2015年10月2日金曜日

9月の出来事

思い出に残るキャンプになった♪ H家、ありがとう!

9月のはじめに、息子は初めてのテント泊体験をした。
茅ヶ崎の柳島キャンプ場は、うちから一番近いキャンプ場だ。いつも134号を走りながら、どんなところなのかなあ、と思って眺めていた。
同じくキャンプビギナーのH家が誘ってくれて、2家族でキャンプ!
テントや食器なんかも全部レンタルして、持参したのは寝袋だけ。それでも十分楽しかった!

 息子は左側。よく似た2人。

これも息子が左側。これはちょっと違いがわかりやすいかも。

屋外でテレビやゲームもなく過ごせるキャンプは、子どもの情操教育にもいいと聞いていたのでw、ぜひ積極的に行きたいと思っていたが、初心者にはなかなかハードルが高い。
テントも持っていないし、タープとか、椅子とか、いろいろ買ったら高いし、積み込める大きな車も欲しくなる。夫はDIY野郎じゃないし、ま、無理かなあ、と半ば諦めていた。

それでも、今回、思い切って近場でやってみたキャンプは、本当に楽しかった!
息子たちも大はしゃぎ。持参したストライダーで、施設内をかけ回っていた。

 テント張りにも挑戦! テントは1000円でレンタル。

途中、丸い石を見つけた息子は「恐竜のタマゴだ!」と喜んで掴み、割ろうとしてガンガン木にぶつけている最中、自分の人差し指の爪を強打。これまで聞いたことのない絶叫ぶりで、すわ病院行きかと思われたが、急に「もう治った」と言い張り、遊びに戻った。
結局2週間後、爪は見事に取れてしまった。
家であんな怪我をしたら、もっと泣き続けていただろうに、屋外での遊びは、痛みを忘れるほど楽しいらしい。

それにしても、外で食べると、どうしてあんなに美味しいのだろう。
H家はヴィーガンなのだけど、Cちゃんが作ってくれたベジ塩焼きそばの美味しかったこと!  思い出してもまた食べたい。

偶然、隣のサイトでキャンプしていた、H家の知人たちとも一緒になった。

これが、おもしろい人たちだった!
南米で知り合ったというカップルは、彼女が地方のバカンスバイトを終え、自由業の彼Fと茅ヶ崎で合流。そこへ、若い芸術家カップルと赤ん坊もやって来た。彼らは自作のどぶろくを携えていた。

初めて会う人たちと盛り上がりながら、ああ、この感じ、久しぶりだ、と思った。
大学生の頃、時代は電波少年ブームで、バックパックでの旅行が大流行していた。
ヨーロッパへ旅行に行ったりすると、安宿にはたいてい日本人大学生かフリーターがいて、気が合う人たちと食事をしたり、夜通し飲んだりした。

社会人になって、いっとき、
バックパッカーって世捨て人だな。自分探しなんてばかみたい。自分は自分しかいないんだけど。そんなことする前にきちんと働いて国税を払えよ。
なんて目で見るようになっていたが、
いま、遅い子育てをしてみて、なぜかわからないけど、人間なんでもアリなんだな、と思えるようになった。
人が生まれて、人として成長するのを1から見直すことで、自分の他人への目線が、いかに型にはまったものだったのか、わかったような気がする。

息子と友達のU君は、 茅ヶ崎の自由人Fにすぐになつき、音楽に合わせて踊り狂った。
ああ、自由でいいなあ、と眺めながら思った。
その横で、日本の典型的なサラリーマンの夫は、泥酔して眠りこけていた。

同行したH家のD君は、自由人Fが忍者のように木登りをしては飛び降りるのを真似て、足をくじいてしまった。かなり酷かったようで、翌日は早めの解散。
あれから、病院へは行ったのだろうか。

キャンプは人を解放させるんだなあ。
H家のみんな、また行こうね♪


寿家さんの和食ケータリング♡ 最高でした♡♡

さて、息子は8月生まれなのだけど、
毎年やっていた同月生まれの子どもたちの合同誕生パーティーは、ちょっと遅れて9月に開催。

今年は趣向を変えて、寿家さんに和食のケータリングをお願いしてみた!

ビールが…日本酒が…すすんだよねえ〜


子どもたちにも、和食のセットを用意していただいた。
大人は、大好きな生麩の田楽に、お刺身、出汁巻き、お肉、天ぷらなどなど!!


ひさえさんの出汁巻きは最高なのです!

