2015年8月25日火曜日

恐竜博物館とハッピーバァバデー

この夏もいろいろあったんだけどなぁ〜!
あっという間に、秋の気配・・・
旅行をしたり、働いたり、仲間と飲んだりして、おもしろおかしく、慌ただしく過ぎて行く夏。


 盛り上げるヤングw

8月19日、息子は、私の実家で、4歳の誕生日を迎えた。

その前の週から、バァバに連れられ、一人、私の実家で過ごしていた息子。
ジジババとの暮らしにも慣れたもので、家や庭で走り回ったり、ショッピングセンターに入り浸ったり、プールに行ったりして、とにかくエンジョイしていたらしい。
こちらも子を預けるのにすっかり慣れて、職場仲間と深酒したり、夫と2人でふだんは行けないレストランにて食事をしたり、大人の時間を満喫した。
父母よ、いつもありがとうございます。

正方形のケーキを4つ買って組み合わせる。結局たくさんケーキを食べない息子にはちょうど良かった。

バァバからのお誕生日プレゼントは、妖怪ウォッチ プロトタイプu だったかな、プロトタイプってなんだろう、なんだか知らないが、新しい妖怪ウォッチであり、それまで息子はメダルしか持っていなかったので、これにはずいぶん喜んだ。

音がうるさいんだよな〜コレ。


誕生日の翌日からは、私たちから息子へのプレゼント旅行!
息子が夢にまで見ていた福井県の恐竜博物館へ、早朝5時に出発した。

名古屋から車で3時間。
高速道路はずっと土砂降り・・・天気予報は、曇りときどき雨。
そこはスーパー晴れ男の息子、きっと肝々ポイントでは晴れることだろう、と信じていたが、あまりに降るので、少し不安になった。

福井県に入ると、雨も少し穏やかになって、到着した頃には、ほぼやんだ。
さすがスーパー晴れ男♪
勝山市に到着すると、ところどころに現われる恐竜のフィギュアに、みんなで興奮!

「かつやま恐竜の森」は、恐竜博物館をはじめ、疑似ジュラシックパークのディノワールド、恐竜の遊び広場などが集まる、日本一の恐竜テーマパークだ。
朝8時に到着した私たちは、少し広場で息子を遊ばせ、9時半に予約をしておいた「化石発掘体験」会場へと向かった。


恐竜柄の甚平に、恐竜のクロックス。全身恐竜ファッションで恐竜博物館へ。注目集めてた!
 

 「肉食恐竜の化石を掘るぞ!」と張り切る息子。

どうせすぐに飽きて、ヤングだけが掘り続けることになるだろう、という予想を裏切り、意外にも夢中になって石を割る息子。
30分ほどの発掘体験を、休むことなく真剣にやり続けた。



 ゴーグル姿もサマになってるね!


平らなところに移動して、さらにコツコツ!



 なんちゃらパールとかいう貝の化石を掘り当てた!

この発掘体験で知ったんだけど、化石って黒いのだ。
恐竜の骨は白いイメージがあったけれども、あれは化石を型にして造ったものなんだなあ。
息子は何も見つけられなかったが、ヤングは「油」と「貝」の化石を発見。
記念に石をいただいて帰った。


息子の大好きなスピノサウルス!「スピノは魚を食べるんだよ」らしい。

発掘体験中から、太陽が顔を出し、暑さが増してきた。
やった、ますます晴れた! 今のうちに屋外展示をまわっておこう、と、次に向かったのはディノパーク

「ライフサイズの恐竜が住む森」という遊歩道で、口や手が動く恐竜のフィギュアが20体くらい点在していた。息子は大喜び、しかしニセモノとわかっているのか、怖がることはなかった。


 後ろにいるのはマメンチサウルスだよ!

ランチは、朝のニュース番組で見た「恐竜バーガー」。
「サンドイッチ感のハンバーガーです」
という意味不明のコピーが掲げられていたが、食べて納得。サンドイッチみたいな食感で、とても軽い。パンは糖分が高めの、コストコのディナーロールみたいな味だったけど、とってもおいしかった。


 恐竜型のナゲットもおいしかった。

早朝わざわざ起きて、炊き込み御飯のおにぎりを作ってくれたバァバ。
このバーガーを分けて、朝に残ったおにぎりも全部食べて、ランチ終了。

そして向かった、恐竜博物館。
企画展も常設展もすべて流し見。展示の文字を読もうとするも、息子は走っていってしまう。


 広くて疲れた〜。展示内容はまだ息子には早かったかな。

 博物館のショップで、スピノサウルスの高いフィギュアを誕生日プレゼントとして購入させられて、恐竜の森を後にした。




これからショーを見ます!

続いて向かったのは、勝山市民会館。
DINO-A-LIVE」という恐竜の着ぐるみのショーが行われているというので、恐竜の森でチケットを買って、14時スタートの回を見ることにした。

スタートまで少し時間があったので、勝山市役所付近をぶらり。


だ、誰も歩いていなかった・・・。

人っ子一人いなくて、なんだか怖いくらい寂しい町であった・・・。
もっと恐竜で町おこししたらいいのに。。
恐竜丼に恐竜うどん、恐竜アイス、そういうのやればいいのに・・・何もなく、町にひとつだけあるという酒蔵に寄って、日本酒を2本買った。


 そして始まった恐竜ショー!
東京の会社が演出しているらしく、ショーはなかなかおもしろかった。

始まるぞ〜ワクワク♪ 1階には、座敷席も。

 キターーー!アロサウルス!

