、大きくなったような気がする。
息子を見送ると、オレリアが淹れてくれるカフェオレを飲んで、少し甘いものを食べる。
至福のひととき・・・。
バーカウンターに座って、みんなの会話を聞いている。ああ、全部わかったら楽しいだろうなあ。
土曜の朝は、近所で小さなマルシェが立つ。
チーズやヨーグルトなど、新鮮な乳製品も。
夏が終わり、短期バイトに来ていたセシルおばさんも、アルザスへ帰っていった。
最後の日、ありがとう、と泣きながら抱きしめられ、もらい泣き。
「また会おうね!」一期一会のオーベルジュ。
息子は、毎朝8時半ごろにオーベルジュを出て、12時すぎにいったん戻ってくる。
お昼ご飯を食べて、13時15分頃、ふたたびエコールへ走って行く。
夕方は、16時半頃帰ってくる。
「しゃべれるようになった? 毎日何してるの?」
「ぜんぜんフランス語わからない。サッカーやってる。楽しい」
そ、そうなんだ。まあ、いいか。
スポーツはいいね〜、言葉がいらなくて。
お休みの土日には、また近所の湖へピクニック。2人が食べているのはツナマヨおにぎり。
そんな感じで、息子も私も毎日の生活にリズムができて、とても快適な9月なのであった。
Wi-Fiのおかげで、ネット環境はまずまずなので(たまに切れる・・)、日本の友人たちとは頻繁に連絡をとっている。
「旅の携帯品について教えて」というリクエストがあったので、今回は、旅の必需品というタイトルで、お届けいたしますw
私の初めての海外旅行は、20歳のときに訪れたパリ。
誕生日は、確かパリで迎えた気がする。
高校時代の友達と3人で、フリーツアーみたいなので1週間、極寒のパリを歩いた。
あれから2@年。
いろんなところに旅をしてきたけど、 年々、旅に持って行くものは減っているような気がする。
まあ、今回のフランスも、文明国だから、必要なものはだいたい、揃う。
最低限必要なものって、結局、なんだろう、と思ったりする。
眼鏡くらいかな。ああ、そうだな、うん。
スキンケア。
パリのRさん宅でお世話になったときに使わせていただいて、気に入ったのがニベアの保湿化粧水。4ユーロくらいだけど、なかなかいい。
あとは、鉄板のニベア青缶。
アロエジェルは、スペインの薬局で買った。
kanebo フレッシェルのBBクリームは、ここ数年愛用中。
あとは日焼け止めくらいかな・・・
すごく乾くときは、これにアルガンオイルを足す程度。
若い頃はものすごく化粧品にお金をかけたものだけど、なんだろう、だんだん、いらなくなるんだな〜。でも、割と肌の調子はいい気がする。硬水が合うのかな。
シンプルスキンケア。
髪には、いいやつ使ってる〜♡
シャンプーとトリートメントは、保育園のママ友、美容師のこてっちゃんが餞別にとくれたもの。もったいないので、一日おきに、安いのとテレコで使っている。
フランスは髪がバサバサになるよ、とよく聞くけど、このシャンプーがいいのか?私はあまり苦にならない。
それよりも白髪がね〜、トホホ。戻ったらすぐ、カラーするぞ〜(*_*)
洗濯グッズ。
この、洗濯はさみが付いたタイプ、フランスではほとんど見かけない。
だいたい、ロープ式になったものに、なんでもひっかけていく。靴下とか、だからよく行方不明になるんじゃないかな。
持ってきてよかったもののひとつ。
そして必携はやはりコレ! マヌカハニー。
こちらに来て何度か風邪をひきかけたけど、マヌカハニー舐め舐め作戦でなんとかクリア。息子も病気知らず。
こどもクリニックで、事情を説明して、いろんな薬をたくさん処方してもらったが、今のところ一度も使っていない。
朝晩、虫歯予防にもなるマヌカハニー。助かってる〜。
そして、携帯用の小さな目覚まし時計。
スマホがあるから、時間はわかるんだけど、部屋の定位置にあってほしいので、買って持ってきて正解だったと思う。
実家の近くのアピタで買った、フツーの時計。
フランス語のテキスト。