この豚肉も日本酒によく合ったなあ〜♡

 主役の3人とその妹、弟たちは、勝手に遊んでいてくれて、
すっかり大人の会を満喫ww

4歳おめでとう、みんな!


梅酒のシフォンケーキ!


結局、夕飯には中華屋からラーメンを出前で取って、息子もシャワーまでさせていただいて、帰宅。
楽しい一日だった。
ありがとう、ひさえさん、そして会場のK家♪



ともちゃん家は素敵なマンション!

最近、こんな感じで、日本酒を飲む機会が増えているのだけど、
久しぶりにワインイベントを開催。
秋谷に住む、ともちゃんと、スウェーデンのお料理教室×ワインの会!
ともちゃんは、スウェーデン人の旦那様との間に、お子さんが3人。
夏のバカンスで持ち帰ったスウェーデン食材と、お得意のパンで、珍しい料理をいろいろ紹介してくれた。


トナカイのサラミ! 独特の香りがあって、鹿に近いかな。おいしかった!

私は、ランブルスコ、甲州、日本酒、ソーヴィニヨンブラン、サンジョベーゼなどを、お料理に合わせて持参。
料理教室の後は、メニューとワインを順にマリアージュさせて、最後は結局飲み会にw
ちょっと珍しい試みだったから、ワインもセレクトが楽しくて、自分も勉強になった。
来てくれた皆さん、ありがとうございました!

あれからさっそくパン材料を買い込んで、1度焼いてみた。
美味しく出来たから、また焼くぞ、またやる。うん、きっと・・・(この根気のなさよ・・)


息子の最近のお気に入りファッション。マントは昔から風呂敷と決まっているよね。


9月から設置が始まった ガーデンルームが、ついに完成した!

共働きだし、、と言い訳にもならないけど、庭の手入れがまったくできない私たち夫婦。
最後には自分の背丈より高い雑草が生い茂る危険地帯になっていた。
ウッドデッキをつけていたけど、どうだろう、年に2、3回も使わない、どころか、出ることすらしなかった。雑草が見栄え悪いし、ヤブ蚊もすごくて、完全なるデッドスペース。

ウッドデッキも思い切って取払い、憧れていたリクシルのココマをくっつけることにした。

ソファを置いて、小さなリビングとして使うことに。

息子も「気に入ったよ〜!」だって。あ、靴はおニューだから履いてるだけですw

網戸も付けて、とっても快適!
ソファをそちらに移動したことで、室内も広くなり、これでピアノが置ける・・・。

そう、息子は4月からピアノを習っている。
週に1度、個人の先生のお宅へ通っている。
家にピアノがなく、練習するという概念がないので、そろそろ用意しようと思い始めた。

家が狭いので、はじめは電子ピアノを考えていたのだが、なんだかんだやっぱり高い。
レンタルピアノにしよう、とひらめいて、注文したのだけど、請求書を見て、なんだか嫌になってしまった。これなら、実家にあるピアノを運んだほうがよっぽど安いじゃん。
職場に出入りしている調律師さんに相談してみたら、これが大正解。
予算よりずいぶん安く、運べそう♪

実家では、今や誰も弾かない無用の長物。 ふつうのヤマハのアップライトなのだけど、デザインがけっこう気に入っていた。私と弟が使ってきた思い出のピアノだし、息子もいつまで続くかわからないけど、数年でも毎日触ってもらえたら、ピアノも(実家の両親も、か)本望じゃないかな。

今の家を建てて、もうすぐ5年。
建てる前は、私は子どもを諦めていたし、夫と2人、こぢんまりと暮らせたらいいな、小さなお庭では野菜やお花を育てよう・・なんて考えていた。
子どもができて、来客も増えたので玄関側を増築して、今回、庭側にガーデンルームをくっつけたら、鰻の寝床みたいな家になってしまった。
それでも、もともと小さな家なので、息子が巣立った後も、2人暮らしとしてはちょうどいいサイズかな、と思っている。

ひょっとしたら、将来実家のほうへ戻るかもしれないけれど、そしたら、最後にもう一度家を建てたい。小さくていいので、和風な家が欲しい。 そして老後は今度こそ、庭作りにチャレンジする。するだろうか、いや、しようじゃないか。



祝☆卒業!