飼育員を伴って、アロサウルス、ラプトル、ティラノの3頭が順に現われた。
客席まで顔を突っ込んで脅してくる恐竜に、息子はタジタジ。

「いやだ〜こないで!!」あんなに好きなのに・・・。


 「ウワァアァァ〜お母さんの顔が〜!!」息子絶叫。

 「お母さぁん!!!」息子が泣けばなくほどおもしろくなる私。。

 ショーは、恐竜がしゃべるでも、何か芸をするでもなく、ひととおり暴れて観客を脅したところで、終了。さほど長くもなく、息子もしっかり怯えたことだし、総じて良かったんじゃないかしら。




「琵琶マスの刺身、最高〜」

恐竜ショーを堪能した私たちは、それから福井を後にして、滋賀へ南下。
福井の食べ物が大好きなので、途中サービスエリアに寄って、お土産を買い込んだ。
へしこ、永平寺味噌、鯛醤、ウニ醤などなど・・・。

ちなみに、この「@@醤(ひしお)」という製品、めちゃくちゃうまい!!!
ちょっと高いのだけど。


鯛醤は、お湯で薄めて、お吸い物にしたり、野菜のおひたし、鍋なんかに使える。しみじみと鯛の旨味が広がって、た、たまりません。

ウニ醤は、TKGの仕上げにひとかけ・・・、朝からゴージャス飯完成!!!
ネットでも買えるみたいなので、なくなったらすぐ買い足そうと思っている。


 それはそうと、
滋賀では長浜の料理宿「想古亭げんない」にステイ。
昔から一度泊まってみたいと思っていた宿。
20年くらい前から泊まってみたいと思っていたので、今回行ってみたら、ものすごく古びた宿になっていた。
趣は、庭師で凝り性だった祖父の家のよう、臭いは無精だった叔父の家のような、独特の・・・古い家の臭い。
チェックインしようとすると、間違えてキャンセルだと思っていたようで、「エッ」と言い、「大丈夫ですよ、」と取り繕って急に用意をしはじめた宿の人々。
かすかな不安がありながらも、二階へ上がる。

二間続きの部屋はやたらと広くて、3人きりの私たちは身を寄せ合うようにして座った。部屋の広さに対してテレビがものすごく小さく、テロップも目を細めて見る私・・・。


お食事は1階の囲炉裏のある部屋で。
琵琶マスや、川魚の佃煮、地元の田畑でとれた野菜の煮付けなど、山深い場所の料理。
どれもしみじみとおいしかった。


高速肩たたきをする息子。人生至福の時を味わうヤングw


近江牛。4つの味わいで。こうして細かくカットされて、味も違えば、高級な肉も食べやすいと思う。家でも真似してみよう。

私が今回の夕食で一番おいしいと思ったのが、このお出汁。濃厚な昆布のお出汁が、最高だった。焼きなすの香ばしい風味。また食べたい。


朝食は、眺めのいい広間だった。
釜で炊いたご飯がすこぶる美味しかった。


中央にあるジャガイモと卵のあんかけ、私も作ってみたい。息子は卵を食べないが・・・。


足を入れられる座敷。息子は田楽味噌でご飯をペロリ。


かつて、祖父の家には離れがあって、囲炉裏が設えてあった。
囲炉裏を囲んで座り、栗の菓子を食べて、祖父が「ものすごく高かった」と恭しく出して来た茶碗で御薄を飲んだ。あの茶碗はどこへ行っただろう。きっと高いものではなかったと思う。祖父はたまにホラを吹く、愉快な老人だった。

いま思えば、あの離れも、ああ、あの離れも(いくつかあった)、あの池も、群れ泳いでいた鯉たちも、小さな滝も、すべて、バブルの賜物だった。
私自身は公務員の娘だったので、バブルの恩恵をあまり感じなかったけれど、自営業だった祖父の家を思い返すと、「あれこそがバブルか」と嘆息する。

家業を継ぐはずだった伯父が病に倒れ、はじめに逝った。祖父母も亡くなり、いとこたちは別の土地を選んで家を建てた。もう誰もあの囲炉裏端に座ることはない。

息子との日記を綴るとき、どうしても回顧主義になるのは、子供だったときの私の目線に重なるからだろう。

囲炉裏から母方の祖父を連想し、一方で、古い家の臭いからは父方の伯父を思い出した。
母屋を建て替える前の、玄関から台所まで土間打ちだった、父の実家。

カビのような、獣脂のような、植物の発酵したような、それらがない混ぜになった古い日本家屋独特の臭いは、何から発せられていただろうか。台所のだるまストーブでエイヒレなどを焼きながら、ビニール張りの円椅子に伯父や父が座って、コップ酒を飲んでいた。

大人はあんなものを食べたり飲んだりして、何が楽しいのだろう、と嫌悪したものだが、今では私はそれらが大好物な上に、憧憬からか、自宅にも土間を打った。

野蛮な話し方に知性を感じさせず、自分勝手で強引な印象の伯父だったが、彼が死んだ後に産まれた私の息子は、胎内から出たばかりのとき、顔が伯父にソックリだった。
「アッ、わたし、伯父さんを産んでしまった」
と思ったが、その後はすぐに夫に似た。あれは何だったのだろう。

「野蛮な話し方に知性を感じさせず、自分勝手で強引な印象」などと亡くなった伯父の特徴を書いたけれど、これって今の私に近いものがある。
血縁とは、やはり、切っても切れないものがある。久しぶりに、伯父に会いたいような気がする。

なんだかずいぶん脱線してしまった。。
ふたたび、恐竜の旅の続き。

宿をチェックアウトして、近隣観光へ。
余呉湖を眺めて。


余呉湖。誰もいない。と思ったら変なカップルがカマロに乗って来て、静寂を破った。

それから渡岸寺へ、十一面観音様を拝みに行った。

観光がダルいお年頃になってきた息子。
お寺の駐車場に車を停めると、「え〜歩きたくな〜い〜」などと言う。
私も子どもの頃(からつい最近まで)、旅行における観光がクソ面倒くさいと思っていたので、気持ちはわかる。でも4歳はまだ早くないか!


「恐竜とお散歩しよう」などと言っておだてて、連れ出した。


母がだ〜い好きな井上靖先生の碑ですよ!

