2015年1月5日月曜日

本物の寝正月

大晦日に少し外出したのがたたったのか、元旦には高熱がぶり返し、地元の救急外来へ。ふたたび布団へ逆戻り生活となった私・・・

痰が凄まじく、窒息死するかと怯えた。

熱は下がり、鼻汁もピークを超えたとはいえ、まだまだ食べ物の味はわからない。
薬の副作用なのか、立ち上がるとふらふらして、船に乗っているかのように、足下がぐらついている。これが、今日まで続いている。
少し良くなったかと思って外へ出ると、すぐに辛くなってまた横になってしまう。
インフルエンザでなければいいと思っていたが、こうなると、せめてインフルエンザであれば良かったと思う。原因のはっきりしない、どうやら細菌性の風邪は、本当に治りが悪い。

元旦には、弟がステーキを焼いてほしいというので、肉を買っておいたが、結局焼く元気が起きず、母にレシピを伝えて、焼いてもらった。
焼き上がった肉は、肉汁がきちんと閉じ込められて上出来だったが、口に入れる勇気がなかった。目の前には、寿司、おせち、かにしゃぶなど、さまざまなごちそうも並んだが、蟹を1本と豆腐、白菜を少し口にして、その場でまた横になってしまった。親戚の人たちに申し訳ないので、すごすごと布団へ戻った。

結局、楽しみにしていた、友達との約束は、すべてキャンセルすることになった。
す、べ、て……。
ニューヨークから帰省している高校時代の友達とも、前職時代の飲み友達とも、中学の親友たちとも、結婚して名古屋に来た夫妻とも……そして今日から行くはずだった京都もキャンセル……。ライター仲間とも、大学時代の友達とも、京都に戻った逗子のママ友とも……会いたかった人たち、誰一人と飲むことができなかった。

ウワアアアアアアアン!!!!

お正月をやり直すためには、もう1年、がんばらなければいけない。
1年は早いなあ、なんて言うけど、これから1年待つのだと思うと、歯がゆい……。
年末は鬼のような健康オタクになってやる、絶対に来年の年末年始は台無しにはすまい!!

それでも、実家で父母と息子と過ごす毎日は、こんな日々はなかなかないから、これはこれで良かったのかもしれない。
息子の楽しみといえば、少し離れたセブンイレブンへ祖父母と散歩に行くこと。セブンイレブンで買ってもらった廉価版の妖怪ウォッチを身につけて喜んでいる。
どこかに連れて行ってあげたいと思うけど、「ここ(バァバの家)でいい」と言うから、まあ、いいのか。
 

 そういえば、小学生の頃、預けられていた祖父母の家で、年末年始に寝込んだことがあった。買い物に行きたいのに、毎朝熱を測ると37度を超えていて、がっかりしたことを憶えている。当時ハマっていたギリシャ神話の本を読んで、布団のなかでため息をついていた。

明日は、誕生日。
父母と息子と4人で、ひっそりとお祝いしてもらおうか……。
神様、プレゼントは健康な体でいいです。


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