2年間、息子が通っていた英語体操教室、マイジム。
英語は特に上達しなかったけど、大好きな時間だったみたい。
一時期、お兄さんたちの雰囲気に押されて、泣きわめいてプレイしないこともあったけど、それも乗り越えて、自分がお兄さんとして、しっかり楽しむことができるようになっていた。諸事情あり、退会することにしたのだけど、本人はまだやめたことを知らない・・・。
「今度マイジム行ったらさァ!@@君いるかなあ?」
などと言っている。

親としては、毎週日曜日に拘束されなくなって、ちょっと気が楽になった。
それでも、息子の元気玉を抜かねばならないので、何かしらまた習わせるか、ハイキングにでも連れ出すか。ラグビーをさせようと思っていたけど、このタイミングでは混み合ってるかな?

いろいろな習い事があって、やらせるのもやらせないのも親次第。
何がその子に合うのか、天賦の才能を見つけるなんて、砂浜で一粒のダイヤを拾うようなものだ。それが分かっていても、親が子どもにさせるのは、子どもが家庭以外の世界で、一生懸命何かに取り組んでいる姿を見るのが、何よりも楽しいからだ。
マイジムは、親子一緒のプレイから、分離して外側から眺めるようになって、私は楽しかった。毎週、授業参観をさせてもらっているような気分だった。息子が、インストラクターの言っていることを理解しようと集中していたり(だいたいは集中していなかったが)、猿のように器用にロープを上ったりするところを見るのが、おもしろかった。お友達と笑ったり、ふざけ合ったりしている姿がかわいくて、何度も写真を撮った。

そんな自己満足のために息子を利用するなんて、浪費なんだろう。
それでも、この浪費は、今しかできない贅沢だから、満喫しちゃおうと思う。
中学生くらいになって、部活を見に行ったら、「何来てんだよババァ」と一蹴されそうだ。でも試合くらいは見に行ってもいいよね、Sちゃん♡ 何の部活に入るか検討もつかないが・・・w

息子にはつねづね言っている。
小学生までは親の言うこときけ。中学生になったら、ほぼ、やりたいことを許す。高校生になったら、もっと好きにしていい。大学は進学するか含め任せる(金銭的には要相談w)。仕事は自分で選べ。結婚相手は誰でもいい。

もちろん本音は、いい大学に行ってほしいし、稼いでほしい。 でも今の世の中、昔通りの進路では高給が確約されない。結婚相手だって、変な人連れて来てほしくない。でもこっちが決めることではないし、口を出してロクなことにならない。
将来、自分の選択肢を増やせる、頭の土壌を作ることこそが、親の役目なんだろう。

そんなことを書き連ねながら、将来息子が事件でも起こしたらこのブログが引用されて、「どこで間違えた子育て論」とか言われちゃうんだろうな〜。

ま、結局、いつも、こんなことを考えていると、人様に迷惑をかけない人間であれば、いいか、と思ってしまう。 両親が考えていたようなことを、自分も考えるのだ。

さて、どんな大人になりますやら!









2015年8月25日火曜日

恐竜博物館とハッピーバァバデー

この夏もいろいろあったんだけどなぁ〜!
あっという間に、秋の気配・・・
旅行をしたり、働いたり、仲間と飲んだりして、おもしろおかしく、慌ただしく過ぎて行く夏。


 盛り上げるヤングw

8月19日、息子は、私の実家で、4歳の誕生日を迎えた。

その前の週から、バァバに連れられ、一人、私の実家で過ごしていた息子。
ジジババとの暮らしにも慣れたもので、家や庭で走り回ったり、ショッピングセンターに入り浸ったり、プールに行ったりして、とにかくエンジョイしていたらしい。
こちらも子を預けるのにすっかり慣れて、職場仲間と深酒したり、夫と2人でふだんは行けないレストランにて食事をしたり、大人の時間を満喫した。
父母よ、いつもありがとうございます。

正方形のケーキを4つ買って組み合わせる。結局たくさんケーキを食べない息子にはちょうど良かった。

バァバからのお誕生日プレゼントは、妖怪ウォッチ プロトタイプu だったかな、プロトタイプってなんだろう、なんだか知らないが、新しい妖怪ウォッチであり、それまで息子はメダルしか持っていなかったので、これにはずいぶん喜んだ。

音がうるさいんだよな〜コレ。


誕生日の翌日からは、私たちから息子へのプレゼント旅行!
息子が夢にまで見ていた福井県の恐竜博物館へ、早朝5時に出発した。

名古屋から車で3時間。
高速道路はずっと土砂降り・・・天気予報は、曇りときどき雨。
そこはスーパー晴れ男の息子、きっと肝々ポイントでは晴れることだろう、と信じていたが、あまりに降るので、少し不安になった。

福井県に入ると、雨も少し穏やかになって、到着した頃には、ほぼやんだ。
さすがスーパー晴れ男♪
勝山市に到着すると、ところどころに現われる恐竜のフィギュアに、みんなで興奮!