十一面観音像は素晴らしかった、詳しくないので何がどうすごいのかわからないのだけど、素人にも訴えるものがあると思った。

説明をしてくださる方がいて、椅子に座ってお話を聞いたのだけど、息子が「もう出たい」「帰ろうよ」などと言うのでなだめるのに必死・・・。


写真撮影禁止だったから残念だったけど、ネットで画像拾いました、
全部お顔が違う、どのお顔も、自分に問いかけてくるように見える。

それでも、ひととき、白洲正子気分を満喫。
たまにはこういう旅も必要だなあ、と思った。

このところ、文学少女だったときに愛着を持っていたものと、とんとご無沙汰。
院生の頃は、先輩とよく文学をテーマにした旅に出かけて、文学碑とかお墓とか、小説の舞台とか、めぐったものだけど、本すら手にとらなくなっている。

アメリカンドラマのロケ地で、萌え〜とか言ってる場合じゃないな、たまには文学めぐりでもして、心を清めよう! せっかく鎌倉に住んでいるんだから! 
と、思ったが、さて。

昭和な写真が撮れた♪


渡岸寺から、長浜の黒壁スクエアへ。

近隣でいちばん評判のよいラーメン屋さん「こtetsu」でランチ。

濃厚な鶏のスープ〜美味!

海洋堂のフィギュア博物館へ行き、息子は恐竜のガチャガチャを、私は岡本太郎のガチャガチャを。

ここでも恐竜みつけた!

黒壁スクエアといえば、ガラス。
何かいいガラスの器があれば買い求めようと思っていたけど、ファンシー系なものばかりが目について、何も買えなかった。


炭入りのチョコソフトを食べて、泥棒のようになる息子。


どこでも恐竜を持ち歩いて♪


最後にふな寿司など、また酒のつまみを買い込んで、実家へ戻った。


ひとつ年上のいとこ。大の仲良し!

実家では、近くのプールへ行ったり、いとこと遊んだり。

花火をしよう、と買いにいったが、もうシーズンの終わりだからか、仕掛け系の花火セットしか残っておらず、仕方なくそれを購入。
隣町の打ち上げ花火をチラチラみつつ、弟の家族と花火を楽しんだ。


 こんな大きな花火を持つハメに・・・。


お約束、ヤングの天に召される姿。


息子は10日以上過ごした私の実家。
日曜日の午前中に、いざ鎌倉へ戻ろうと、車を走らせると、無念のパンク・・・。

近所でタイヤを交換して、昼も近くなったので、お店でひつまぶしを食べて、さあ、今度こそ帰ろう、と、息子にトイレへ行くように促すが、
「バァバの家でする!バァバの家に帰る!」とゴネはじめた。
そこで、 もう一度、実家に立ち寄った。

もうお別れをしたと思い込んでいたバァバが、涙目で息子を迎え入れる。
コーヒーをいただいて、今度こそ、鎌倉へ。
最後にバァバに会えて気が済んだのか、息子は素直に車に乗り込んだ。
母にも、息子にも、いいことをしたな、と思った。


子どもがゴネるとき、泣いたりするとき、無理にねじ伏せるのではなくて、少しだけその意思に添ってあげたほうが、ものごとがスムーズに進むことがある。
(もちろん、聞いてやれないワガママや、友達を傷つけるようなことがあれば、容赦なく叱りつけるのだけど)
子どもの、そのときだけの無垢でささやかな欲求、その意図を汲んで、叶えてやる余裕を、できるだけ持っていたいと思う。

鎌倉に戻って、
「今回の旅で、何がいちばんおもしろかった?」
と息子に聞いた。当然、
「恐竜!」
と答えるかと思ったが、
「バァバ!」
と答えた。
そうか、それはそれで、良かった。

4歳の誕生日おめでとう、息子。
来年は、さあ、どんな誕生日を迎えるのかな?



2015年6月2日火曜日

ピーカン遠足と土砂降り花火





うちの猫の額ほどの庭に植えた紫陽花も少しずつ色づきはじめて、いよいよ鎌倉はトップシーズンに突入しようとしている。

真っ青に晴れた5月の土曜日、息子の保育園の親子遠足が行われた。
遠足といっても、年少組は公園に集合して、敷地内を散策してまわるだけ。
来年からは、保育園に集合し、公園まで数キロの道のりを歩いて行くことになる。

息子の通う保育園は、散歩に力を入れており、晴れていればしこたま散歩。歩かせまくることで、基礎体力を付けるのが目的だ。




田んぼが広がる公園。こんな田舎が近くにあるのは、幸せなこと。

公園でのメインイベントは、崖上り。のぼってはスライディングで降りてくるを繰り返す子どもたち。お尻が真っ黒に・・・。

「いつもの仲間と、いつもと違う場所」に萌える子どもたち。
自分もそうだったなあ〜と思い出す。
息子は、数日前から遠足を心待ちにしていて、「あと何回寝たら遠足?」と何度も聞いてきた。

一番のお楽しみは、やっぱりお弁当。
しかし前夜飲みに行ったため、たいした仕込みができず、色合いも茶色めな高カロリー弁当になってしまった。おにぎりはサッカーボール型にして、幼稚園の弁当をちょっぴり意識して・・・。
「サッカーボールってどんなふうだっけ」と思いながらのりをカットし、適当に貼付けたが、こんなこと毎日やってられないわ、やっぱ給食のある保育園でヨカッターと思うダメ母・・・。

つくねは冷凍食品だが「お母さん、作ってくれてありがとう!これ、おいしいよ!」と息子。手抜き食品を喜ぶ味覚は夫に似たのだろう。

 ペロリと平らげた!と言いたいところだが、遊びが気になってかなり残され、私の胃袋へ・・・。

お弁当を食べたら解散と、あっという間に終わった遠足。
遊び足りない子どもが残って、水場で虫取りをはじめた。


このあと、Sどんに待ち受ける過酷な運命・・

私は、Aちゃんのママと水場が見えない日陰のベンチに座り、 どのパパがイケメンかという話に興じていた。
しばらくすると、残っていた園の先生たちが慌ただしく水場の方へ走っていく。
見れば、息子の親友、Sどんが水浸しで、放心状態でパパと歩いて来た。
「どうしたの?」
「小川に頭から落ちて、『犬神家の一族』状態」
「アチャー」
それは大変だったね、と、着替えを手伝ったりしていたが、よくよく聞いてみると、うちの息子がSどんにぶつかったのが原因だった。
謝ったらしいが・・・ほんとにごめんね・・・Sどん・・・!