「フランス語早わかり」は、私が大学生の頃から使っているテキスト。大学生の頃から使っていたのに、まったく頭に入っていないテキスト・・・。しかし、基本中の基本。何度か繰り返している。
あとは、「英語とフランス語どちらも話せる!」 これも、けっこう便利。
ラジオフランス語のテキスト、ポイントがまとまっていて、とても良いのだ。
旅行をする分には、これくらいで十分じゃないかと思うのだけど、生活するフランス語は、本当に難しい!! 帰国しても続けるぞ・・・。
赤いのは、Aさんに借りた、動詞の活用表。
本は重いので、ほんの少しだけ持ってきた。
ゆみちゃんにいただいた一冊。ありがとう♡
アドラーの言葉集は、慣れない土地で過ごす私の、心の支えになってくれた。
な、なるほど、怒りっぽい私に染みてくる言葉だわ〜。
旅に持参する本は、こうして繰り返し読めるタイプのものがいい。ストーリーものは、すぐに終わってしまうから。
あとは、電子辞書に入っていた近代文学を、寝る前に読み直している。
漱石の小説は、いくつか読み直した。
40代になってから読み直すと、学生時代に読んだのとはまったく違う作品のように思える。 不思議だなあ。
漱石がロンドンで感じた孤独、ちょっとわかるような気がした。
さて、子連れ旅の必携品といえば、これ!
やっぱり除菌シート。
ここぞ!というときに、ちょぼちょぼ使っている・・・。
フランスって、本当に、なんだろう、不衛生というか、汚いトイレ、石鹸水のない手洗い場など、それらにもだいぶ慣れたしw、息子も神経質じゃないのだけど、ああ、あって良かった・・と思う瞬間がたびたび訪れる。
出し惜しんでいるので、今度日本から遊びにくる友達に持ってきてくれるようにお願いした。出し惜しむくらいだから、いらない、とも言えるのだろうけど。
食べ物編。
重宝するのは、創味のつゆ。
これに酢をまぜたり、お湯でのばして飲んだり、野菜や肉にかけたり、とにかく、なんでも創味のつゆがあれば、大丈夫。
お米は、南仏のカマログという産地のものを買って食べてみたけど、まあまあかな。
ただ、ここでは、レンジで炊く。そして、炊いたご飯は、数日ほったらかし、それでも食べるし、その際はふたたび温めるのだけど、え、そんなにレンジかけるの?っていうくらい、長く加熱している。わざと崩して食べるというか。
日本人の感覚とは、まったく違う。
パスタも、かなりぐずぐずだし、 なんだろう、アルデンテの感覚はないみたい。
私は、鍋で炊くか、Aさんのお家の炊飯器を借りている。
今度くるときは、美味しいミルキークイーンを5キロくらい持ってこようと思う。
本当は10キロくらい持って来たいのだけど、何せ荷物の重量制限がなあ〜。
あ、日本の皆さん、すみません、今回、お土産に期待しないでください・・・
息子と2人なもので、帰りの荷物があまり持てないのであります。
そのかわり、私がこちらで習った料理をいろいろやりますので!!
しそにわかめ、でも思ったほど、和食に頼らずにやっていける。
えっ、これだけ? 自分でも呆れてしまったw
・・・・結局、人間、あんまり、モノはいらないんだなあ、と、つくづく思う、田舎暮らし。
私はユニクロの夏服を中心に、少しだけ持ってきたものを洗濯しては、重ね着したりして暮らしている。
持って来た息子のジーンズも、膝がすりきれて、見かねたAさんが モンペリエのH&Mで息子に新品のジーンズを買ってきてくれたw
いま、何か欲しいものはあるかと自分に問えば、うーん、特にない。
窓から、大きく広がった空の下に、緑が見える。
雲が流れて、こうして、自然をぼんやりと眺めていることに、ものすごく幸せを感じる。
フランス生活も残すところ1ヶ月を切った。
都会へ戻れば、きっと物欲も戻ってくるのだろうけど、今はこののんびりした暮らしを楽しんでいようと思う。
夜のお友・・箱ワイン。息子を相手に一人でちびちび・・・。
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