「かつやま恐竜の森」は、恐竜博物館をはじめ、疑似ジュラシックパークのディノワールド、恐竜の遊び広場などが集まる、日本一の恐竜テーマパークだ。
朝8時に到着した私たちは、少し広場で息子を遊ばせ、9時半に予約をしておいた「化石発掘体験」会場へと向かった。


恐竜柄の甚平に、恐竜のクロックス。全身恐竜ファッションで恐竜博物館へ。注目集めてた!
 

 「肉食恐竜の化石を掘るぞ!」と張り切る息子。

どうせすぐに飽きて、ヤングだけが掘り続けることになるだろう、という予想を裏切り、意外にも夢中になって石を割る息子。
30分ほどの発掘体験を、休むことなく真剣にやり続けた。



 ゴーグル姿もサマになってるね!


平らなところに移動して、さらにコツコツ!



 なんちゃらパールとかいう貝の化石を掘り当てた!

この発掘体験で知ったんだけど、化石って黒いのだ。
恐竜の骨は白いイメージがあったけれども、あれは化石を型にして造ったものなんだなあ。
息子は何も見つけられなかったが、ヤングは「油」と「貝」の化石を発見。
記念に石をいただいて帰った。


息子の大好きなスピノサウルス!「スピノは魚を食べるんだよ」らしい。

発掘体験中から、太陽が顔を出し、暑さが増してきた。
やった、ますます晴れた! 今のうちに屋外展示をまわっておこう、と、次に向かったのはディノパーク

「ライフサイズの恐竜が住む森」という遊歩道で、口や手が動く恐竜のフィギュアが20体くらい点在していた。息子は大喜び、しかしニセモノとわかっているのか、怖がることはなかった。


 後ろにいるのはマメンチサウルスだよ!

ランチは、朝のニュース番組で見た「恐竜バーガー」。
「サンドイッチ感のハンバーガーです」
という意味不明のコピーが掲げられていたが、食べて納得。サンドイッチみたいな食感で、とても軽い。パンは糖分が高めの、コストコのディナーロールみたいな味だったけど、とってもおいしかった。


 恐竜型のナゲットもおいしかった。

早朝わざわざ起きて、炊き込み御飯のおにぎりを作ってくれたバァバ。
このバーガーを分けて、朝に残ったおにぎりも全部食べて、ランチ終了。

そして向かった、恐竜博物館。
企画展も常設展もすべて流し見。展示の文字を読もうとするも、息子は走っていってしまう。


 広くて疲れた〜。展示内容はまだ息子には早かったかな。

 博物館のショップで、スピノサウルスの高いフィギュアを誕生日プレゼントとして購入させられて、恐竜の森を後にした。




これからショーを見ます!

続いて向かったのは、勝山市民会館。
DINO-A-LIVE」という恐竜の着ぐるみのショーが行われているというので、恐竜の森でチケットを買って、14時スタートの回を見ることにした。

スタートまで少し時間があったので、勝山市役所付近をぶらり。


だ、誰も歩いていなかった・・・。

人っ子一人いなくて、なんだか怖いくらい寂しい町であった・・・。
もっと恐竜で町おこししたらいいのに。。
恐竜丼に恐竜うどん、恐竜アイス、そういうのやればいいのに・・・何もなく、町にひとつだけあるという酒蔵に寄って、日本酒を2本買った。


 そして始まった恐竜ショー!
東京の会社が演出しているらしく、ショーはなかなかおもしろかった。

始まるぞ〜ワクワク♪ 1階には、座敷席も。

 キターーー!アロサウルス!

