ホットロード世代

台風の影響か、海風が強く、洗濯物が飛ばされがちなこのごろ。
くっきりとした快晴が続いている。薄い雲は少し秋を予感させて、夏真っ盛りとはいえ、８月は毎年、少し寂しい気分にさせられる。
いや、もう、私は、夏が好きじゃないけど（トシなんで・・・きつい）。
それでも、夏生まれの息子にとって、やはりこの季節は最高…らしい。


７月の終わりには、鎌倉花火大会。
 材木座の海見え素敵ハウスに暮らすA家にお呼ばれして、花火鑑賞することになった。
鎌倉駅から少しあるので、いつもの I 家に寄り、自転車をお借りして、出発。

この３人乗りライドがすごく嬉しかったらしい息子。後部座席には同じ名前の彼。

A家は、１３４号線からいつも通勤時に眺めてはいたが、お邪魔したのは初めて♪
この景色……毎日こんな海が見られるなんて、やっぱりいいなあ！
Miwaちゃん、ありがとね〜！！ 大勢でおしかけてごめんよ。

 A家の旦那さんはイケメンサーファー。うちの旦那はコワモテ丘サーファー。

 

 お寿司、唐揚げ、ひじきなど、子ども大好きメニューが用意されていた。

 鎌倉名物水中花火。

息子もしばしクギヅケ。

このところ、休みの日になると、夫は息子を海に連れて行ってくれる。
朝から海に入り、海岸前の一風堂でつけ麺を食べるのがお気に入り。

 「つけ麺っておいしいよね〜☆」by息子

 熱中症予防に、お茶を飲まないとね。今年はしっかりラッシュガード着てます。

 波が高いとすぐに泣くヘタレな息子。

はっきり言って、わが家の近所の海水浴場は、オシャレじゃないし、水もきれいではないけれど、人も少なく、ファミリー向けで過ごしやすい。
しかし、先日、私は早々にクラゲに刺されてしまった。たいしたことはなかったけど・・・息子がやたらと心配して、「お母さん、クラゲに刺されたんだよ！」と保育園で言いふらしているらしい。

土曜日、家の近所のお寺で、竹灯籠のイベントを見に行った。
このイベント、震災後に始まり、まだ歴史の浅いイベントらしいのだけど、意外と良かった。意外と、とは失礼だけど、ほんと、たいしたことないのかな…とナメて出かけたところ、なかなか見応えがあった。
境内には３０００基の竹灯籠が並べられて、その炎で周辺の気温が高く感じられるほど。
本堂では、民族楽器の生演奏などもやっていた。

きれいだった……。

当日は、父親不在の３母子で出かけたのだが、子どもたちのお目当ては、お寺の近くにあるジェラート屋さん。
子どもはジェラートを食べて、大人はモヒートを飲んで、満喫。

 ３人甚平姿の子どもたち……か、かわいい……。

ビールや日本酒を飲んだ後に祭りに出かけ、モヒートを２杯も飲んだ私は、 あららお腹が急降下！！　ヤマカで用を足そうとするも、すでに閉店。
友と別れの挨拶もソコソコに、自転車で家へ駆け戻った。後部の子どもシートに乗っている息子は、そのスピードに興奮。
「速いね！お母さん！」
やがて、
「……臭いね。お母さん」
「う、ううん。なんだろう、下水の臭いかなあ。ハハ、ハハ」
「……お漏らししちゃったの？」
ギクッ。
してないけど、もう、しそうだよ！！
半泣きで家に到着。いや〜、夏はやっぱり、お腹は冷やしちゃいけませんね。


さて、日曜日は、夫の誕生日。
朝から息子の体操教室へ行って、晩ご飯は家でステーキ。
 

最近ブックオフで４００円でゲットした帽子がお気に入りです。

梅と紫蘇の葉がたっぷりの大人なパスタにがっつく息子。酒飲みになるでしょう。

夫は甘いものをあまり食べないので、ケーキは用意しなかった。
それでも、乾杯のときに、ハッピーバースデーを家族で歌って、息子は嬉しそうだった。
もうすぐ、息子の誕生日。
このところ毎日、
「もう３歳？」
と尋ねてくる。年を重ねることがかっこいいと思えるようになったのだ。
お母さんはもうあまり年を重ねたくないですがね。