ご存じない人のために、こんな映画です。

Sどんは犬神家トラウマにもならず、その後は楽しく虫取りをしていたから、一安心・・。
いや、息子ではなく、子どもをほったらかして日陰でおしゃべりしてた私が悪い。
ほんとにごめんね・・・!!


久しぶりに美容院でカットしてもらった息子。成長を見守ってくれる場所が地域にあるのって嬉しいものです。


そして、5月の最終金曜日は、逗子の花火大会が行われた。
この日、職場でカタログの撮影が入っていたのだが、無情の雨・・・。外国人モデルが、まるで晴れた日のような顔をして雨の中頑張っていたのが忘れられない。

天気予報では夜にはやむという話だったが、日が落ちても怪しい天気・・・。ほんとにやるのかぁ?と不審に思いながらも、職場→保育園→逗子の友人宅へのロングドライブ。

大学時代の友、K子は大阪出身で、彼女の作るおばんざいは本当にうまい。
花火を見ながら食べるお弁当のおかずを、たらふく仕込んで、私と息子を待っていてくれた。
極楽寺のAiちゃんもだが、関西出身の人ってやっぱり和食が上手。食は関西にありだなあ〜。行きたいな〜関西!大人だけで・・・。

リュックサックに、お弁当とビール、お茶をたっぷり詰めて、曇り空の下、花火へ出発。
私、息子、K子とその息子Y(小4)の4人で、手をつないで黒門の有料シートまでいそいそと歩いて行った。


ちょっとスペースは狭いけど、場所は最高の有料シート(大人1000円)。

ときおり雨がパラつくも、学生の頃からスーパーポジティブの異名を取るK子は、
「降ってない!」
と言い張り、ビールをグビグビ。息子は兄貴の膝に乗せてもらって、じっくりと花火鑑賞。
しかし、徐々にごまかしきれないほどの雨が降ってきた。
大団円の頃には、もう土砂降り!!

「頼む!早く終わってくれ!」
と思った花火大会は、初めて・・・。

帰路も激しくなる雨。
傘を持たずに行ったため、レジャーシートを頭の上で広げて、無言で歩く私たち。
海から、人ごみを避けつつ、K子宅まで約2kmの道程。
途中、尿意をおぼえた私・・・
「K子さん、こんなに降ってるんだから、歩きながらしてもわからないよね?」
「・・いいけど、確実に臭うと思うし、下半身裸になって流してから家には上がってもらうよ」
「・・だよね」
「あのさ、子どもだって我慢してるんだから、大人がやっちゃいけないよ」
「・・・だ、だよね」

いつ泣き出し、「お母さん、抱っこ〜」と言うかと内心ヒヤヒヤしていたが、息子は歯を食いしばって歩き続けてくれた。
偉い! 成長したなあ、と、雨の中、クロックスを踏みしめる息子を眺めて、ふと涙が出そうに・・・。実際は、尿意の方が強かったが・・。
散歩で足腰と根性を鍛えてくれている保育園のおかげだなあ、とつくづく思った。

家にたどり着くと、みんなで風呂に入り、冷えた体を温めた。

疲れてソファで寝てしまった子どもたち。お疲れさま!

これもいい思い出だね、と言いながら、乾杯しなおした私とK子。
2時頃までいろいろ白熱して話したけど、何を話したのかほとんど覚えていない。 主に子育てについて・・だったかな。

K子と私は同じ大学で、学部は違ったが、下宿がとても近所だった。
卒業後、地元で公務員になった彼女は、結婚で上京、私がいた銀座の編集会社でライターに転身し、その後、私と時を同じくして湘南に引っ越した。
子どもは一人で男児という境遇も同じで、夫の仕事も割と似ている。

京都での学生時代、王将の総菜をたくさん買ってビールを飲むことを「王将る(おしょる)」と言って、よくK子とやったものだけど、あの頃はまさかこんな未来が待っているとは思わなかった。こんなに縁の深い相手だったとは。

息子も今後、学校に上がり、たくさんの人と出会って、たくさんの友達を得て、ときには失って、を繰り返していくのだろう。
悩むこともあるのかな。ウェルテル、藤村操みたいに、自己に苦悶しちゃったりして・・・そんなことを考えると、ついニヤニヤしてしまう。来るべき青春時代には、母は嫌われる一方だろうけど、そんな得難い時間を傍観できると思うと、年を取るのも悪くない気がする。

最近、息子の性癖を変態呼ばわりして追いつめた両親の人生相談がFacebookなどで話題になっていたけど、あれは、息子を持つ母親として、とても参考になった。
親子とはいえ、人間には、お互いに踏み込んではいけない部分が、時にある。愛情の押し売りをしてはいけないと肝に銘じた。

そう思うと、自分の両親などは、出来た人たちだなあと改めて思う。
私がこの年齢になってようやく実感したことを、20代の若さでもう分かっていたのだから。
今になって、つくづく、執着を手放す先に、得るものが多いと感じている。

私の夫は、他人に執着がない分、逆に友人に恵まれている人間だ。息子にも、そんな風に、楽な人間関係を築ける人になってもらいたい。
「自分大好き」は、KYの極みではあるけど、他人に迷惑はかけない。いい生き方だと思う。