飼育員を伴って、アロサウルス、ラプトル、ティラノの3頭が順に現われた。
客席まで顔を突っ込んで脅してくる恐竜に、息子はタジタジ。

「いやだ〜こないで!!」あんなに好きなのに・・・。


 「ウワァアァァ〜お母さんの顔が〜!!」息子絶叫。

 「お母さぁん!!!」息子が泣けばなくほどおもしろくなる私。。

 ショーは、恐竜がしゃべるでも、何か芸をするでもなく、ひととおり暴れて観客を脅したところで、終了。さほど長くもなく、息子もしっかり怯えたことだし、総じて良かったんじゃないかしら。




「琵琶マスの刺身、最高〜」

恐竜ショーを堪能した私たちは、それから福井を後にして、滋賀へ南下。
福井の食べ物が大好きなので、途中サービスエリアに寄って、お土産を買い込んだ。
へしこ、永平寺味噌、鯛醤、ウニ醤などなど・・・。

ちなみに、この「@@醤(ひしお)」という製品、めちゃくちゃうまい!!!
ちょっと高いのだけど。


鯛醤は、お湯で薄めて、お吸い物にしたり、野菜のおひたし、鍋なんかに使える。しみじみと鯛の旨味が広がって、た、たまりません。

ウニ醤は、TKGの仕上げにひとかけ・・・、朝からゴージャス飯完成!!!
ネットでも買えるみたいなので、なくなったらすぐ買い足そうと思っている。


 それはそうと、
滋賀では長浜の料理宿「想古亭げんない」にステイ。
昔から一度泊まってみたいと思っていた宿。
20年くらい前から泊まってみたいと思っていたので、今回行ってみたら、ものすごく古びた宿になっていた。
趣は、庭師で凝り性だった祖父の家のよう、臭いは無精だった叔父の家のような、独特の・・・古い家の臭い。
チェックインしようとすると、間違えてキャンセルだと思っていたようで、「エッ」と言い、「大丈夫ですよ、」と取り繕って急に用意をしはじめた宿の人々。
かすかな不安がありながらも、二階へ上がる。

二間続きの部屋はやたらと広くて、3人きりの私たちは身を寄せ合うようにして座った。部屋の広さに対してテレビがものすごく小さく、テロップも目を細めて見る私・・・。


お食事は1階の囲炉裏のある部屋で。
琵琶マスや、川魚の佃煮、地元の田畑でとれた野菜の煮付けなど、山深い場所の料理。
どれもしみじみとおいしかった。


高速肩たたきをする息子。人生至福の時を味わうヤングw


近江牛。4つの味わいで。こうして細かくカットされて、味も違えば、高級な肉も食べやすいと思う。家でも真似してみよう。

私が今回の夕食で一番おいしいと思ったのが、このお出汁。濃厚な昆布のお出汁が、最高だった。焼きなすの香ばしい風味。また食べたい。


朝食は、眺めのいい広間だった。
釜で炊いたご飯がすこぶる美味しかった。


中央にあるジャガイモと卵のあんかけ、私も作ってみたい。息子は卵を食べないが・・・。


足を入れられる座敷。息子は田楽味噌でご飯をペロリ。


かつて、祖父の家には離れがあって、囲炉裏が設えてあった。
囲炉裏を囲んで座り、栗の菓子を食べて、祖父が「ものすごく高かった」と恭しく出して来た茶碗で御薄を飲んだ。あの茶碗はどこへ行っただろう。きっと高いものではなかったと思う。祖父はたまにホラを吹く、愉快な老人だった。

いま思えば、あの離れも、ああ、あの離れも(いくつかあった)、あの池も、群れ泳いでいた鯉たちも、小さな滝も、すべて、バブルの賜物だった。
私自身は公務員の娘だったので、バブルの恩恵をあまり感じなかったけれど、自営業だった祖父の家を思い返すと、「あれこそがバブルか」と嘆息する。

家業を継ぐはずだった伯父が病に倒れ、はじめに逝った。祖父母も亡くなり、いとこたちは別の土地を選んで家を建てた。もう誰もあの囲炉裏端に座ることはない。

息子との日記を綴るとき、どうしても回顧主義になるのは、子供だったときの私の目線に重なるからだろう。

囲炉裏から母方の祖父を連想し、一方で、古い家の臭いからは父方の伯父を思い出した。
母屋を建て替える前の、玄関から台所まで土間打ちだった、父の実家。

カビのような、獣脂のような、植物の発酵したような、それらがない混ぜになった古い日本家屋独特の臭いは、何から発せられていただろうか。台所のだるまストーブでエイヒレなどを焼きながら、ビニール張りの円椅子に伯父や父が座って、コップ酒を飲んでいた。