明くる月曜日。
用意をして保育園に送り、仕事に行こうとしていたら、やたらとグズグズする息子。
「保育園、行きたくないよ……」
熱をはかると37.5℃。
それでもどうしてもしておきたい事務仕事もあり、仕方なく息子を連れて職場へ。
職場に着くと、「ピザ！ピザ！」
うちのお店はほんとにピッツァがおいしい。息子も目がないのだ。
スタッフのみんなに、お菓子やぶどうをもらい、なだめながらサササッと仕事をして、その後テーブルで息子とピッツァを食べた。
本当に熱があるんだろうか、というくらいのがっつきぶり・・・。
スイカのグラニータも食べたいと言うが、もう椅子から体を反らして遊び始めたので、あまりにも申し訳なく、そそくさと撤収……みんな、ごめんね……。
家に帰ると、体温はまた上がり、しばらく寝ていたが、翌朝はすっかり元気になっていた。

このところ、こういう感じで熱が出ることが多い。
特に風邪でもその他の病気でもなく、一過性の発熱。
これはひょっとして甘え熱なのではないか、とふと思った。
週末、家族でべったりと遊んでいて、いざ月曜になると、親と離れたくないがために熱を上げる。この間も友達の家で預かってもらったときにも急に熱を上げて、すぐに下がった。甘え熱か……？
 息子は早くから自立していると周りに言われてきたけれど、やっぱりまだまだ甘えん坊なんだなあ。来週から実家に預けるんだけど、大丈夫かしら。
まあ、きっと母がいるから大丈夫だろう。ww


さて昨日、都内から、中学時代からの親友母子が３人で遊びにやってきた。
 海遊びをして、アナ雪を観て、夕方から、えのすいのナイトアクアリウムへ行った。
病み上がりとは思えないほど元気いっぱいの息子は、水族館よりも広い場所で走り回れることに喜んでいたが……この夜の水族館、海の夕景も素晴らしく、とっても気持ちがよく楽しめた。
今日もまた行っちゃおうかな……。

 展望デッキで、望遠鏡をのぞきたがる息子。

 親友のT子さんには、小６の長男と年長さんの長女がいるのだが、この２人が息子の面倒をよくみてくれるので助かった。

私のなかでは、 小６の長男はまだ３歳くらいのかわいい男の子、という印象が強かったのだけど……もうすっかり成長していて、昨夜は遅くまで大人にまじっておしゃべりを楽しんでいた。
こんな風に、うちの息子も、大人な会話ができる日がくるんだろう。そしてそれは、きっとあっという間なんだろうな……と、なんだか感慨深かった。

彼も来年から中学生。ひょっとしたら、母と妹と一緒に遊びに来てくれるなんて、もうないか、あっても数回……という年齢。
自分たちのコミュニティのほうが、親よりも大切になるし、そして、そうなってくれないと、また困るし。
ちょっぴり母に反抗してみせている彼が、これから本当に思春期に突入してしまうのが、ちょっと寂しいなあ、と思った。

T子さんと私は多感な中学時代を共に送り、時代はホットロード大人気だった。
T子さんは、ホットロードの映画のCMがテレビで流れるたびに、息子や夫からおちょくられるのだという。
たぶん、年上にも、若い世代にも、あまり理解されないかもしれない、あの感じ。
今の子どもに、果たしてウケるのか……結局アラフォーしか観に行かないのか。
私もこのところ、オーマイリルガ〜♪と歌ってばかりいる。

息子にとって、青春のバックボーンは、何になるんだろうなあ。
思春期には私に衝突してくるんだろう。いまも既に睨んでくるし……。
かかって来いや！ちょっとワクワク。
※ホットロード世代はドラマチックな思春期諸君を応援しています。


T子家族は、今日は幕張の宇宙博へ行くという。
今朝はコメダでモーニングをして、別れた。
楽しいひとときをありがとう！
今度はお父さんも一緒に連れて鎌倉へ来てね。