 将来、この父子も気楽な関係でいられますように。


鎌倉に引っ越して丸4年。 
そろそろ、梅雨がはじまる。
6月も、仕事に遊びに精を出そう











2015年5月19日火曜日

家族解散のGW

今年もGWはあっという間に過ぎ、子供たちが海で遊ぶ季節になった。

去年のGWは、益子でまさかの救急車で真岡の病院に搬送されてしまった私。
「リベンジだ!」と、今年は念のために前乗りして臨んだ益子祭り。
去年の同伴者、ICちゃんと、ICちゃん大学時代の親友Y子ちゃん(初対面)と3人で、「益子館」というホテルを予約し、リュックサックを背負ってはりきって出かけていった。

去年は新宿からのシャトルバスに乗るために、始発で自宅を出たのだが、今年は電車で小山まで行き、そこからレンタカーを借りた。
アクセス事情の悪い益子町に、この方法はとても良かった。
ストレスなく到着し、夕方には濱田庄司の記念館へ。

田舎の農家造の邸宅に、モダンな家具と焼き物が展示されたこの記念館、民藝ファンにはたまらないスポット。あれも欲しい、これも欲しい、欲しいものがゴロゴロと転がっていた。夏のはじまりを感じさせる夕景も、印象的だった。

 ずいぶん前に、カメラマンの品川さんと、ねえさんと3人で来たっけなあ!

 こんな愛らしい焼き物が展示されていて、「こういうの探して買おう」と思った。

宿泊した「益子館」というホテルが、なかなか良かった。
ラグジュアリーでも、おしゃれでも何でもな、温泉でもないのだけど、なんというのだろう・・・がんばって工夫しているのと清潔なところから、総合評価プラスという感じ。
勝手な想像だけど、たぶん、いったんは傾きかけた田舎の観光ホテルだ。これを立て直したのが、たぶん、たぶんだけど、現女将。

元芸能人だったという美人女将は、直近の町議会議員選挙で当選したらしく、あちこちに「祝当選」のお花が飾られていた。

この女将の主張がグイグイ来ている宿だった。
ロビーにはドラムセットが設置され、「シャインズ」(だっけな)という、おそらく従業員で結成したバンドが毎週土曜に演奏するとポスターが貼ってあった。
ドラムをたたくのは、女将である。
ああ、これ、写真撮っておけば良かったな。

細かいところに女性ならではの、おせっかい気味なサービスがちりばめられていた。
露天風呂は目の前に滝が!
これは朝風呂のとき、流れていなかった。夜だけのサービスだったらしい。
脱衣場には、期待通りのサンプル化粧品の数々!

私は常々思うのだけど、お高くとまっている宿にかぎって、アメニティに満足できない。
ジョンマスターズオーガニックのハンドクリームなんかいらない。かわりに基礎化粧品を用意してほしい。
馬油シャンプーでいい。化粧落としにかかとクリーム、オールインワンゲルがあると、女性はたいへん助かる。

まったく期待していなかった食事だが、これが意外と良かった。
野菜がたっぷり、オーガニックなムードを醸した、不思議な和洋折衷料理。
メインディッシュには「女将プロデュースの・・」と銘打たれていた。
朝食も、気のきいたおかずがたくさん出てきて、美味しかった。

しかし、焼き物の町なのに、食器のセンスは残念賞。
インテリアもファンシーで、壁にはあいだみつを的な額が、チラホラ。


これは前菜だったかな・・・乙女なセンスの女将ならではの食器チョイス。

そしてこの宿、何がすごいって、スタッフの働きっぷりと、女将への忠誠ぶり。
スーツを着て出迎え、フロント業務をしていたかと思えば、夕飯の給仕。朝には朝食の給仕に、売店でレジまで打っていた。これ、すべて同じ女性。なんでもできるんだ・・。
夕飯のときに、スタッフに「女将はいますか」と言うと、「多忙でして・・。朝に、運がよければ、会えるかもしれないですね、運がよければ」と2度「運がよければ」を言われた。
運悪く、実物の女将に会うことはできなかった。

それでもみんな嬉しそうに働いており、女将の話をするときなんかは、崇敬のまなざしになり、まあ、このあたりではいい職場であり、相当やり手な女将なのだろうなあ。
 
翌日は、朝から精力的に陶器を買いあさった。
買いすぎてリュックにも入らず、Y子ちゃんにエコバッグを拝借する始末。レンタカー返却予定時間に間に合うぎりぎりまで、陶器を見て見て見まくった。
この食いしん坊の私が、ランチはホットドック1つ立ち食いしただけ!

帰りも小山からグリーン車に乗り、ビールを飲んでおしゃべり三昧。
楽しかったなあ〜!
去年の失敗を取り返したぞ!
また行こうね、ICちゃん、Y子ちゃん。

今年私が益子で買ったもの・・・♪

 鶏のカタチの入れ物に、何の動物かわからない絵が描かれた小皿。

 この水色の器は、スターネットで100円だった! ピンクも買ってしまった。

 豚がついたお皿に・・・

ロバがついたオーブン皿! これでジャガイモのグラタンをたっぷり作ろう・・・

これらは、購入したもののほんの一部。どれもこれも、気に入ってる〜♡


さて、楽しい益子旅の後、本格的なGWがスタート。
今年もまた実家から母が来てくれて、息子を引き取ってくれた。

小田原城の藤が見頃! 