大人はあんなものを食べたり飲んだりして、何が楽しいのだろう、と嫌悪したものだが、今では私はそれらが大好物な上に、憧憬からか、自宅にも土間を打った。

野蛮な話し方に知性を感じさせず、自分勝手で強引な印象の伯父だったが、彼が死んだ後に産まれた私の息子は、胎内から出たばかりのとき、顔が伯父にソックリだった。
「アッ、わたし、伯父さんを産んでしまった」
と思ったが、その後はすぐに夫に似た。あれは何だったのだろう。

「野蛮な話し方に知性を感じさせず、自分勝手で強引な印象」などと亡くなった伯父の特徴を書いたけれど、これって今の私に近いものがある。
血縁とは、やはり、切っても切れないものがある。久しぶりに、伯父に会いたいような気がする。

なんだかずいぶん脱線してしまった。。
ふたたび、恐竜の旅の続き。

宿をチェックアウトして、近隣観光へ。
余呉湖を眺めて。


余呉湖。誰もいない。と思ったら変なカップルがカマロに乗って来て、静寂を破った。

それから渡岸寺へ、十一面観音様を拝みに行った。

観光がダルいお年頃になってきた息子。
お寺の駐車場に車を停めると、「え〜歩きたくな〜い〜」などと言う。
私も子どもの頃(からつい最近まで)、旅行における観光がクソ面倒くさいと思っていたので、気持ちはわかる。でも4歳はまだ早くないか!


「恐竜とお散歩しよう」などと言っておだてて、連れ出した。


母がだ〜い好きな井上靖先生の碑ですよ!

十一面観音像は素晴らしかった、詳しくないので何がどうすごいのかわからないのだけど、素人にも訴えるものがあると思った。

説明をしてくださる方がいて、椅子に座ってお話を聞いたのだけど、息子が「もう出たい」「帰ろうよ」などと言うのでなだめるのに必死・・・。


写真撮影禁止だったから残念だったけど、ネットで画像拾いました、
全部お顔が違う、どのお顔も、自分に問いかけてくるように見える。

それでも、ひととき、白洲正子気分を満喫。
たまにはこういう旅も必要だなあ、と思った。

このところ、文学少女だったときに愛着を持っていたものと、とんとご無沙汰。
院生の頃は、先輩とよく文学をテーマにした旅に出かけて、文学碑とかお墓とか、小説の舞台とか、めぐったものだけど、本すら手にとらなくなっている。

アメリカンドラマのロケ地で、萌え〜とか言ってる場合じゃないな、たまには文学めぐりでもして、心を清めよう! せっかく鎌倉に住んでいるんだから! 
と、思ったが、さて。

昭和な写真が撮れた♪


渡岸寺から、長浜の黒壁スクエアへ。

近隣でいちばん評判のよいラーメン屋さん「こtetsu」でランチ。

濃厚な鶏のスープ〜美味!

海洋堂のフィギュア博物館へ行き、息子は恐竜のガチャガチャを、私は岡本太郎のガチャガチャを。

ここでも恐竜みつけた!

黒壁スクエアといえば、ガラス。
何かいいガラスの器があれば買い求めようと思っていたけど、ファンシー系なものばかりが目について、何も買えなかった。


炭入りのチョコソフトを食べて、泥棒のようになる息子。


どこでも恐竜を持ち歩いて♪


最後にふな寿司など、また酒のつまみを買い込んで、実家へ戻った。


ひとつ年上のいとこ。大の仲良し!

実家では、近くのプールへ行ったり、いとこと遊んだり。

花火をしよう、と買いにいったが、もうシーズンの終わりだからか、仕掛け系の花火セットしか残っておらず、仕方なくそれを購入。
隣町の打ち上げ花火をチラチラみつつ、弟の家族と花火を楽しんだ。


 こんな大きな花火を持つハメに・・・。


お約束、ヤングの天に召される姿。


息子は10日以上過ごした私の実家。
日曜日の午前中に、いざ鎌倉へ戻ろうと、車を走らせると、無念のパンク・・・。

近所でタイヤを交換して、昼も近くなったので、お店でひつまぶしを食べて、さあ、今度こそ帰ろう、と、息子にトイレへ行くように促すが、
「バァバの家でする!バァバの家に帰る!」とゴネはじめた。
そこで、 もう一度、実家に立ち寄った。

もうお別れをしたと思い込んでいたバァバが、涙目で息子を迎え入れる。
コーヒーをいただいて、今度こそ、鎌倉へ。
最後にバァバに会えて気が済んだのか、息子は素直に車に乗り込んだ。
母にも、息子にも、いいことをしたな、と思った。


