2013年6月1日土曜日

鼠の国を諦めて

5月は、ほんとにあっという間に終わってしまった・・・

先々週末は、哲平ママのAiちゃんが、習い事へ出かけていて、父子ふたり。
わが家3人と、総勢5人でぶら〜り、ビーチフェスタへ出かけた。

 海っていいね!でもちょっと寒かったね。


浜辺で夫が、うなじの写真を撮れというので、しぶしぶ撮った。

これが息子の。


そしてこれが夫。


毛の流れは違えども、このグチャグチャした感じは、紛うことなきDNA!



さて、先週末は、
土曜日に、勤務先で大きなイベントがあった。私も張り切っていたのだけど、こういうときに限って・・・息子は発熱。
お願いしていた土曜保育もキャンセルして、仕事をするつもりだった夫が急遽面倒を見てくれることに。

すぐ下がると思っていたのだが、中耳炎にまで悪化。
 そして、平日一泊で予約していたディズニーランドの旅も、無念のキャンセルとなった。

「お耳、痛い!」
と言いながら、体力の有り余っている息子。39度近い熱があるのにソファやトランポリンで弾みながら、
「お散歩!お散歩!」
と要求する。まだお熱があるから無理だよと言うと、すぐに泣き、のたうちまわって、手がつけられない。喉が痛いようで、食事はほとんどできなかった。
無理に薬を飲ませようとすると、全身で抵抗して、聞いた事もないようなドスのきいたうなり声を上げた。夫が体を押さえ込んで口を開けさせ、私がスプーンで少しずつ薬を流し込むときなどは、白目を剥いて、つばを吐きかけてきて、もう、エクソシストさながらであった!!
あ〜、この最低なタイミングで、ついに「イヤイヤ期」にも突入してしまったようだった。

これはもう、こっちが参ってしまうわ!
と、私たちは急遽、山中湖のコテージへ出かけることにした。外では遊ばせられなくても、せめて広い家に行けば、気分も変わっていいだろう、と思ったのだった。

思いつきで突然出かけたので、息子の靴すら忘れる始末。途中で急遽購入した。
到着した山中湖は涼しくて、曇っていたのに、なぜか富士山はくっきりと見えた。
そして不思議なことに、息子の熱はすぐに下がった。
霊山パワーかな。

数日、夜泣きを繰り返していた息子は、ここでぐっすりと眠ってくれた。私は夫と、ゆっくりビールを飲んで、リラックスすることができた。


 パズルで富士山をつくった。こういうの、無心になれて、とてもいい。

翌日は、富士宮までドライブ。
浅間大社にお参りをして、富士宮やきそばを食べた。

しばらくほとんど食事をしなかった息子も、やきそばは食べてくれた。

しかし、まあ、店選びに失敗したのか、
非常においしくない焼きそばだった。
お好み焼きは、もっとまずかった。どちらも水分過多でネッチャネチャ。
このままでは富士宮に悪印象を持ってしまう。早めに行き直して、おいしい店で食べてみたいと思った。


帰りは新東名のきれいなサービスエリアで一休み。


 
 サービスエリアの展望台からの眺め。

展望台で鐘をついた。

サービスエリアでは、エスカレーターに乗りたいと泣き、降りたいと泣き、また乗りたいと泣き、降りたいと泣く。。ジュースが飲みたいというので与えると「違う!」と吐き出し、麦茶を買い直すはめに。。トホホホ。


それにしても、救いは、まだ息子がディズニーランドとは何ぞや、をまだ認識していないことだった。
以前一度だけ行ったディズニーランドのことは、たぶんおぼえていないだろう。
しかし、そろそろ、記憶の定着が始まっている。山中湖は、すでによくわかっていて、「アッ、富士山!」などと言っていた。
今度ディズニーランドへ行ったら、もう忘れられないだろう。そしてハマれば、執着をして、行きたいと言うだろう。

そんなふうに、彼の脳内が、ぼや〜っとしていた状態から、クリアになってきたことが、私にもわかってきた。
少しずつピントが合うように、世の中のことをおぼえつつあるのが、彼の「執着」「抵抗」といった表現で、明らかにされていく。

たとえば、洋服も、これまでは何を着せても「カッコイイね!」とおだてればゴキゲンだったものが、一丁前に選り好みするようになってきた。友達と別れるときや、一定時間居た遊び場から離れる際、泣いたりするようになった。
なるほど、これがつまり「イヤイヤ期」ということなんだなあと思う。
「イヤイヤ期」というのはつまり、モヤモヤしていたものがクリアに見えてくる過渡期なのだろう。自分の名前が言えるように、他者との境界を理解し出したからこそ、 恐れや不安を抱き、自己防衛と依存を強める時期ということか。

いやはや、いよいよこちらも真剣に向き合わねばならない時がきた。
ここが、おそらく「三つ子の魂」をつくるポイントなのだろう。
この時期に、どれだけ大人がごまかさず、しっかりと付き合ってやるかに、今後の成長がかかっているような気がする。





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