 どらやき屋さんでひとやすみ。

去年と同じように、小田原駅からバァバと一緒に新幹線へ乗り込んだ息子。
今年も涙の一粒も流さず、大喜びで私と夫から離れて行った・・・。

小田原で息子を見送った私と夫は、その足で箱根の天山へ日帰り温泉。
夜は近所のおいしい和食屋さんへ。カウンターで食事、これは子供がいないときだけのお楽しみ。
いい気分で家までぶらぶら歩いていると、線路沿いのイタリアンで食事をしているご近所さんを発見。
食後は家へ来るようにと強引に誘って、その夜は2時まで飲んだ。

一年で一番、外での食事が楽しい季節だもんね・・・混むの当たり前か。

翌日から仕事合宿へ。
このGWは、客足がすごかった。
朝から晩まで、足を棒にして働きまくり、オバサンはもうヘトヘトです。


 まかないでは、アフタヌーンティーの試作品食べまくり〜。

合宿したのは、店の近くに引っ越してきたシェフけんちゃんの新居。女子スタッフ3人がお世話になりました。女性向けのシャンプー&リンスなどが用意してあって、快適だったなあ〜。
毎晩飲んで語るぞ、と思っていたけど、連日疲れすぎて、あまり夜更かしできなかった。


離れている間、毎日、息子に電話した。
おしゃべりが上手になっているので、電話でもけっこうしっかり会話ができた。

母からは、毎日息子の写真が送られてきた。
仕事中、ひそかにそれを眺めては、悦に入る私・・・。
子どもって、離れていればいるほど愛おしく、かわいいんだよな〜(勝手な論理)。

 いとこと近所のコメダにて。いい笑顔してる〜。


バァバとジィジに、毎日近所のショッピングセンターやコンビニで何か買ってもらっていたらしい。

私が課した宿題も、バァバの監督下、毎日こなしていた息子。
バァバに預けた1週間の間に、自力で本が読めるまでに成長していた。
私も合宿だったけど、息子も合宿だったんだなあ! お互いに頑張ったよねえ。
まあ、一番頑張ったのはジジババだけどね・・・いや、感謝感謝です!
 

 「ワークをやったらお菓子がもらえる」作戦。


苦手な文字は何度も練習!すべて「お菓子食べたいから」。


GW中はほとんどひとりぼっちだった夫。
息子を実家へ迎えにいき、戻ってみると、今のテーブルに山ほど恐竜の折り紙が作ってあった。
暇だったんだな・・・。

なかなかの出来に、息子は大喜び。
「お父さんはすごい!」
ちょっと父親としての威厳を見せたわが家のヤングであった。

難しい名前の恐竜も、息子のおかげでおぼえました。


そして、最近は、ちょっと規則正しい生活を心がけている私。
いい加減に重くなりすぎた体をなんとかするため、生活を見直すことにした。

夜は早めに寝て、朝5時前に起きて、すぐ筋トレ。
腹筋30回とか、腕立て20回とか、ローテーションで、ほんの少しだけ。
そして、近所のお寺まで歩いていって、長い階段をのぼり、お墓の脇の小道を抜けて、帰りは走って戻ってくる。
と、たった30分くらいの運動なのだけど、先週から続けている。
食事は、なるべく控えめにして、夜は炭水化物をやめて、7時までに食べ終える。
1週間で、800gくらいしか減らないけど、まあ、地道に続けてみようと思っている。

ダイエットの効果はまだまだこれからというところだけど、早起きの習慣は、やっぱりいいなあ、と思う。 少し運動してからシャワーを浴びるとさっぱりして、いろいろなことがしたくなる。掃除をして、弁当、朝食以外に常備菜もいくつか作ることができる。
身支度をするのも余裕があるし、息子との時間も無理なく取れる。

ヨコミネ理事長が、3歳になったら読み聞かせをやめろと言っていたので、最近は「順番本読み」をやっている。
私が1行読んだら、次の行を息子が読む。

これだと、時間が稼げて、非常にいい。
息子はまだスラスラとは読めないので、1行に一生懸命の拾い読み。
この1行の間に、畳んだ洗濯物やテーブルの上を片付けたりできる。
何もそんなスキにやらなくとも、と思われるかも知れないけど、家事というのは、気付いたときにチョチョチョッとしたいのだ。
以前のようにがっつりと本を読み聞かせしているとできなかったことが、少しずつできるようになってきた。

子育ては、母親の家事業もスキルアップさせてくれるんだな、と最近気付いた。
泣かせたくないから早くやる。少しのスキも無駄にしたくないから工夫する。いかに野菜を食べやすく調理するか、考える。などなど。

家族解散のGWも終わり、再集合して平常の暮らしが戻ってきたわが家。
こうして規則正しい平日を繰り返していると、息子の機嫌も体調もいい。
休日にがっつり遊ぶために、毎日早寝早起きを続けよう♪




2015年3月24日火曜日

親バカですいません

春が来た・・・あっと言う間に・・・。

仕事していると、よく聞くのだけど、
「バタバタしてまして」っていう言い方が一番苦手だ。

「アンタが稼ぐためにやってる仕事の効率が悪いからバタついて人に迷惑かけているんでしょう」と言いたい。

が、このところ、ついこの忌むべき言葉を発してしまいそうになる。
なんだか慌ただしく、毎日が過ぎていって、気分的には、息を止めてクロールして対岸を目指しているような、そんな感じなのだ。

仕事は前のフルタイム(っていうかそれ以上に…)で働いていたときほどハードにやっていないのだけど、何がこう、私を忙しくさせているのだろうと考えると、やっぱりやっぱり、それは子育てなのである。

保育園のお迎えの前に、渋滞に巻き込まれてイライラ、この間なんか遅刻しそうだから保育園に電話しようかと電話を持ってたら警察につかまってしまうしムカムカ、さてお迎えした後にスーパーに寄って、家に帰って料理をしている最中に、足下で息子が「お腹すいてんですけど」などと言ってくる。ああ、結局全自動食洗機買ってない、ほしいな、と思いながら、妖怪ウォッチなどを見せてお皿を洗い、元気を振り絞って息子と恐竜のおもちゃたちと一緒に風呂に入り、洗濯物を畳み、まあ、畳まないこともある、翌朝の弁当の仕込みをチェックし、歯磨きをし、息子の仕上げ磨きをし、自分の髪を乾かすときにはヘトヘトで、座り込んでいる。

とはいえ、毎晩9時半には就寝しているのだから、仕事で終電帰りしていた時なんかよりよっぽど元気なはずなのに、なぜ、なぜこんなに、疲れてしまうのか。
Say yes!  I'm just a BBA……。