子どもがゴネるとき、泣いたりするとき、無理にねじ伏せるのではなくて、少しだけその意思に添ってあげたほうが、ものごとがスムーズに進むことがある。
(もちろん、聞いてやれないワガママや、友達を傷つけるようなことがあれば、容赦なく叱りつけるのだけど)
子どもの、そのときだけの無垢でささやかな欲求、その意図を汲んで、叶えてやる余裕を、できるだけ持っていたいと思う。

鎌倉に戻って、
「今回の旅で、何がいちばんおもしろかった?」
と息子に聞いた。当然、
「恐竜!」
と答えるかと思ったが、
「バァバ!」
と答えた。
そうか、それはそれで、良かった。

4歳の誕生日おめでとう、息子。
来年は、さあ、どんな誕生日を迎えるのかな?



2015年6月2日火曜日

ピーカン遠足と土砂降り花火





うちの猫の額ほどの庭に植えた紫陽花も少しずつ色づきはじめて、いよいよ鎌倉はトップシーズンに突入しようとしている。

真っ青に晴れた5月の土曜日、息子の保育園の親子遠足が行われた。
遠足といっても、年少組は公園に集合して、敷地内を散策してまわるだけ。
来年からは、保育園に集合し、公園まで数キロの道のりを歩いて行くことになる。

息子の通う保育園は、散歩に力を入れており、晴れていればしこたま散歩。歩かせまくることで、基礎体力を付けるのが目的だ。




田んぼが広がる公園。こんな田舎が近くにあるのは、幸せなこと。

公園でのメインイベントは、崖上り。のぼってはスライディングで降りてくるを繰り返す子どもたち。お尻が真っ黒に・・・。

「いつもの仲間と、いつもと違う場所」に萌える子どもたち。
自分もそうだったなあ〜と思い出す。
息子は、数日前から遠足を心待ちにしていて、「あと何回寝たら遠足?」と何度も聞いてきた。

一番のお楽しみは、やっぱりお弁当。
しかし前夜飲みに行ったため、たいした仕込みができず、色合いも茶色めな高カロリー弁当になってしまった。おにぎりはサッカーボール型にして、幼稚園の弁当をちょっぴり意識して・・・。
「サッカーボールってどんなふうだっけ」と思いながらのりをカットし、適当に貼付けたが、こんなこと毎日やってられないわ、やっぱ給食のある保育園でヨカッターと思うダメ母・・・。

つくねは冷凍食品だが「お母さん、作ってくれてありがとう!これ、おいしいよ!」と息子。手抜き食品を喜ぶ味覚は夫に似たのだろう。

 ペロリと平らげた!と言いたいところだが、遊びが気になってかなり残され、私の胃袋へ・・・。

お弁当を食べたら解散と、あっという間に終わった遠足。
遊び足りない子どもが残って、水場で虫取りをはじめた。


このあと、Sどんに待ち受ける過酷な運命・・

私は、Aちゃんのママと水場が見えない日陰のベンチに座り、 どのパパがイケメンかという話に興じていた。
しばらくすると、残っていた園の先生たちが慌ただしく水場の方へ走っていく。
見れば、息子の親友、Sどんが水浸しで、放心状態でパパと歩いて来た。
「どうしたの?」
「小川に頭から落ちて、『犬神家の一族』状態」
「アチャー」
それは大変だったね、と、着替えを手伝ったりしていたが、よくよく聞いてみると、うちの息子がSどんにぶつかったのが原因だった。
謝ったらしいが・・・ほんとにごめんね・・・Sどん・・・!

ご存じない人のために、こんな映画です。

Sどんは犬神家トラウマにもならず、その後は楽しく虫取りをしていたから、一安心・・。
いや、息子ではなく、子どもをほったらかして日陰でおしゃべりしてた私が悪い。
ほんとにごめんね・・・!!


久しぶりに美容院でカットしてもらった息子。成長を見守ってくれる場所が地域にあるのって嬉しいものです。


そして、5月の最終金曜日は、逗子の花火大会が行われた。
この日、職場でカタログの撮影が入っていたのだが、無情の雨・・・。外国人モデルが、まるで晴れた日のような顔をして雨の中頑張っていたのが忘れられない。

天気予報では夜にはやむという話だったが、日が落ちても怪しい天気・・・。ほんとにやるのかぁ?と不審に思いながらも、職場→保育園→逗子の友人宅へのロングドライブ。

大学時代の友、K子は大阪出身で、彼女の作るおばんざいは本当にうまい。
花火を見ながら食べるお弁当のおかずを、たらふく仕込んで、私と息子を待っていてくれた。
極楽寺のAiちゃんもだが、関西出身の人ってやっぱり和食が上手。食は関西にありだなあ〜。行きたいな〜関西!大人だけで・・・。