息子は、幼稚園へ行く子であれば、いよいよ年少に上がる春。
自分でトイレに行けるようになったし、さいきんは好き嫌いも減ってきた。着替えるし、脱いだパジャマは自分で畳むし、片付けだって、言えばするようになった。
「薄皮をはぐように子育ては楽になる(by中学時代の親友T子)」とはよく言ったもので、気付くと、ああ、助かるなあ、ということも多い。

がしかし、やはり、まだまだ母親に甘えたいお年頃。
身の回りのことができるようになることと、情緒の発達はまた、別進行なのだった。
「今だけはトイレはお母さんと行く!」「お風呂もお母さんと入る!」「(ご飯を)お母さん、食べさせて!」「こっち見て!ずっと見て!いーっぱい見てて!」「新聞読んじゃダメ!これ読もう(恐竜の字が多いヤツ持ってくる)」
赤ん坊のときほどではないにしても、こうしていちいち作業をストップさせられて、フラストレーションがたまるのは、相変わらず……。
テレビも、ニュース番組が見たいんだけど、妖怪ウォッチかドラえもんくらいしか見せてもらえない。極力テレビをつけている時間を減らしたいから仕方がないのだけど。
ビールを飲みながらバラエティ見ていたあの時間は、ここ3年ほど紛失中だ。

今度の4月になるまで待とう、と思っていたのだけど、あまりにも本を読んであげる時間が惜しいので、自分で読めるようにボチボチ字を教えることにした。
ところが、こちらの都合で、疲れているのでなかなか学習も進まず、相変わらず「読んで!」……トホホ…
今度朗読CD付きの本買ってこよ!そうしよ!私も小さいとき、そういうのあったわ、家に!

子どもが幼いときは、将来賢い子になるように、しっかり教えるぞ〜なんて思っていたが、いざその年頃になると、こんな大変なものだとは思わなかった。
何が大変って、「継続」。自分のダイエットも毎日続かないのに、子どもに何か教えるなんて、いや〜、難しい。
おそらく、どんな教材も、継続さえすればその子は伸びる。ようは親がやる気を出すか出さないか。

それにしても、この息子に対する学習計画のやる気の無さは、やはり、自分の世界が、すでに子ども中心ではなくなっていることも大きい。
赤ちゃんのときはつきっきりで、子どものことばかり考えていた。だから、「あれも、これも、教えよう」なんて考えていたものだ。
今はどちらかというと、いかに仕事や家のことをこなして、早く寝るかに執念を燃やしている私は、鬼コーチにはなれないのであった。

考えてみれば、それはそれでいいような気がする。
所詮、親は教師にはなれないし、ならないほうがいい。 息子の教育に執念を燃やしたりしていたら、子離れの時期に燃え尽きてしまうだろう。

まあ、最低限、やれることは、やりますが……。
やれる範囲で……。

最近、とあるママ友から、なかなかに斬新な意見を聞いた。
「中途半端に優秀だと、企業に使い捨てられて、海外の僻地などへやられたりして本人がかわいそうだから、地元でソコソコなとこに就職させて、近場で結婚して子どもを作るような、平々凡々に暮らすための教育でいい」

これまで彼女からは、まったく子育てや教育の話が出てこなかったから、どういう考えなのだろう、と思っていたのだが、その言葉を聞いて、ほほう、と納得した。
なるほど、いろんな人の意見があるものだ。

私の祖父は、私が大学に行くと決まったとき、お祝いの言葉ではなく、
「女がそんなところに行ってどうするんだ。ろくなことがない」
と言って、当時私はたいへん憤慨したものだけど、いまなら祖父の言うことが多少分かる気がする。

また、別のお友達がこう言った。彼女は20代の娘が2人いるのだが、
「大学よりも就職よりも難しいのが結婚」
……うーん、私も、この年齢になると、この言葉が大いに響くのであった。

息子が大人になるとき、日本がどんな社会になっているのか、まったく想像がつかない。だから、教育については、「こうすれば間違いない!」という方向がまったく見えなくて、なんとなく、いろいろと迷ってしまう。

だけれども、結局、人間は生まれ落ちたところで、精一杯生きるしかないわけで、夫と私を選んで生まれてきた息子は、この生活のなかで当たり前に育ち、思春期をこえたら、自身で選択をしていくことになる。ただ、その選択は必ず自身でしなければならないこと、且つその選択に後悔する必要がないことだけは、教えてやらないといけないと思っている。

自分が毎日忙しいということから、教育論(どこがw)にまで脱線してしまった。


 
 「僕はどんな大人になるか、見てみよう……」

 さて、2月には、毎年行われる保育園の生活発表会があった。
子どもたちが一生懸命練習して、歌や寸劇などを披露する。
息子が属する「2歳児クラス」の演目は、「はらぺこあおむし」という絵本をベースにした、ミュージカル(って言っていいのかな) であった。


 「お日さまが登って〜♪ あたたかな日曜日の朝〜♪」

あおむしを模した衣装がかわいいのなんの……。
息子も声を張り上げて歌っていた。
リハーサルでは緊張してかたまっていたらしい皆、本番では完璧な内容で、親たちも絶賛。



当年度のクラス担任は、2人とも40代後半くらいのベテラン保育士。
前のクラスまで、20代の若い先生が受け持っていたので、「どうかな…」と思っていたが、結果的に、この年齢をベテラン保育士に見てもらえたのはとてもありがたかった。
完璧主義の主担任K先生による、程よい飴と鞭で、子どもたちは大きく成長した。

ついに4月からは、保育園6年間も折り返し。残り半分の「お兄さんお姉さんクラス」に進級する息子。3学年が同じ部屋で過ごす異年齢教室で、またまたぐっと成長しそうで、楽しみだ。