リュックサックに、お弁当とビール、お茶をたっぷり詰めて、曇り空の下、花火へ出発。
私、息子、K子とその息子Y(小4)の4人で、手をつないで黒門の有料シートまでいそいそと歩いて行った。


ちょっとスペースは狭いけど、場所は最高の有料シート(大人1000円)。

ときおり雨がパラつくも、学生の頃からスーパーポジティブの異名を取るK子は、
「降ってない!」
と言い張り、ビールをグビグビ。息子は兄貴の膝に乗せてもらって、じっくりと花火鑑賞。
しかし、徐々にごまかしきれないほどの雨が降ってきた。
大団円の頃には、もう土砂降り!!

「頼む!早く終わってくれ!」
と思った花火大会は、初めて・・・。

帰路も激しくなる雨。
傘を持たずに行ったため、レジャーシートを頭の上で広げて、無言で歩く私たち。
海から、人ごみを避けつつ、K子宅まで約2kmの道程。
途中、尿意をおぼえた私・・・
「K子さん、こんなに降ってるんだから、歩きながらしてもわからないよね?」
「・・いいけど、確実に臭うと思うし、下半身裸になって流してから家には上がってもらうよ」
「・・だよね」
「あのさ、子どもだって我慢してるんだから、大人がやっちゃいけないよ」
「・・・だ、だよね」

いつ泣き出し、「お母さん、抱っこ〜」と言うかと内心ヒヤヒヤしていたが、息子は歯を食いしばって歩き続けてくれた。
偉い! 成長したなあ、と、雨の中、クロックスを踏みしめる息子を眺めて、ふと涙が出そうに・・・。実際は、尿意の方が強かったが・・。
散歩で足腰と根性を鍛えてくれている保育園のおかげだなあ、とつくづく思った。

家にたどり着くと、みんなで風呂に入り、冷えた体を温めた。

疲れてソファで寝てしまった子どもたち。お疲れさま!

これもいい思い出だね、と言いながら、乾杯しなおした私とK子。
2時頃までいろいろ白熱して話したけど、何を話したのかほとんど覚えていない。 主に子育てについて・・だったかな。

K子と私は同じ大学で、学部は違ったが、下宿がとても近所だった。
卒業後、地元で公務員になった彼女は、結婚で上京、私がいた銀座の編集会社でライターに転身し、その後、私と時を同じくして湘南に引っ越した。
子どもは一人で男児という境遇も同じで、夫の仕事も割と似ている。

京都での学生時代、王将の総菜をたくさん買ってビールを飲むことを「王将る(おしょる)」と言って、よくK子とやったものだけど、あの頃はまさかこんな未来が待っているとは思わなかった。こんなに縁の深い相手だったとは。

息子も今後、学校に上がり、たくさんの人と出会って、たくさんの友達を得て、ときには失って、を繰り返していくのだろう。
悩むこともあるのかな。ウェルテル、藤村操みたいに、自己に苦悶しちゃったりして・・・そんなことを考えると、ついニヤニヤしてしまう。来るべき青春時代には、母は嫌われる一方だろうけど、そんな得難い時間を傍観できると思うと、年を取るのも悪くない気がする。

最近、息子の性癖を変態呼ばわりして追いつめた両親の人生相談がFacebookなどで話題になっていたけど、あれは、息子を持つ母親として、とても参考になった。
親子とはいえ、人間には、お互いに踏み込んではいけない部分が、時にある。愛情の押し売りをしてはいけないと肝に銘じた。

そう思うと、自分の両親などは、出来た人たちだなあと改めて思う。
私がこの年齢になってようやく実感したことを、20代の若さでもう分かっていたのだから。
今になって、つくづく、執着を手放す先に、得るものが多いと感じている。

私の夫は、他人に執着がない分、逆に友人に恵まれている人間だ。息子にも、そんな風に、楽な人間関係を築ける人になってもらいたい。
「自分大好き」は、KYの極みではあるけど、他人に迷惑はかけない。いい生き方だと思う。


 将来、この父子も気楽な関係でいられますように。


鎌倉に引っ越して丸4年。 
そろそろ、梅雨がはじまる。
6月も、仕事に遊びに精を出そう