 季節ごとに手作りの飾りを持ち帰ってくれる。嬉しいけど、どんどんたまるので、写真を撮ってはさっさと捨てている。


3年も通っている保育園では、すっかり仲間意識も出来て、楽しそうな息子。
ところが、しばらく通っている唯一の習い事の方では、大きな壁に当たっていた。

英語の体操教室、マイジムというところに、1年半ほど行かせている。
はじめは、親と一緒にプレイするので、喜んで行っていたのだが、数ヶ月前から、親子分離でプレイするクラスに進級した。
ふだん、保育園に行っている息子のことだから、特に問題もなくこなすだろう、と考えていたのだが、急に、毎回大泣きするようになってしまった。
何が理由なのかよくわからない。とにかく、「お母さんと!」。夫がいれば「お父さんと!」。分離を拒み、大好きな運動もほとんどせずに、泣きわめく。
いつも泣いてパニックになっているので、新しいお友達もできない。
前々から一緒に通っている、Honamiちゃんというお友達だけが頼りで、彼女がいないと泣いてしまう。

私がいるから甘えが出るのだろう、と、先日は、父子で出かけたところ、最初から泣き叫び、10分ほどで、夫が怒ってすぐに帰ってきてしまった。うちの夫、温和に見えるが、たいへん短気なのだ。

こんなことを繰り返しているので、夫が「もう辞めさせよう」と言い出した。
私も、もう辞めさせようかな、とちらっと考えた。

このマイジム、月会費が2万円に消費税。週に一度のプレイタイムと、週に3、4日ほどある自由参加の時間があるのだが、多忙な私はプレイタイム以外の時間に連れて行くことができない。だから、週に1度。
つまり、1回、5000円。
正直、高い。
 英会話と体操を、別々に行かせる手間を考えると、多少高くてもいいか、と思って(これぞ共稼ぎの典型w)、こちらを選んで行かせ始めたのだけど……こんなに高いお金を払って、毎回泣いて帰ってくるのでは、たまったもんじゃない。

近所でよさげな英会話教室はないものか、と、探してみた。
それでも、英語だけを3歳児に教えるのにまだ抵抗があって、なかなかコレという教室が見つからない。

それに、理由もわからないのに、泣いていやがるからといってすぐ辞めさせるのも、どうなのだろう、と抵抗があった。本人は、いつも家を出るときはやる気マンマン、マイジムTシャツを自ら着て、ウキウキ車に乗り込む。教室に着くまでも元気。さあ、靴を脱いで、始まるぞ!というときに、いつも泣き出す……。

なぜだろう、どうしたらいいんだろう、と、少し考えてしまったが、そのうち、「まあ、きっとそのうちケロッとやるようになるだろう」と思った。その時まで、お金はドブに捨ててもいいから、待とう、と決めた。やめるなら、元気いっぱいやっている姿を見てからだ!!と。

翌週、息子は突然ブレイクスルーした。
元気いっぱいに飛び出していき、誰よりも張り切ってプレイ。大好きなHonamiちゃんもいるけども、ほかの子とも交流を持とうと積極的だった。

その姿を見ながら、そうだった、子どもはジグザグ成長するんだった、と思った。
まっすぐ右肩上がりで成長しないのが、子どもだ。
三上満さんの言葉に、「子どもはジグザグ発展途上人」というのがあって、その通りなのだった。

マイジムは高いし、ずっと続けるかどうかはわからない。
年齢も上がり、いろいろな習い事を選べるはずなので、もっとリサーチしようとは思っている。
でも、将来、何か習い事や学習でつまづいたときに、すぐに『向いていない』諦めるのではなく、じっと見守ることが大事なんだなあ、と、しみじみ思った。


その日、マイジムをしっかり満喫した後で、ご褒美に、家族で小田原に出かけた。
おさかなセンターのそばにある、和食店でランチ。


オープン時間前に行ったのに、1時間待たされたってどういうこと!

でも久しぶりに食べた天丼…おいしかった〜

息子もお子さまランチ、たくさん食べたね!

お父さんはゴージャス穴子丼!

ご飯の後は、生命の星・地球博物館へ。
なんとこの日、何かの記念日で、入館無料♡

入ったところに展示してある恐竜の骨を見て、私が
「わ〜、ティラノみたいなのあるよ!」
と息子に言うと、
「違うよ。チンタオサウルスだよ」

見ると、本当にチンタオサウルスだったので、仰天……。
男の子のオタク気質には驚くばかり。

 無料で入ります!

恐竜の折り紙も無料でもらえたよ!

恐竜大好きな息子は終始ご満悦♪

 「アザラシやオットセイの見分けがつくようになりたい」と言っていた夫、念願かなってそれ系の剥製がたくさんあるところに来れたね…
って水族館のほうがいいね


博物館には図書館もあって、息子は恐竜の本を読みあさる(←夫が読んでやる)。そのスキに昼寝をする私。有意義な時間が過ごせました。

その後、山道を登って、一夜城のヨロイヅカファームへ。
やたら混んでて、またどれもこれも価格設定が高い。
息子にせがまれてプリンソフトを買って与えたが、ミニストップのほうが美味しかった。

 「美味しいね!」いや、ミニストップのプリンソフトのほうがコスパすごいんだって。

「ここ、大好き!」と息子。小田原は、すぐに田舎が広がって、素敵。

 なかなかセクシャルな石像を見つけて、よくわからずおどける息子。

博物館で買ってあげた、卵型の化石発掘玩具を、家で楽しむ父子。
楽しい一日だった。

 憧れの「発掘作業」を体験した息子。


この次の週も、マイジムは泣くことなく、元気にやっていた。


やることがたくさんある日々にアップアップしながらも、子育てのご褒美か、ときおり、心から笑えて、心から楽しいと思える家族の時間が訪れる。
そのひとときは、それまで積み重なったすべてのイライラを一瞬で吹き飛ばしてくれるくらいのパワーがある。

 息子に、夫に、感謝しつつ、この春も、荒野を行く戦車のように、すべてを踏みならして進んでいく私であった!!